光硬化性組成物、立体造形物、及び歯科用製品

公开(公告)号:
JPWO2022009880A1
公开(公告)日:
2022-01-13
申请号:
JP2022535345
申请日:
2021-07-06
授权日:
-
受理局:
日本
专利类型:
发明申请
简单法律状态:
有效
法律状态/事件:
授权
IPC分类号:
-
战略新兴产业分类:
-
国民经济行业分类号:
-
当前申请(专利权)人:
三井化学株式会社
原始申请(专利权)人:
三井化学株式会社
当前申请(专利权)人地址:
東京都中央区八重洲二丁目2番1号
工商统一社会信用代码:
-
工商登记状态:
其他
工商注册地址:
-
工商成立日期:
1912
工商企业类型:
-
发明人:
-
代理机构:
-
代理人:
-
摘要:
光硬化性組成物であって、光硬化性組成物に対し波長405nmの可視光を照射量11mJ/cm2にて照射して厚さ50μmの硬化層P1を形成し、硬化層P1を厚さ方向に積層させることにより、長さ40mm、幅10mm、厚さ0.5mmの矩形板形状の造形物P1を形成し、造形物P1に対し、波長365nmの紫外線を照射量3J/cm2にて照射する条件の光造形により、長さ40mm、幅10mm、厚さ0.5mmの矩形板形状の試験片P1を作製し、試験片P1について、動的粘弾性測定により、昇温範囲25℃~300℃及び昇温速度3℃/分にて昇温しながら測定周波数1Hzにて貯蔵弾性率を測定した場合に、135℃における貯蔵弾性率が、3.0×108Pa以上である、光硬化性組成物。
技术问题语段:
-
技术功效语段:
-
权利要求:
1. 光重合性成分と、光重合開始剤と、を含有する光硬化性組成物であって、  前記光硬化性組成物に対し波長405nmの可視光を照射量11mJ/cm2にて照射して厚さ50μmの硬化層P1を形成し、前記硬化層P1を厚さ方向に積層させることにより、長さ40mm、幅10mm、厚さ0.5mmの矩形板形状の造形物P1を形成し、前記造形物P1に対し、波長365nmの紫外線を照射量3J/cm2にて照射する条件の光造形により、長さ40mm、幅10mm、厚さ0.5mmの矩形板形状の試験片P1を作製し、作製された前記試験片P1について、動的粘弾性測定により、昇温範囲25℃~300℃及び昇温速度3℃/分にて昇温しながら測定周波数1Hzの条件にて貯蔵弾性率を測定した場合に、135℃における貯蔵弾性率が、3.0×108Pa以上である、 光硬化性組成物。 2. 前記135℃における貯蔵弾性率が、3.5×109Pa以下である、請求項1に記載の光硬化性組成物。 3. 前記光重合性成分が、  2つの(メタ)アクリロイルオキシ基と、環状構造と、を有し、一方の(メタ)アクリロイルオキシ基中のオキシ基を形成する酸素原子と、他方の(メタ)アクリロイルオキシ基中のオキシ基を形成する酸素原子と、の間の距離が、15.0Å以上であるジ(メタ)アクリルモノマー(A)、  2つの(メタ)アクリロイルオキシ基を有し、一方の(メタ)アクリロイルオキシ基中のオキシ基を形成する酸素原子と、他方の(メタ)アクリロイルオキシ基中のオキシ基を形成する酸素原子と、の間の距離が15.0Å未満であるジ(メタ)アクリルモノマー(B)、及び、  3つ以上の(メタ)アクリロイルオキシ基を有するポリ(メタ)アクリルモノマー(C) のうちの少なくとも1つを含む、請求項1又は請求項2に記載の光硬化性組成物。 4. 前記光重合性成分が、  前記一方の(メタ)アクリロイルオキシ基中のオキシ基を形成する酸素原子と、他方の(メタ)アクリロイルオキシ基中のオキシ基を形成する酸素原子と、の間の距離が異なる2種類の前記ジ(メタ)アクリルモノマー(A)を含むか、 又は、  前記ジ(メタ)アクリルモノマー(A)と、1つの(メタ)アクリロイルオキシ基と分岐構造及び環状構造の少なくとも一方とを有するモノ(メタ)アクリルモノマー(D)及び前記ジ(メタ)アクリルモノマー(B)の少なくとも一方と、を含む、 請求項3に記載の光硬化性組成物。 5. 前記光重合性成分が、前記ジ(メタ)アクリルモノマー(B)を含み、かつ、  前記ジ(メタ)アクリルモノマー(B)を2種以上含むこと、  1つの(メタ)アクリロイルオキシ基を有するモノ(メタ)アクリルモノマーを含むこと、及び、  2つの(メタ)アクリロイルオキシ基を有する前記ジ(メタ)アクリルモノマー(B)以外のジ(メタ)アクリルモノマーを含むこと のうちの少なくとも1つを満たす、 請求項3に記載の光硬化性組成物。 6. 前記光重合性成分が、  前記ポリ(メタ)アクリルモノマー(C)と、  1つの(メタ)アクリロイルオキシ基を有するモノ(メタ)アクリルモノマー及び2つの(メタ)アクリロイルオキシ基を有するジ(メタ)アクリルモノマーの少なくとも一方と、 を含む、請求項3に記載の光硬化性組成物。 7. 前記ジ(メタ)アクリルモノマー(A)、前記ジ(メタ)アクリルモノマー(B)、及び前記ポリ(メタ)アクリルモノマー(C)の総含有量が、(メタ)アクリルモノマー成分の全量に対し、50質量%以上である、 請求項3~請求項6のいずれか1項に記載の光硬化性組成物。 8. 前記光重合性成分が、  2つの(メタ)アクリロイルオキシ基と、環状構造と、を有し、一方の(メタ)アクリロイルオキシ基中のオキシ基を形成する酸素原子と、他方の(メタ)アクリロイルオキシ基中のオキシ基を形成する酸素原子と、の間の距離が、17.0Å以上であるジ(メタ)アクリルモノマー(X)と、  2つの(メタ)アクリロイルオキシ基を有し、一方の(メタ)アクリロイルオキシ基中のオキシ基を形成する酸素原子と、他方の(メタ)アクリロイルオキシ基中のオキシ基を形成する酸素原子と、の間の距離が、17.0Å未満であるジ(メタ)アクリルモノマー(Y)と、 を含む、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の光硬化性組成物。 9. 前記ジ(メタ)アクリルモノマー(X)及び前記ジ(メタ)アクリルモノマー(Y)の総含有量が、(メタ)アクリルモノマー成分の全量に対し、50質量%以上である、請求項8に記載の光硬化性組成物。 10. 前記ジ(メタ)アクリルモノマー(X)の含有量が、(メタ)アクリルモノマー成分の全量に対し、50質量%~90質量%である、請求項8又は請求項9に記載の光硬化性組成物。 11. 前記ジ(メタ)アクリルモノマー(Y)の含有量が、(メタ)アクリルモノマー成分の全量に対し、10質量%~50質量%である、請求項8~請求項10のいずれか1項に記載の光硬化性組成物。 12. E型粘度計により25℃及び50rpmの条件で測定される粘度が、5mPa・s~6000mPa・sである、 請求項1~請求項9のいずれか1項に記載の光硬化性組成物。 13. 光造形用の光硬化性組成物である、請求項1~請求項12のいずれか1項に記載の光硬化性組成物。 14. 光造形による歯科用製品の製造に用いられる、請求項1~請求項13のいずれか1項に記載の光硬化性組成物。 15. 請求項1~請求項14のいずれか1項に記載の光硬化性組成物の硬化物である、立体造形物。 16. 請求項15に記載の立体造形物を含む、歯科用製品。 17. 歯科用サージカルガイド、歯科用トレー、マウスピース、又は歯科用模型である、請求項16に記載の歯科用製品。
技术领域:
【0001】 本開示は、光硬化性組成物、立体造形物、及び歯科用製品に関する。
背景技术:
【0002】 近年、歯科用補綴物、口腔内で使用される器具などの歯科用製品に関する検討がなされている。例えば、これら歯科用製品の造形の効率の観点で、3Dプリンターを用いた光造形により歯科用製品等の立体造形物を製造する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。 【0003】 特許文献1:特許4160311号公報
发明内容:
【発明が解決しようとする課題】 【0004】 ところで、歯科用製品(例えば、歯科用サージカルガイド、マウスピース、又は歯科用模型)は、加熱滅菌して使用される場合がある。歯科用製品の少なくとも一部分として、光硬化性組成物の硬化物である立体造形物を用いる場合、加熱滅菌による変形により、立体造形物の寸法精度が損なわれる場合がある。  従って、歯科用製品の少なくとも一部分として用いられる、光硬化性組成物の硬化物である立体造形物に対し、加熱滅菌後の寸法精度が要求される場合がある。  また、歯科用製品以外の用途に用いる光硬化性組成物の硬化物(立体造形物)に対しても、加熱後(例えば加熱滅菌後)の寸法精度が要求される場合がある。 【0005】 本開示の一態様の目的は、加熱後の寸法精度に優れる立体造形物を製造できる光硬化性組成物、並びに、加熱後の寸法精度に優れる立体造形物及び歯科用製品を提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0006】 上記課題を解決する手段には、以下の態様が含まれる。 <1> 光重合性成分と、光重合開始剤と、を含有する光硬化性組成物であって、  前記光硬化性組成物に対し波長405nmの可視光を照射量11mJ/cm2にて照射して厚さ50μmの硬化層P1を形成し、前記硬化層P1を厚さ方向に積層させることにより、長さ40mm、幅10mm、厚さ0.5mmの矩形板形状の造形物P1を形成し、前記造形物P1に対し、波長365nmの紫外線を照射量3J/cm2にて照射する条件の光造形により、長さ40mm、幅10mm、厚さ0.5mmの矩形板形状の試験片P1を作製し、作製された前記試験片P1について、動的粘弾性測定により、昇温範囲25℃~300℃及び昇温速度3℃/分にて昇温しながら測定周波数1Hzの条件にて貯蔵弾性率を測定した場合に、135℃における貯蔵弾性率が、3.0×108Pa以上である、 光硬化性組成物。 <2> 前記135℃における貯蔵弾性率が、3.5×109Pa以下である、<1>に記載の光硬化性組成物。 <3> 前記光重合性成分が、  2つの(メタ)アクリロイルオキシ基と、環状構造と、を有し、一方の(メタ)アクリロイルオキシ基中のオキシ基を形成する酸素原子と、他方の(メタ)アクリロイルオキシ基中のオキシ基を形成する酸素原子と、の間の距離が、15.0Å以上であるジ(メタ)アクリルモノマー(A)、  2つの(メタ)アクリロイルオキシ基を有し、一方の(メタ)アクリロイルオキシ基中のオキシ基を形成する酸素原子と、他方の(メタ)アクリロイルオキシ基中のオキシ基を形成する酸素原子と、の間の距離が15.0Å未満であるジ(メタ)アクリルモノマー(B)、及び、  3つ以上の(メタ)アクリロイルオキシ基を有するポリ(メタ)アクリルモノマー(C) のうちの少なくとも1つを含む、<1>又は<2>に記載の光硬化性組成物。 <4> 前記光重合性成分が、  前記一方の(メタ)アクリロイルオキシ基中のオキシ基を形成する酸素原子と、他方の(メタ)アクリロイルオキシ基中のオキシ基を形成する酸素原子と、の間の距離が異なる2種類の前記ジ(メタ)アクリルモノマー(A)を含むか、 又は、  前記ジ(メタ)アクリルモノマー(A)と、1つの(メタ)アクリロイルオキシ基と分岐構造及び環状構造の少なくとも一方とを有するモノ(メタ)アクリルモノマー(D)及び前記ジ(メタ)アクリルモノマー(B)の少なくとも一方と、を含む、 <3>に記載の光硬化性組成物。 <5> 前記光重合性成分が、前記ジ(メタ)アクリルモノマー(B)を含み、かつ、  前記ジ(メタ)アクリルモノマー(B)を2種以上含むこと、  1つの(メタ)アクリロイルオキシ基を有するモノ(メタ)アクリルモノマーを含むこと、及び、  2つの(メタ)アクリロイルオキシ基を有する前記ジ(メタ)アクリルモノマー(B)以外のジ(メタ)アクリルモノマーを含むこと のうちの少なくとも1つを満たす、 <3>に記載の光硬化性組成物。 <6> 前記光重合性成分が、  前記ポリ(メタ)アクリルモノマー(C)と、  1つの(メタ)アクリロイルオキシ基を有するモノ(メタ)アクリルモノマー及び2つの(メタ)アクリロイルオキシ基を有するジ(メタ)アクリルモノマーの少なくとも一方と、 を含む、<3>に記載の光硬化性組成物。 <7> 前記ジ(メタ)アクリルモノマー(A)、前記ジ(メタ)アクリルモノマー(B)、及び前記ポリ(メタ)アクリルモノマー(C)の総含有量が、(メタ)アクリルモノマー成分の全量に対し、50質量%以上である、 <3>~<6>のいずれか1つに記載の光硬化性組成物。 <8> 前記光重合性成分が、  2つの(メタ)アクリロイルオキシ基と、環状構造と、を有し、一方の(メタ)アクリロイルオキシ基中のオキシ基を形成する酸素原子と、他方の(メタ)アクリロイルオキシ基中のオキシ基を形成する酸素原子と、の間の距離が、17.0Å以上であるジ(メタ)アクリルモノマー(X)と、  2つの(メタ)アクリロイルオキシ基を有し、一方の(メタ)アクリロイルオキシ基中のオキシ基を形成する酸素原子と、他方の(メタ)アクリロイルオキシ基中のオキシ基を形成する酸素原子と、の間の距離が、17.0Å未満であるジ(メタ)アクリルモノマー(Y)と、 を含む、<1>~<3>のいずれか1つに記載の光硬化性組成物。 <9> 前記ジ(メタ)アクリルモノマー(X)及び前記ジ(メタ)アクリルモノマー(Y)の総含有量が、(メタ)アクリルモノマー成分の全量に対し、50質量%以上である、<8>に記載の光硬化性組成物。 <10> 前記ジ(メタ)アクリルモノマー(X)の含有量が、(メタ)アクリルモノマー成分の全量に対し、50質量%~90質量%である、<8>又は<9>に記載の光硬化性組成物。 <11> 前記ジ(メタ)アクリルモノマー(Y)の含有量が、(メタ)アクリルモノマー成分の全量に対し、10質量%~50質量%である、<8>~<10>のいずれか1つに記載の光硬化性組成物。   <12> E型粘度計により25℃及び50rpmの条件で測定される粘度が、5mPa・s~6000mPa・sである、 <1>~<11>のいずれか1つに記載の光硬化性組成物。 <13> 光造形用の光硬化性組成物である、<1>~<12>のいずれか1つに記載の光硬化性組成物。 <14> 光造形による歯科用製品の製造に用いられる、<1>~<13>のいずれか1つに記載の光硬化性組成物。 <15> <1>~<14>のいずれか1つに記載の光硬化性組成物の硬化物である、立体造形物。 <16> <15>に記載の立体造形物を含む、歯科用製品。 <17> 歯科用サージカルガイド、歯科用トレー、マウスピース、又は歯科用模型である、<15>に記載の歯科用製品。 【発明の効果】 【0007】 本開示の一態様によれば、加熱後(例えば加熱滅菌後。以下同じ。)の寸法精度に優れる立体造形物を製造できる光硬化性組成物、並びに、加熱後の寸法精度に優れる立体造形物及び歯科用製品が提供される。
具体实施方式:
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