化粧品組成物を塗布するためのアプリケータを成形するための方法

公开(公告)号:
JP7353398B2
公开(公告)日:
2023-09-29
申请号:
JP2021577070
申请日:
2020-06-25
授权日:
2023-09-21
受理局:
日本
专利类型:
授权发明
简单法律状态:
有效
法律状态/事件:
授权
IPC分类号:
A45D44/00 | A45D29/00
战略新兴产业分类:
-
国民经济行业分类号:
C4119
当前申请(专利权)人:
ロレアル
原始申请(专利权)人:
ロレアル
当前申请(专利权)人地址:
フランス国
工商统一社会信用代码:
-
工商登记状态:
其他
工商注册地址:
-
工商成立日期:
1909-01-01
工商企业类型:
-
发明人:
フランク·ジロン | アンリ·サマン
代理机构:
-
代理人:
村山 靖彦 | 実広 信哉 | 堀江 健太郎
摘要:
ユーザのケラチン物質の所定の領域に化粧品組成物を塗布するためのアプリケータを成形するための方法であって、アプリケータは塗布面を形成し、方法は、1つ又は複数の可動要素と、前記所定の領域の少なくとも一部のトポグラフィを好ましくはデジタルで獲得する動作からのトポグラフィデータとを含む成形システムを使用し、 その方法において、成形システムは、少なくともトポグラフィデータに従って1つ又は複数の可動要素を自動的に位置決めし、1つ又は複数の可動要素の位置決めによって、形状がアプリケータの塗布面に与えられる。
技术问题语段:
【発明が解決しようとする課題】 【0011】 結果として、特に、隆起したエリアを示す領域を含む顔の上にパターンを、前記パターンを悪化させるリスクを伴わずかつ専門家を採用する必要なしに、特に正確にかつ容易に作成するために、人のケラチン物質のメイクアップをさらに改善する必要がある。 【0012】 本発明は、特にこの必要性を満たすことを狙いとする。
技术功效语段:
-
权利要求:
【請求項1】 ユーザのケラチン物質の所定の領域(P)に化粧品組成物(C)を塗布するためのアプリケータを成形するための方法であって、前記アプリケータは塗布面を形成し、前記方法は、1つ又は複数の可動要素(11,22)と、前記所定の領域(P)の少なくとも一部のトポグラフィを獲得する動作からのトポグラフィデータとを含む成形システム(10)を使用する、前記方法において、 前記成形システム(10)は、少なくとも前記トポグラフィデータに基づいて1つ又は複数の前記可動要素(11,22)を自動的に位置決めし、1つ又は複数の前記可動要素(11,22)の位置決めが、前記アプリケータの前記塗布面に変形を与える、方法。 【請求項2】 前記成形システム(10)は、前記アプリケータの変形可能部(21)に、前記トポグラフィデータに基づいて前記可動要素によって取られた位置に従って1つ又は複数の前記可動要素(11)によって与えられる変形をもたらし、前記塗布面の形状は、前記変形可能部(21)の形状によって与えられる、請求項1に記載の方法。 【請求項3】 前記成形システム(10)は、前記トポグラフィデータに基づいて前記成形システム(10)の1つ又は複数の前記可動要素(22)の位置決めに従って、変形可能部(21)を担持する前記アプリケータの前記可動要素(22)のうちの1つ又は複数に対する配置を与え、前記変形可能部(21)は、前記アプリケータの1つ又は複数の前記可動要素(22)によって与えられた変形を受け、前記塗布面の形状は、前記変形可能部の形状によって与えられる、請求項1に記載の方法。 【請求項4】 前記成形システム(10)は、前記トポグラフィデータに基づいて前記アプリケータの前記塗布面に与えられる形状を計算する、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。 【請求項5】 前記アプリケータの前記塗布面(21)に与えられる形状は、前記化粧品組成物(C)を受けるように意図された前記所定の領域(P)の形状の逆に対応する、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。 【請求項6】 前記塗布面に与えられる形状は、少なくとも1つの変換が加えられた前記トポグラフィデータに基づいて決定される、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。 【請求項7】 前記塗布面に与えられる形状を決定する前記動作に基づいて、前記塗布のために対称形状の計算が遂行され、前記成形システム(10)によって塗布される、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。 【請求項8】 前記ユーザの前記ケラチン物質の前記所定の領域(P)の少なくとも一部の3Dスキャンからのトポグラフィデータを使用するステップを備える、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。 【請求項9】 前記アプリケータ(20)を前記成形するステップの前に、化粧品組成物(C)を収集するステップが先行する、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。 【請求項10】 前記アプリケータ(20)を前記成形するステップの後に、前記アプリケータ(20)の及び/又は前記成形システム(10)の形状をロックするステップが続く、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。 【請求項11】 前記ロックするステップは、前記アプリケータ(20)の前記可動要素(22)の間及び/又は前記成形システム(10)の可動要素の間に接着材料(26)を注入することによって実行される、請求項10に記載の方法。 【請求項12】 前記アプリケータ(20)は、歯(220)を備えた可動要素(22)を含み、前記ロックするステップは、前記アプリケータ(20)の前記可動要素(22)の前記歯(220)に1つ又は複数の可動ボルト(25)を配置することによって実行される、請求項10に記載の方法。 【請求項13】 前記アプリケータ(20)に与えられた形状は、1つ又は複数の前記可動ボルト(25)を前記歯(220)から除去することによって再構成される、請求項12に記載の方法。 【請求項14】 形状が、少なくとも前記トポグラフィデータに基づいて前記成形システム(10)の1つ又は複数の前記可動要素(11)を位置決めすることによって第1のデバイス(20′)に与えられ、前記第1のデバイス(20′)は、アプリケータ(20)を上部に置くことによってアプリケータ(20)を成形するために使用される、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。 【請求項15】 前記成形システム(10)は、型を形成するためのベースとして前記トポグラフィデータを使用することによって使用される、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法。 【請求項16】 前記型は、化粧品組成物(C)に対するアプリケータとして使用される、請求項15に記載の方法。 【請求項17】 前記型は、その形状を前記アプリケータの前記塗布面に与えるために使用される、請求項15に記載の方法。 【請求項18】 ユーザのケラチン物質の所定の領域(P)の美容処理のための方法であって、請求項1から17のいずれか一項に記載の方法によって成形されたアプリケータ(20)の塗布面を使用して、前記所定の領域に化粧品組成物(C)を前記塗布することを含む、方法。 【請求項19】 ユーザのケラチン物質の所定の領域(P)に化粧品組成物(C)を塗布するためのアプリケータを成形するためのデバイスであって、前記アプリケータ(20)は塗布面を形成し、前記デバイスは、1つ又は複数の可動要素(11)を含む前記アプリケータを成形するための成形システム(10)を含み、 前記成形システム(10)は、前記所定の領域(P)の少なくとも一部のトポグラフィを獲得する、事前の動作からのトポグラフィデータに少なくとも基づいて、1つ又は複数の前記可動要素(11)を自動的に位置決めするように構成され、前記アプリケータ(20)の前記塗布面の形状は、1つ又は複数の前記可動要素(11)の位置決めによって与えられる前記塗布面の変形に応じて決まる、デバイス。 【請求項20】 前記成形システム(10)の1つ又は複数の前記可動要素(11)は、変形可能部(21)をリンクする可動の機械的接続を含み、前記機械的接続は、前記塗布面の形状を1つ又は複数のアクチュエータ(12)に与えるために使用される、請求項19に記載のデバイス。 【請求項21】 前記成形システム(10)は、1平方センチメートルの表面当たり0.5個~25個の可動要素(11)を含む、請求項19又は20に記載のデバイス。 【請求項22】 請求項19から21のいずれか一項に記載のアプリケータを成形するためのデバイス(10)と、ユーザのケラチン物質の所定の領域(P)に化粧品組成物(C)を塗布するための少なくとも1つのアプリ
技术领域:
】 【0001】 本発明は、化粧品組成物、特にメイクアップをユーザのケラチン物質の所定の領域、特に皮膚の領域に塗布するためのアプリケータを成形するための方法に関する。本発明はまた、そのような方法において使用されるデバイスと、それらのデバイスを使用する美容処理の、特にメイクアップの方法とに関する。 【
背景技术:
】 【0002】 多くの人々は、彼らに最もふさわしいメイクアップを見つけようと探索する。彼らは、後で彼らの顔又は体の領域に塗布することができる多数のメイクアップ製品から選択してよい。 【0003】 知られているメイクアップ製品を使用して、多数のメイクアップ効果を特にまぶたの上に生成することは可能であるが、これらは幾分、単一の単調な色合い、又は2色もしくは3色に基づくグラデーションに限定される。どちらの場合も、着色された流体又は粉末が、指で、又はアプリケータ、たとえばブラシを使用して塗布され、スマッジングで伸ばされる。 【0004】 しかしながら、指、又はブラシなどのアプリケータの使用において、顔の上で、特に目の領域などのくぼんだ領域だけでなく、たとえば頬などの隆起した領域において複雑なパターンを実現することは困難である。パターンが正確に塗布されるために、人の形態も考慮に入れられるべきである。 【0005】 1つの注目に値する問題は、ユーザの個人的形態に倣うパターンを簡単に塗布することにある。 【0006】 出願特許文献1は、デジタルプリンタを介して堆積された化粧用インクを受けてケラチン物質に接触することを意図された転写面を有する変形可能基板を含むメイクアップデバイスを使用して人のケラチン物質の領域にメイクアップを塗布するための方法を記載しており、基板は、メイクアップされる領域に転写面を接触させる前に、圧力などの変形手段の作用により支持体のインプリントに対して押し付けられる。そのようなデバイスは、比較的構造が複雑である。 【0007】 この問題に対する別の解決策は、一連のアプリケータを作成し、次いで、それらをユーザに1つずつ試験することによって最適なものを探索することにある。これは、時間がかかる動作であり、メイクアップ組成物を、試験のたびに使用しなければならない。このようにして、メイクアップ組成物が均一に塗布されることが認められるとき、そのアプリケータが選択され得る。メイクアップ組成物が部分的に転写されていることが認められる場合、メイクアップは、別のアプリケータを試験する前にその領域から除去されなければならない。これらの動作は、時間がかかることに加えて高価でもある。なぜならば、それらは、ユーザを支援して、ユーザに最適なアプリケータを決定するために試験を実行する人の存在を必要とするからである。 【0008】 ユーザが、個人的形態に適するアプリケータを有することができるために、別の手法は、3Dスキャナなどの3次元形状を獲得するための手段と、3Dプリンタなどの3D物体を作成するための手段とを使用することにある。これらの手段は遅いので、ユーザが物体を残すための動作はあまりに時間がかかりすぎるものになる。したがって、それは、作成され、次いで第2の段階で急送され(dispatched)なければならない。加えて、スキャニングの動作を実行し、スキャンを処理して3Dプリンタを制御することができる技術者が必要である。それゆえ、この手法は、永続的に採用される技術者を必要とし、それにより、その動作は複雑で高価なものになる。 【0009】 別の手法は、顔の上にたとえばプラスタなどの固体を配置することができる材料を成型することにある。しかしながら、そのような材料が顔に、特に目の領域に塗布されることを感じることは心地よいものではない。加えて、その動作は時間がかかり、上記のように、その動作を遂行するためには熟練者を採用することが必要になる。 【先行技術文献】 【特許文献】 【0010】 【特許文献1】 国際公開第2015/097613号 【特許文献2】 米国特許第5032670号明細書 【特許文献3】 米国特許第4999418号明細書 【特許文献4】 米国特許第5106942号明細書 【特許文献5】 米国特許第5030708号明細書 【特許文献6】 米国特許第5102980号明細書 【特許文献7】 米国特許第5043376号明細書 【特許文献8】 米国特許第5104913号明細書 【特許文献9】 米国特許第5281659号明細書 【特許文献10】 米国特許第5194463号明細書 【特許文献11】 米国特許第4804719号明細書 【特許文献12】 国際公開第92/07913号 【特許文献13】 欧州特許第1048282号明細書 【特許文献14】 国際公開第02/36083号 【特許文献15】 欧州特許出願公開第1410785号明細書 【特許文献16】 欧州特許出願公開第938887号明細書 【
发明内容:
】 【発明が解決しようとする課題】 【0011】 結果として、特に、隆起したエリアを示す領域を含む顔の上にパターンを、前記パターンを悪化させるリスクを伴わずかつ専門家を採用する必要なしに、特に正確にかつ容易に作成するために、人のケラチン物質のメイクアップをさらに改善する必要がある。 【0012】 本発明は、特にこの必要性を満たすことを狙いとする。 【課題を解決するための手段】 【0013】 したがって、本発明の1つの主題は、ユーザのケラチン物質の所定の領域に化粧品組成物を塗布するためのアプリケータを成形するための方法であり、アプリケータは塗布面を形成し、方法は、1つ又は複数の可動要素と、前記所定の領域の少なくとも一部のトポグラフィを好ましくはデジタルで獲得する動作からのトポグラフィデータとを含む成形システムを使用し、 その方法において、成形システムは、少なくともトポグラフィデータに従って1つ又は複数の可動要素を自動的に位置決めし、1つ又は複数の可動要素の位置決めによって、形状がアプリケータの塗布面に与えられる(imposing)。 【0014】 本発明によって、ユーザの形態に適合した個人化形状のアプリケータを取得するために、最初は標準形状であるアプリケータを修正することが可能である。 【0015】 「ケラチン物質」という用語は、頭皮、唇、爪、毛髪及び眉、ならびに好ましくは唇又は顔の皮膚、特にまぶた又は頬の皮膚を含む皮膚を指す。 【0016】 アプリケータの個人化形状は、メイクアップされる領域と相補関係にある形状に対応し得る。したがって、アプリケータとユーザのメイクアップされる領域との間の接触面は、最大でかつ最適である。 【0017】 アプリケータが個人化構成にあるとき、その形状は、有利には、所定の領域への塗布の影響下でも変化しない。 【0018】 一実施形態では、成形システムは、アプリケータの変形可能部、特に膜に、トポグラフィデータに基づいて前記要素によって取られた位置に従って1つ又は複数の可動要素によって与えられる変形をもたらし、塗布面の形状は、変形可能部の形状によって与えられる。 【0019】 アプリケータの変形可能部は、弾性変形可能材料、特にゴムで作られた膜であり得る。それは、フォーム(foam)であってもよい。容易に弾性的に変形可能なこれらの材料は、塗布面に所望の形状を与えることを容易にする。適切な場合、この変形可能部は着脱可能であり、衛生上の理由で毎回使用前に交換され得る。 【0020】 所定の位置に保持するために、変形可能部は、デバイスの両端にわたってクリンプされてよく、又は場合によっては、特に着脱可能にもしくは着脱不可能に取り付けられてよい。 【0021】 別の実施形態では、成形システムは、トポグラフィデータに基づいて成形システムの1つ又は複数の可動要素の位置決めに従って、変形可能部、特に膜を担持するアプリケータの可動要素のうちの1つ又は複数を位置決めし、変形可能部は、アプリケータの1つ又は複数の可動要素によって与えられた変形を受け、塗布面の形状は、変形可能部の形状によって与えられる。 【0022】 トポグラフィデータを獲得すること 本発明による方法で使用されるトポグラフィデータは、好ましくは、前記所定の領域の少なくとも一部の3Dスキャンからのものであり、スキャンは、適切な場合、前記領域の上に投影された構造化照明を用いて、特に1つ又は複数のカメラを使用して実行される。 【0023】 トポグラフィデータを獲得するための3Dスキャンの使用は、速いという利点を有する。加えて、この獲得モードは、たとえばプラスタを使用して型を作る解決策などの他の解決策とは違って、ユーザは不快にならない。 【0024】 成形システムは、前記所定の領域の少なくとも一部のトポグラフィを獲得するように構成され得る。この実施形態は、獲得システムが成形システムに組み込まれることを可能にする。したがって、単一の回路ボードが使用され得る。 【0025】 一変形態として、成形システムは、前記領域の少なくとも一部のトポグラフィを獲得するための手段を含むリモートデバイスにリンクされる。この実施形態は、領域のトポグラフィを獲得する動作と、並行して実行されるアプリケータを変形させる動作とを可能にする。デバイスがショップ又はサロンで使用される場合、これらの2つの動作を二人の別々の顧客に同時に実行することが可能である。これにより、より多数の個人化アプリケータが所与の時間内に作成されることが可能になる。 【0026】 成形システムは、前記トポグラフィデータを含有するメモリを含むサーバにリンクされ得る。このサーバは、ユーザのトポグラフィデータを再び使用することができるように、そのデータが保存されることを可能にする。これにより、アプリケータの形状が微調整されること、又は新しい同等のアプリケータが複製されることが可能になる。 【0027】 この可能性は、アプリケータの形状を修正した後にアプリケータの形状が固定されないときに特に有用である。したがって、このデバイスが美容サロンで使用される場合、ユーザは、ユーザのトポグラフィデータをサーバに記憶してよく、それにより次に訪問したときに獲得動作を再び実行する必要はなくなる。トポグラフィデータは、各ユーザの名前又は他の識別子によってインデックスを付けられてよく、別の訪問時にトポグラフィデータを検索することが可能になる。 【0028】 [トポグラフィデータを処理すること] 有利には、成形システムは、前記トポグラフィデータに基づいてアプリケータの塗布面に与えられる形状を計算する。 【0029】 アプリケータの塗布面に与えられる形状は、組成物を受けるように意図された所定の領域の形状の逆に対応してよく、すなわち、塗布面は、メイクアップされる領域のレリーフの逆のレリーフを示し得る。たとえば、メイクアップされる領域がドーム形のレリーフを示す場合、塗布面は、有利には、くぼんだレリーフを有することになる。 【0030】 有利には、前記トポグラフィデータに基づいて塗布面に与えられる形状は、前記データが電気通信ネットワーク、特にインターネット又は電話ネットワークを介して送信されたワークステーションから、リモートにソフトウェアによって計算される。これは、特に、より大きい計算能力からの恩恵を受けること、それゆえ、アプリケータをより速く作成し得ることを可能にする。 【0031】 方法は、スクリーン上にトポグラフィデータ及び/又はアプリケータの塗布面に与えられる得られた形状を表示するステップを含み得る。 【0032】 これらのデータを表示することで、たとえば、ユーザの形態に対応しない形状をもたらし得る、3Dスキャンのエラーがないことをチェックすることが可能になる。それゆえ、このように表示することで、エラーに気づくためにアプリケータを作成する必要なしに、エラーが防止される。 【0033】 塗布面に与えられる得られた形状は、後で使用するために記憶され得る。 【0034】 一変形態として、塗布面に与えられる形状は、少なくとも1つの変換、特に平行移動(translation)又は相似(homothety)が加えられた前記トポグラフィデータに基づいて決定される。 【0035】 このデータを変換する可能性は、アプリケータに与えられる形状が修正されること、特に欠陥、たとえば顔の領域における非対称性を修正すること、又はある領域、特に唇を拡大もしくは縮小することを可能にする。 【0036】 塗布面に与えられる形状を決定する動作に基づいて、特に化粧品組成物のまぶたへの塗布のために対称形状の計算が遂行され、成形システムによって塗布され得る。 【0037】 したがって、トポグラフィデータがすでに獲得されている領域の鏡像である領域に対して、トポグラフィデータを決定することが可能である。たとえば、目の3Dスキャンに基づいて、システムは、この目の逆に対応する3Dファイルを決定し得る。 【0038】 [化粧品組成物] アプリケータを成形するステップの前に、特に顔料を含有する、特に転写可能な印刷の又は粉末の層の形を取る化粧品組成物を収集するステップが先行し得る。 【0039】 同様に、化粧品組成物は、アプリケータの成形の後に取り込まれ(taken up)得る。 【0040】 成形するステップの前、すなわちアプリケータが実質的に平坦なときに化粧品組成物を取り込むことで、複雑なパターンをケラチン物質に正確に転写することが可能になり、それは、アプリケータの形状がすでにメイクアップされる領域の形態に適合されているアプリケータを用いて化粧品組成物が取り込まれるときには不可能である。 【0041】 アプリケータは、化粧品組成物が沁み込んだ、パッドなどの材料に接触することによって、完全に又は部分的に化粧品組成物を装着され得る。このパッドは、有利なことに、アプリケータの形状に合うように塗布面と接触するように、その表面はドーム状になっている。代替形態では、アプリケータは、組成物のブロックによって、代替として植毛アプリケータ(flocked applicator)によって、ブラシによって、又は組成物を含浸された任意の他の塗布手段によって、直接組成物を装着される。 【0042】 代替として、アプリケータは、ケラチン物質に塗布されることを目的とした化粧品組成物を供給するように設計され、後部に取り付けられたリザーバを備えてもよい。代替として、アプリケータは、後でリザーバ上に取り付けられる。 【0043】 化粧品組成物は、特に顔料を含有する、転写可能な印刷の又は粉末の層の形を取り得る。 【0044】 化粧品組成物は、印刷された着色パターンの形で転写面上に堆積され得る。印刷は、プラスチック材料で作られたフィルムの上に行われ得る。 【0045】 印刷の場合、プリンタはデジタルプリンタ、特にレーザプリンタであってよく、プリンタは、少なくとも1つの化粧用トナーを使用して転写面上のパターンを有する組成物の層を電子写真又は磁気写真によって形成することを可能にするように、かつ転写面上に存在するトナーが人のケラチン物質との接触によって取り込まれること又は転写されることを可能にするのに十分に自由な状態でトナーを供給するように準備される。 【0046】 「化粧用トナー」という用語は、レーザプリンタで使用される電子写真又は磁気写真プロセスによる画像の形成に適合する粉末の化粧品組成物を意味するものと理解されたい。トナーは、人のケラチン物質への塗布に適合するという意味において化粧品である。メイクアップされる表面に応じて、トナーの配合は異なっていてもよい。たとえば、毛髪又は爪への塗布については、たとえば、唇への塗布には使用されない場合があるいくつかの化合物を使用することが可能である。 【0047】 レーザプリンタは、不活性化定着器を有し得る。 【0048】 いくつかの変形態では、プリンタは、インクジェットプリンタ、たとえばサーマル式もしくは圧電式インクジェットプリンタ、又は昇華型プリンタである。 【0049】 転写可能な印刷の形の化粧品組成物の場合、印刷は、ハーフトーン画像、たとえば単色又は多色の画像を形成するために、ラスタースポットの形で作られ得る。 【0050】 印刷によって形成されるパターンは、どんなタイプであってもよい。このパターンは、レリーフの外観、及び/又は皮膚の色むら、たとえばそばかすもしくはほくろを再現し得る。印刷によって取得されるパターンは、いくつかの異なる色のエリアを含んでよい。一変形態として、印刷によって取得されるパターンは、単調な色合いである。 【0051】 化粧品組成物は、塗布面によって担持される(borne)ときでかつケラチン物質に塗布される前は、流体又は粉体の形であり得る。 【0052】 化粧品組成物が流体であるとき、化粧品組成物は、たとえば、25℃において1mPa.s~500mPa.s、好ましくは1mPa.s~300mPa.sの範囲の粘度を有する。 【0053】 本発明で使用される組成物の粘度は、当業者に知られている任意の方法によって、及び特に以下の従来の方法に従って測定され得る。25℃において、200rpmで回転するスピンドルを装備したRheomat 180粘度計を使用して、当業者は、測定を実行することができるように、彼の一般的知識に基づいてスピンド
具体实施方式:
】 【0118】 図1及び図2は、ユーザのケラチン物質の所定の領域の少なくとも一部のトポグラフィデータに基づいてアプリケータの塗布面を成形するように構成された、本発明による例示的な成形システム10を示す。この成形動作は、塗布面を、化粧品組成物を塗布するための前記所定の領域の形態に適合させることを可能にする。 【0119】 図1及び図2に示す例では、成形システム10は、この例では作動ロッドで構成される、4つの可動要素11の2つの平行した横列を含む。これらの可動要素は、それぞれ、すべてが同じ方向に軸Xのみに沿って移動する。各可動要素11は、戻り要素13にリンクされる。ケーブル14は、各可動要素11をアクチュエータ12にリンクする。可動要素11を軸Xに沿って成形システム10の支持体に接近させるために、アクチュエータ12は、一方向に回転し、それにより、ケーブル14が巻き取られて可動要素11をたぐり寄せ、その結果、戻り要素13が圧縮される。反対に、可動要素11を離れる方に移動させるために、アクチュエータ12は、ケーブル14がほどけるように一方向に回転する。戻り要素13はゆるみ、可動要素11を成形システム10の支持体から離れる方に移動させる。 【0120】 図1に示す実施形態では、3Dカメラが、ユーザのケラチン物質の所定の領域、たとえば目又は頬の領域のトポグラフィデータを獲得することを可能にする。これらのデータは、空間における位置の測定値である。したがって、データの各項目は、空間における座標が知られている、顔の上の一点を表す。全体的なデータのセットは、獲得された顔の領域の形状が再生されることを可能にする。 【0121】 当該の例では、成形システム10は、以前の獲得動作からのトポグラフィデータが処理されることを可能にする回路ボード15に接続される。この処理動作は、以前に獲得された領域の逆形状を再生するように可動要素11が位置決めされるように、軸Xに沿って各可動要素11に適用されるべき移動を決定することを可能にする。したがって、2つの可動要素11の間の高さの差は、有利には、データが獲得されている顔の上の2点間の高さの差に対応する。 【0122】 可動要素11が、メイクアップされる領域のトポグラフィデータに基づいて位置決めされると、説明した例では、膜21が、成形されるアプリケータの変形可能部に対応して、成形システム10の上に置かれる。可動要素11の位置決めは、形状、特にメイクアップされる領域の逆の形状を膜に与える。したがって、アプリケータの形状は、ユーザの形態に適合される。 【0123】 図3及び図4はアプリケータ20を示し、アプリケータ20の膜21は塗布面を形成する。このアプリケータは、アプリケータ20の膜21に変形を与える可動要素22を含む。これらの可動要素22は、アプリケータがその形状を保持することを可能にする可動ボルト25に関連付けられた歯220を備える。 【0124】 アンロック要素24は、可動ボルト25が歯220から除去されることを可能にする。ボルトが歯220から除去されると、可動要素22はそれらの初期位置に戻り、特定の形状が膜21に与えられることはもはやない。したがって、アプリケータは、再構成され得る。 【0125】 図5a及び図5bは、アプリケータ20を成形するためのステップを示す。図5aに示す第1のステップでは、アプリケータ20が、成形システム10の上に置かれる。アプリケータ20の、歯220を備えた各可動要素22は、成形システム10の可動要素11の上に載っている。 【0126】 図5bに示す第2のステップでは、アクチュエータ12は、上記で説明したように、以前に獲得されたトポグラフィデータに従って可動要素11の位置を変える。成形システムの可動要素11の位置の変化は、アプリケータの可動要素22の位置の変化をもたらし、その結果、アプリケータの塗布面は、メイクアップされる領域の逆形状を取り得る。有利には、アプリケータは、ロック要素を押すことによって、この構成にロックされる。 【0127】 メイクアップを塗布することを続けるために、膜21が化粧品組成物Cに接触させられ、次いでアプリケータ20の膜21が、化粧品組成物Cをケラチン物質に転写するために、メイクアップされる領域Pの上に押し付けられる。この最後のステップが図11に示されている。 【0128】 本発明による成形システム10によって成形され
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