公开(公告)号:
JPWO2022209406A1
摘要:
嵌合部および開口部等の隙間からの匂い成分の漏れを防止すること。 匂い成分保持部材101は、内部空間R1、R2と、内部空間R1、R2を外部に開放する第1開口部124、131および第2開口部125、132と、第1開口部124、131および第2開口部125、132の少なくとも一方を開閉可能に可動する可動部123、126と、を有し、スタック構造に配置された複数の筐体111、112と、筐体111の内部空間R1に配置され、匂い成分を保持する匂い成分保持体130と、を備え、前記第1開口部、前記第2開口部、前記可動部、および前記匂い成分保持体が、前記複数の筐体が積み重ねられた方向と略平行に配置され、前記可動部は、定常時に前記第1開口部および/または前記第2開口部を密閉し、前記内部空間の開放時に前記第1開口部および/または前記第2開口部を開口する。
权利要求:
1. 内部空間と、前記内部空間を外部に開放する第1開口部および第2開口部と、前記第1開口部および前記第2開口部の少なくとも一方を開閉可能に可動する可動部と、を有し、スタック構造に配置された複数の筐体と、
前記複数の筐体のいずれかの内部空間に配置され、匂い成分を保持する匂い成分保持体と、
を備え、
前記第1開口部、前記第2開口部、前記可動部、および前記匂い成分保持体が、前記複数の筐体が積み重ねられた方向と略平行に配置され、
前記可動部は、定常時に前記第1開口部および/または前記第2開口部を密閉し、前記内部空間の開放時に前記第1開口部および/または前記第2開口部を開口する、匂い成分保持部材。
2. 前記複数の筐体のいずれかの内部空間に、残存した匂い成分を脱臭する脱臭剤をさらに備える、請求項1に記載の匂い成分保持部材。
3. 前記脱臭剤が、前記内部空間を通過する風の通風流路から離れた位置に配置されている、請求項2に記載の匂い成分保持部材。
4. 前記可動部が、動作軸と、前記動作軸の端部に接続された密閉弁と、前記第1開口部および/または前記第2開口部の密閉方向に付勢された弾性体と、を有する、請求項1に記載の匂い成分保持部材。
5. 前記可動部が、前記第1開口部の第1開閉位置と前記第2開口部の第2開閉位置との間の公差を吸収する公差吸収部を有する、請求項1に記載の匂い成分保持部材。
6. 前記可動部が、前記第1開口部および前記第2開口部の開閉方向に直動する直動機構である、請求項1に記載の匂い成分保持部材。
7. 前記可動部が、駆動源および/または磁気手段により着脱可能な着脱部を有する、請求項1に記載の匂い成分保持部材。
8. 前記匂い成分保持体が、前記可動部の周囲に配置されている、請求項1に記載の匂い成分保持部材。
9. 前記匂い成分保持体が、風を通す貫通孔を有する、請求項1に記載の匂い成分保持部材。
10. 前記匂い成分保持体が、多孔質に形成されている、請求項1に記載の匂い成分保持部材。
11. 定常時に前記内部空間を密閉し、外部装置へ装着時に前記内部空間を開放するロック機構をさらに備える、請求項1に記載の匂い成分保持部材。
12. 前記筐体同士の嵌合部に、密閉構造が形成されている、請求項1に記載の匂い成分保持部材。
13. 前記密閉構造は、ねじ切り部および/またはOリングである、請求項12に記載の匂い成分保持部材。
14. 前記嵌合部に、オイルシール材および/または弾性素材を有する、請求項12に記載の匂い成分保持部材。
15. 表面が、ガス低透過性の樹脂、有機高分子、有機低分子、有機金属、金属、金属膜のいずれか一つ、または、これらの複数の組合せから選択された材料で形成されている、請求項1に記載の匂い成分保持部材。
16. 内壁面が金属で形成されている、請求項1に記載の匂い成分保持部材。
17. 前記匂い成分保持部材は、匂い提供装置に装着されるカートリッジである、請求項1に記載の匂い成分保持部材。
18. 内部空間と、前記内部空間を外部に開放する第1開口部および第2開口部と、前記第1開口部および前記第2開口部の少なくとも一方を開閉可能に可動する可動部と、を有し、スタック構造に配置された複数の筐体と、
前記複数の筐体のいずれかの内部空間に配置され、匂い成分を保持する匂い成分保持体と、
を有する匂い成分保持部材と、
前記可動部に連結し、前記可動部を駆動する駆動機構部と、
を備え、
前記第1開口部、前記第2開口部、前記可動部、および前記匂い成分保持部材が、前記複数の筐体が積み重ねられた方向と略平行に配置され、
前記可動部は、定常時に前記第1開口部および/または前記第2開口部を密閉し、前記内部空間の開放時に前記第1開口部および/または前記第2開口部を開口する、匂い提供装置。
19. 請求項18に記載の匂い提供装置を複数配列した匂い提供ユニット。
背景技术:
【0002】 従来、匂い成分を保持する匂い成分保持部材が格納された格納装置に空気を供給し、気化した匂い成分の空気の流れによって放出させることにより、利用者に匂いを提供する技術が提案されている。
【0003】 例えば、特許文献1には、円筒状で、内部の空洞が匂い成分輸送気道となり、側面の一部に開口部を備える遮蔽筒と、内部に匂い成分が収納され、該遮蔽筒の外面に設けられ、遮蔽筒側の側面に開口部を備える匂い成分容器と、前記匂い成分輸送気道の一端に送風可能な送風手段を備え、前記遮蔽筒と前記匂い成分容器が密着しながらの相対的な回転動作によって前記遮蔽筒の開口部と前記匂い成分容器の開口部を重ねることにより、前記匂い成分容器内部と前記匂い成分輸送気道を貫通状態とすることが可能であり、前記遮蔽筒と前記匂い成分容器が密着しながらの相対的な回転動作によって前記遮蔽筒と前記匂い成分容器の一方の開口部と一方の開口部以外の部分を重ねることにより、前記匂い成分容器内部と前記匂い成分輸送気道を非貫通状態とすることが可能であることを特徴とする匂い提供装置が提案されている。
【0004】 特許文献1に記載の匂い提供装置によれば、意図しない匂い成分の放出を抑えることができるとともに、適切なタイミングで匂いを提供することができるとされている。
【0005】特開2013-094436号公報
发明内容:
【発明が解決しようとする課題】
【0006】 しかしながら、特許文献1の匂い提供装置では、匂い成分を保持する容器とケースとの嵌合部や、外部と連通する匂いの出入り口等の開口部から、匂い成分が漏れることが考えられる。これにより、匂い成分が劣化(揮発による弱化と酸化による変質)したり、混ざったり、ケース等に貼り付けたラベルを溶かしたりするなどの問題が生じるおそれがある。
【0007】 そこで、本技術では、嵌合部および開口部等の隙間からの匂い成分の漏れを防止することができる匂い成分保持部材、匂い提供装置、および匂い提供ユニットを提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】 本技術では、内部空間と、前記内部空間を外部に開放する第1開口部および第2開口部と、前記第1開口部および前記第2開口部の少なくとも一方を開閉可能に可動する可動部と、を有し、スタック構造に配置された複数の筐体と、前記複数の筐体のいずれかの内部空間に配置され、匂い成分を保持する匂い成分保持体と、を備え、前記第1開口部、前記第2開口部、前記可動部、および前記匂い成分保持体が、前記複数の筐体が積み重ねられた方向と略平行に配置され、前記可動部は、定常時に前記第1開口部および/または前記第2開口部を密閉し、前記内部空間の開放時に前記第1開口部および/または前記第2開口部を開口する、匂い成分保持部材を提供する。
前記複数の筐体のいずれかの内部空間に、残存した匂い成分を脱臭する脱臭剤をさらに備えていてもよい。
前記脱臭剤が、前記内部空間を通過する風の通風流路から離れた位置に配置されていてもよい。
前記可動部が、動作軸と、前記動作軸の端部に接続された密閉弁と、前記第1開口部および/または前記第2開口部の密閉方向に付勢された弾性体と、を有していてもよい。
前記可動部が、前記第1開口部の第1開閉位置と前記第2開口部の第2開閉位置との間の公差を吸収する公差吸収部を有していてもよい。
前記可動部が、前記第1開口部および前記第2開口部の開閉方向に直動する直動機構であってもよい。
前記可動部が、駆動源および/または磁気手段により着脱可能な着脱部を有していてもよい。
前記匂い成分保持体が、前記可動部の周囲に配置されていてよく、風を通す貫通孔を有していてもよく、多孔質に形成されていてもよい。
定常時に前記内部空間を密閉し、外部装置へ装着時に前記内部空間を開放するロック機構をさらに備えてもよい。
前記筐体同士の嵌合部に、密閉構造が形成されていてもよい。
前記密閉構造は、ねじ切りおよび/またはOリングであってもよい。
前記嵌合部に、オイルシール材および/または弾性素材を有していてもよい。
表面が、ガス低透過性の樹脂、有機高分子、有機低分子、有機金属、金属、金属膜のいずれか一つ、または、これらの複数の組合せから選択された材料で形成されていてもよい。
内壁面が金属で形成されていてもよい。
前記匂い成分保持部材は、匂い提供装置に装着されるカートリッジであってもよい。
【0009】 また、本技術では、内部空間と、前記内部空間を外部に開放する第1開口部および第2開口部と、前記第1開口部および前記第2開口部の少なくとも一方を開閉可能に可動する可動部と、を有し、スタック構造に配置された複数の筐体と、前記複数の筐体のいずれかの内部空間に配置され、匂い成分を保持する匂い成分保持体と、を有する匂い成分保持部材と、前記可動部に連結し、前記可動部を駆動する駆動機構部と、を備え、前記第1開口部、前記第2開口部、前記可動部、および前記匂い成分保持部材が、前記複数の筐体が積み重ねられた方向と略平行に配置され、前記可動部は、定常時に前記第1開口部および/または前記第2開口部を密閉し、前記内部空間の開放時に前記第1開口部および/または前記第2開口部を開口する、匂い提供装置を提供する。
さらに、本技術では、上記匂い提供装置を複数配列した匂い提供ユニットを提供する。
【発明の効果】
【0010】 本技術によれば、嵌合部および開口部等の隙間からの匂い成分の漏れを防止することができる。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、又は上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果又は本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。