公开(公告)号:
JPWO2021141073A1
摘要:
本開示の第1の態様によれば、椅子が提供される。この椅子は、座面の少なくとも一部の変形モードがユーザの着座時にユーザの臀部の位置に関わらず所定の位置を基準とした所定の種類の複曲面を含む目標曲面を形成するように孤立化されている座部を備える。
权利要求:
1. 座面の少なくとも一部の変形モードがユーザの着座時に前記ユーザの臀部の位置に関わらず所定の位置を基準とした所定の種類の複曲面を含む目標曲面を形成するように孤立化されている座部を具備する椅子。
2. 前記複曲面の曲率は、前記ユーザからの外力のうち前記座面の基準面に対する法線方向の成分の大きさに依存する、請求項1に記載の椅子。
3. 前記複曲面は、椀型であって、前記ユーザからの外力のうち前記座面の基準面に対する法線方向の成分が大きいほどガウス曲率がより大きな正値となる、請求項2に記載の椅子。
4. 前記座部は、前記座面の基準面に沿って連続的に配列された複数の単位構造体を含み、
前記複数の単位構造体の1つである第1の単位構造体は、
4以上の偶数本の辺を備える多角形が備える4以上の頂点のうち第1の頂点を通り、前記座面の基準面上の主軸に対して略平行に配列される第1の梁部と、
前記4以上の頂点のうち前記第1の頂点と対向する第2の頂点を通り、前記主軸に対して略平行に配列される第2の梁部と、
前記4以上の頂点のうち対向する第3の頂点および第4の頂点において前記第1の単位構造体に隣接する第2の単位構造体および第3の単位構造体の梁部を接続する接続部と、
前記多角形の辺に沿って、前記第1の梁部および前記第2の梁部から延出する柱部と
を備え、
前記第1の単位構造体を前記主軸方向に引っ張り変形させたときのポアソン比が負である、
請求項3に記載の椅子。
5. 前記座部は、前記座面の基準面に沿って連続的に配列された複数の単位構造体を含み、
前記単位構造体は、
第1の面を有する第1の梁部と、
前記第1の面と対向する第2の面を有する第2の梁部と、
前記第1の面の一端および他端から前記第2の面に向かって、互いの距離が近づくようにそれぞれ延出する第1の柱部および第2の柱部と、
前記第2の面の一端および他端から前記第1の面に向かって、互いの距離が近づくようにそれぞれ延出する第3の柱部および第4の柱部と、
前記第1の柱部および前記第2の柱部のうち前記第1の面に接していない端部と、前記第3の柱部および前記第4の柱部のうち前記第2の面に接していない端部とを接続する接続部と
を備え、
前記第1の梁部および前記第2の梁部は、前記第1の柱部、前記第2の柱部、前記第3の柱部および前記第4の柱部に比べて、厚みが大きい、
請求項3に記載の椅子。
6. 座部と、
背当て面の少なくとも一部の変形モードがユーザの寄り掛かり時に前記ユーザの背中の位置に関わらず第1の位置を基準とした第1の種類の複曲面を含む第1の目標曲面を形成するように孤立化されている背もたれと
を具備する、椅子。
7. 前記複曲面の曲率は、前記ユーザからの外力のうち前記背当て面の基準面に対する法線方向の成分の大きさに依存する、請求項6に記載の椅子。
8. 前記の複曲面は、鞍型であって、前記ユーザからの外力のうち前記背当て面の基準面に対する法線方向の成分が大きいほどガウス曲率がより小さい負値となる、請求項7に記載の椅子。
9. 前記背もたれは、前記背当て面の基準面に沿って連続的に配列された複数の単位構造体を含み、
前記複数の単位構造体の1つである第1の単位構造体は、
4以上の偶数本の辺を備える多角形が備える4以上の頂点のうち第1の頂点を通り、前記背当て面の基準面上の主軸に対して略平行に配列される第1の梁部と、
前記4以上の頂点のうち前記第1の頂点と対向する第2の頂点を通り、前記主軸に対して略平行に配列される第2の梁部と、
前記4以上の頂点のうち対向する第3の頂点および第4の頂点において前記第1の単位構造体に隣接する第2の単位構造体および第3の単位構造体の梁部を接続する接続部と、
前記多角形の辺に沿って、前記第1の梁部および前記第2の梁部から延出する柱部と
を備え、
前記第1の単位構造体は、前記主軸方向に引っ張り変形させたときのポアソン比が正である、
請求項8に記載の椅子。
10. 前記背もたれは、前記背当て面の基準面に沿って連続的に配列された複数の単位構造体を含み、
前記単位構造体は、
第1の面を有する第1の梁部と、
前記第1の面と対向する第2の面を有する第2の梁部と、
前記第1の面の一端および他端から前記第2の面に向かって、互いの距離が遠ざかるようにそれぞれ延出する第1の柱部および第2の柱部と、
前記第2の面の一端および他端から前記第1の面に向かって、互いの距離が遠ざかるようにそれぞれ延出する第3の柱部および第4の柱部と、
前記第1の柱部および前記第2の柱部のうち前記第1の面に接していない端部と、前記第3の柱部および前記第4の柱部のうち前記第2の面に接していない端部とを接続する接続部と
を備え、
前記第1の梁部および前記第2の梁部は、前記第1の柱部、前記
技术领域:
【0001】 本開示は、椅子、座部および背もたれに関する。
背景技术:
【0002】 近年、働き方改革を背景に、オフィスに用意された固定席の他に業務を行う場所を選択できるオフィスワーカーが増えつつある。かかるオフィスワーカーは、典型的には、オフィス共有部(例えば、カフェスペース)、コワーキングスペース、シェアオフィス、自宅などで業務を行うことになる。これらの空間では、オフィスを連想させにくいシンプルなデザインのカジュアルチェアが好まれる。
【0003】 しかしながら、一般的なカジュアルチェアは、従来のオフィスの固定席でよく目にする高機能なタスクチェアと比べると、長時間の着座を前提としていないため座り心地が悪いうえにデザイン上の制約から各種の機械的調節機構を付加することも困難である。
【0004】 特許文献1には、着座者が快適に着座できるとされる椅子が提案されている。特許文献2には、座り心地の向上を図ることができるとされる椅子が提案されている。
【0005】特開2018-191807号公報特開2015-016232号公報
发明内容:
【発明が解決しようとする課題】
【0006】 特許文献1に記載の椅子は、その座板の着座面に坐骨の凸部を収容する2つの坐骨用凹部が形成される。故に、特許文献1に記載の技術を利用して座り心地の良さを追求するには、かかる坐骨用凹部を形成することが椅子のデザインの前提条件となる。
【0007】 特許文献2に記載の椅子は、そのフレームに取り付けられ着座者の臀部又は背面部を支える支持構造物に着座者の移動を防止するストッパが設けられる。故に、特許文献2に記載の技術を利用して座り心地の良さを追求するには、ストッパを設置することが椅子のデザインの前提条件となる。
【0008】 本開示は、デザインの自由度が高く座り心地の良い椅子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】 本開示の第1の態様によれば、椅子が提供される。この椅子は、座面の少なくとも一部の変形モードがユーザの着座時にユーザの臀部の位置に関わらず所定の位置を基準とした所定の種類の複曲面を含む目標曲面を形成するように孤立化されている座部を備える。
【0010】 本開示の第2の態様によれば、椅子が提供される。この椅子は、座部と、背当て面の少なくとも一部の変形モードがユーザの寄り掛かり時にユーザの背中の位置に関わらず第1の位置を基準とした第1の種類の複曲面を含む第1の目標曲面を形成するように孤立化されている背もたれとを備える。
【0011】 本開示の第3の態様によれば、座部が提供される。座部は、座面の少なくとも一部の変形モードがユーザの着座時にユーザの臀部の位置に関わらず所定の位置を基準とした所定の種類の複曲面を含む目標曲面を形成するように孤立化されている。
【0012】 本開示の第4の態様によれば、背もたれが提供される。背もたれは、背当て面の少なくとも一部の変形モードがユーザの寄り掛かり時にユーザの背中の位置に関わらず所定の位置を基準とした所定の種類の複曲面を含む目標曲面を形成するように孤立化されている。
【発明の効果】
【0013】 本開示によれば、デザインの自由度が高く座り心地の良い椅子を提供することができる。