权利要求:
【請求項1】
入口側通気管と、前記入口側通気管と連通し前記入口側通気管よりも断面積が大きい拡張部と、前記拡張部と連通し、前記拡張部よりも断面積が小さい出口側通気管と、
前記拡張部の前記入口側通気管との接続部および前記出口側通気管との接続部の少なくとも一方に、前記接続部から前記拡張部内に向かって、断面積が漸次拡大する開口部構造と、
少なくとも前記拡張部の内周面と前記開口部構造の先端との間に配置される吸音材と、を有し、
前記開口部構造は、周面の一部に先端から根元側に向かって切り込み部を有し、
前記切り込み部の幅は、根元側から先端に向かって漸次広がっており、
前記入口側通気管の中心軸および前記出口側通気管の中心軸が、鉛直方向に平行に配置され、
前記拡張部の鉛直方向の下側の側面に前記切り込み部を有する前記開口部構造が配置される、通風型消音器。
【請求項2】
前記拡張部の前記入口側通気管との接続部および前記出口側通気管との接続部の両方に、前記開口部構造を有する、請求項1に記載の通風型消音器。
【請求項3】
前記吸音材が多孔質吸音材である、請求項1または2に記載の通風型消音器。
【請求項4】
前記多孔質吸音材が、樹脂からなる母材と、前記母材の表面の、樹脂不織布からなる表層とを有し、
前記多孔質吸音材は、前記表層側が前記開口部構造側に向けて配置されている、請求項3に記載の通風型消音器。
【請求項5】
前記多孔質吸音材の前記母材となる樹脂の吸水率が0.5%以下である、請求項4に記載の通風型消音器。
【請求項6】
前記入口側通気管の中心軸と前記出口側通気管の中心軸とが一致しており、
前記多孔質吸音材は、前記拡張部の内周面に沿って前記中心軸方向の全域に配置される、請求項3~5のいずれか1項に記載の通風型消音器。
【請求項7】
前記多孔質吸音材が、前記開口部構造の最大径部と接している、請求項3~6のいずれか1項に記載の通風型消音器。
【請求項8】
前記開口部構造は、貫通孔を有さない、請求項1~7のいずれか一項に記載の通風型消音器。