物品および物品の製造方法

公开(公告)号:
JP5452710B2
公开(公告)日:
2014-03-26
申请号:
JP2012508516
申请日:
2010-04-12
授权日:
2014-01-10
受理局:
日本
专利类型:
授权发明
简单法律状态:
有效
法律状态/事件:
授权 | 权利转移
IPC分类号:
A43D21/00 | A43B23/08 | A43D25/06 | A43D86/00 | B29D35/00 | A43B13/14 | A43B13/38
战略新兴产业分类:
先进石化化工新材料
国民经济行业分类号:
C2039 | C3553 | O8192 | C3552
当前申请(专利权)人:
ナイキ イノベイト セー.フェー.
原始申请(专利权)人:
ナイキ インターナショナル リミテッド
当前申请(专利权)人地址:
アメリカ合衆国
工商统一社会信用代码:
-
工商登记状态:
-
工商注册地址:
-
工商成立日期:
-
工商企业类型:
-
发明人:
ジャーヴィス ケリー ビー.
代理机构:
-
代理人:
清水 初志 | 春名 雅夫 | 山口 裕孝 | 刑部 俊 | 井上 隆一 | 佐藤 利光 | 新見 浩一 | 小林 智彦 | 渡邉 伸一 | 大関 雅人 | 五十嵐 義弘 | 川本 和弥
摘要:
履物、衣服、運動用器材、時計用バンド等のような様々な物品、ならびに、これらの物品を形成する方法を提示する。概して、全体または部分的に、レーザー焼結、ステレオリソグラフィー、固体堆積モデリング等のような迅速製造技術を用いて、物品を形成する。迅速製造を用いることにより、カスタマイズされた物品を比較的経済的かつ時間効率良く製造することが可能となる。物品は、物品の様々な領域に付加的な耐久性を提供するように構成された一またはそれ以上の補強を含みうる。さらに、物品は、二またはそれ以上の材料から単一の迅速製造工程で形成されうる。迅速製造付加成形技術はまた、物品を形成するために、材料を融合する多様な強度のレーザーの使用を含みうる。
技术问题语段:
-
技术功效语段:
-
权利要求:
【請求項1】 以下を含む履物物品: 中底および本底を含む底構造; 底構造に繋ぎ合わされ、そして着用者の足を受け入れるための空所を形成するアッパーであって、レーザー焼結、ステレオリソグラフィー、または固体堆積モデリングから選択される迅速製造付加成形技術を用いて形成された、アッパー;および、 慣用的な材料より形成される補強を含む、アッパーに繋ぎ合わされた少なくとも一つの補強領域。 【請求項2】 補強が、非迅速製造付加成形技術により形成される、請求項1記載の履物物品。 【請求項3】 補強が、アッパーのつま革足前領域の屈曲領域に配置される、請求項1記載の履物物品。 【請求項4】 補強が、織物および革のうちの少なくとも一つから形成される、請求項3記載の履物物品。 【請求項5】 補強が、縫い目、機械的留具、および接着材のうちの少なくとも一つによってアッパーに繋ぎ合わされている、請求項3記載の履物物品。 【請求項6】 補強が鳩目補強を含む、請求項1記載の履物物品。 【請求項7】 鳩目補強が、織物、革、プラスチックおよび金属のうちの少なくとも一つによって形成される、請求項6記載の履物物品。 【請求項8】 補強が縁領域補強を含む、請求項1記載の履物物品。 【請求項9】 以下を含む履物物品: 中底および本底を含む底構造;ならびに 底構造に繋ぎ合わされ、そして着用者の足を受け入れるための空所を形成するアッパーであって、レーザー焼結、ステレオリソグラフィー、または固体堆積モデリングから選択される第一の迅速製造付加成形技術を用いて形成され、さらに、少なくとも一つの補強領域を含み、該少なくとも一つの補強領域が、レーザー焼結、ステレオリソグラフィー、または固体堆積モデリングから選択される第二の迅速製造付加成形技術を用いて形成される補強を含む、アッパー。 【請求項10】 第一および第二の迅速製造付加成形技術が同じ迅速製造付加成形技術である、請求項9記載の履物物品。 【請求項11】 第一および第二の迅速製造付加成形技術が異なる迅速製造付加成形技術である、請求項9記載の履物物品。 【請求項12】 補強がアッパーの残りの部分とは別の部分として形成される、請求項9記載の履物物品。 【請求項13】 補強がアッパーに、縫い目、機械的留具および接着材の少なくとも一つによって繋ぎ合わされる、請求項12記載の履物物品。 【請求項14】 補強が鳩目補強を含む、請求項9記載の履物物品。 【請求項15】 補強が縁領域補強を含む、請求項9記載の履物物品。 【請求項16】 中底が、その最上部表面に形成された複数の孔を含み、底構造が中底と嵌合するよう構成された中敷であって、中底に形成された孔に対応するように構成された複数の突起を含む、中敷をさらに含み、該中底および該中敷が、レーザー焼結、ステレオリソグラフィー、または固体堆積モデリングから選択される迅速製造付加成形技術を用いて形成される、請求項1または請求項9記載の履物物品。 【請求項17】 孔が部分的に中底を通って伸びる、請求項16記載の履物物品。 【請求項18】 孔が、中底の最上表面から底表面を通って伸びる、請求項16記載の履物物品。 【請求項19】 孔および突起が、衝撃減衰を提供するように構成されている、請求項16記載の履物物品。 【請求項20】 孔および突起の構成が使用者の足の仕様に基づく、請求項16記載の履物物品。 【請求項21】 孔および突起の大きさが使用者の足の仕様に基づく、請求項16記載の履物物品。 【請求項22】 少なくとも一つの補強領域がアッパーの爪先領域に位置付けられている、請求項16記載の履物物品。 【請求項23】 少なくとも一つの補強領域がアッパーの縁領域に位置付けられている、請求項16記載の履物物品。 【請求項24】 少なくとも一つの補強領域がアッパーの鳩目領域中に位置付けられている、請求項16記載の履物物品。 【請求項25】 中底が、衝撃減衰を提供するように構成されたエアバッグと、エアバッグ内に構成され、かつ着用者の足に支えを提供するよう構成された、構造的挿入とを含み、該構造的挿入が、レーザー焼結、ステレオリソグラフィー、または固体堆積モデリングから選択される迅速製造付加成形技術を用いて形成される、請求項1または請求項9記載の履物物品。 【請求項26】 エアバッグが慣用的なエアバッグ材料より形成される、請求項25記載の履物物品。 【請求項27】 構造的挿入の形が着用者の足の仕様に基づく、請求項25記載の履物物品。 【請求項28】 構造的挿入の構成が着用者の足の仕様に基づく、請求項25記載の履物物品。
技术领域:
【0001】 関連出願への相互参照 本出願は、その全体が参照として本願に組み入れられる、2008年10月21日に出願された、「物品および物品の製造方法」と題された米国特許出願第12/255,496号の一部継続出願である。 【0002】 発明の分野 本発明は、一般に、着用できる物品およびこれらの物品の製造方法に関する。より詳細には、本発明の態様は、迅速製造付加成形技術(rapid manufacturing additive fabrication technique)を用いて形成された履物物品およびその部分に関する。
背景技术:
【0003】 背景 履物、衣服、運動用器材のような物品等のいろいろな製造された物品を形成するために様々な製造工程が存在する。例えば、射出成形、吹込み成形、圧縮成形および真空成形等のような通常に使用される多数の鋳造技術の一つを用いて履物物品のための中底を製造してもよい。これらの鋳造方法はしばしば、鋳型から生産される物品にあまりバリエーションの余地を残さない高価な鋳造設備を必要とする。一例を挙げると、鋳造された物品のデザインのいかなる変化も、通常、新しい鋳型の作出を必要とするであろう。これらの製造方法は一般に、鋳造された物品デザインに変化が加えられる毎に高価な型の取り替を必要とする。さらに、鋳造工程はしばしば製造後加工工程中で鋳造された物品からいくらかの材料が切り落とされるかもしれないため材料の浪費を生じる。 【0004】 さらに、従来の鋳造および物品製造方法はしばしば履物物品等の物品を着用者の特有の要求または要望に応じカスタマイズする余地を殆どか、または全く残さない。即ち、従来の履物、衣服、運動用器材等々の物品はしばしば大量生産される。幾つかの物品は多様な大きさで生産されるものの、一人の特定の使用者の仕様で物品が製造されることはめったにない。 【0005】 さらに、履物物品等の物品は、屈曲領域、高応力領域等々の摩損しやすい領域を有する。これらの領域における早期の摩損は、製品の他のエリアは所望の様式の高いレベルで機能し続けるにも拘らず、製品の耐用年数を短くし得る。
发明内容:
【0006】 概要 以下は、本発明およびその様々な特色の基本的な理解を得られるよう、本発明の態様の一般的概要を示す。本概要は、本発明の範囲をいかなる意味でも限定することを意図しておらず、単に、これに続くより詳細な記載についての一般的な概観および状況を提供するものである。 【0007】 本発明の態様は、補強領域を含む、履物物品等の物品に関連する。履物物品(もしくはその部分)は慣用的な技術および材料を用いて形成してよく、かつ/または、履物物品(もしくはその部分)は迅速プロトタイピング技術を用いて形成してもよい。補強領域は、靴を製作する間に靴の一部として形成しても、または、別に形成し、そして接着材、縫い目、機械的留具等のような公知の固着手段を用いて靴に繋ぎ合せてもよい。 【0008】 本発明のさらなる態様は、一またはそれ以上の迅速製造付加成形技術を用いて形成してもよい様々な中底衝撃減衰構成に関連する。一例を挙げると、中底は中敷の突起に対応する複数の孔を含んでもよい。中底および中敷の組み合わせはさらなる衝撃減衰を提供し、そして、孔および突起の配置は、着用者の仕様、希望等々に基づきカスタマイズしてもよい。 [本発明1001] 以下を含む履物物品: 中底および本底を含む底構造;ならびに 底構造に繋ぎ合わされ、そして着用者の足を受け入れるための空所を形成するアッパーであって、迅速製造付加成形技術を用いて形成され、かつ、少なくとも一つの補強領域を含み、該少なくとも一つの補強領域が、慣用的な材料より形成される補強を含む、アッパー。 [本発明1002] 補強が、非迅速製造付加成形技術により形成される、本発明1001の履物物品。 [本発明1003] 補強が、アッパーのつま革足前領域の屈曲領域に配置される、本発明1001の履物物品。 [本発明1004] 補強が、織物および革のうちの少なくとも一つから形成される、本発明1003の履物物品。 [本発明1005] 補強が、縫い目、機械的留具、および接着材のうちの少なくとも一つによってアッパーに繋ぎ合わされている、本発明1003の履物物品。 [本発明1006] 補強が鳩目補強を含む、本発明1001の履物物品。 [本発明1007] 鳩目補強が、織物、革、プラスチックおよび金属のうちの少なくとも一つによって形成される、本発明1006の履物物品。 [本発明1008] 補強が縁領域補強を含む、本発明1001の履物物品。 [本発明1009] 以下を含む履物物品: 中底および本底を含む底構造;ならびに 底構造に繋ぎ合わされ、そして着用者の足を受け入れるための空所を形成するアッパー であって、第一の迅速製造付加成形技術を用いて形成され、かつ、少なくとも一つの補強領域を含み、該少なくとも一つの補強領域が、第二の迅速製造付加成形技術を用いて形成される補強を含む、アッパー。 [本発明1010] 第一および第二の迅速製造付加成形技術が同じ迅速製造付加成形技術である、本発明1009の履物物品。 [本発明1011] 第一および第二の迅速製造付加成形技術が異なる迅速製造付加成形技術である、本発明1009の履物物品。 [本発明1012] 補強が履物物品と分離した部分として形成される、本発明1009の履物物品。 [本発明1013] 補強がアッパーに、縫い目、機械的留具および接着材の少なくとも一つによって繋ぎ合わされる、本発明1012の履物物品。 [本発明1014] 補強が鳩目補強を含む、本発明1009の履物物品。 [本発明1015] 補強が縁領域補強を含む、本発明1009の履物物品。 [本発明1016] 着用者の足を受け入れるよう構成されたアッパー; アッパーに繋ぎ合わされた底構造であって、 表面に接触するよう構成された本底、および 最上部表面に形成された複数の孔を含む中底 を含む底構造;ならびに 中底と嵌合するよう構成された中敷であって、中底に形成された孔に対応するように構成された複数の突起を含む中敷; を含み、中底および中敷が、迅速製造付加成形技術を用いて形成される、履物物品。 [本発明1017] アッパーが迅速製造付加成形技術を用いて形成される、本発明1016の履物物品。 [本発明1018] 孔が部分的に中底を通って伸びる、本発明1016の履物物品。 [本発明1019] 孔が、中底の最上表面から底表面を通って伸びる、本発明1016の履物物品。 [本発明1020] 孔および突起が、衝撃減衰を提供するように構成されている、本発明1016の履物物品。 [本発明1021] 孔および突起の構成が使用者の足の仕様に基づく、本発明1016の履物物品。 [本発明1022] 孔および突起の大きさが使用者の足の仕様に基づく、本発明1016の履物物品。 [本発明1023] アッパーがさらに少なくとも一つの補強部分を含む、本発明1016の履物物品。 [本発明1024] 少なくとも一つの補強部分がアッパーの爪先領域に位置付けられている、本発明1023の履物物品。 [本発明1025] 少なくとも一つの補強部分がアッパーの縁領域に位置付けられている、本発明1023の履物物品。 [本発明1026] 少なくとも一つの補強部分がアッパーの鳩目領域中に位置付けられている、本発明1023の履物物品。 [本発明1027] 補強部分が非迅速製造付加成形技術を用いて形成される、本発明1023の履物物品。 [本発明1028] 補強部分が迅速製造付加成形技術を用いて形成される、本発明1023の履物物品。 [本発明1029] 着用者の足を受け入れるよう構成されたアッパー; アッパーに繋ぎ合わされた底構造であって、 表面に接触するよう構成された本底、および 衝撃減衰を提供するように構成されたエアバッグと、エアバッグ内に構成され、かつ着用者の足に支えを提供するよう構成された、構造的挿入とをさらに含む、中底 を含む底構造; を含み、該構造的挿入が、迅速製造付加成形技術を用いて形成される、履物物品。 [本発明1030] エアバッグが慣用的なエアバッグ材料より形成される、本発明1029の履物物品。 [本発明1031] 構造的挿入の形が着用者の足の仕様に基づく、本発明1029の履物物品。 [本発明1032] 構造的挿入の構成が着用者の足の仕様に基づく、本発明1029の履物物品。 [本発明1033] アッパーがさらに少なくとも一つの補強部分を含む、本発明1029の履物物品。 [本発明1034] 補強部分が非迅速製造付加成形技術を用いて形成される、本発明1033の履物物品。 [本発明1035] 補強部分が迅速製造付加成形技術を用いて形成される、本発明1033の履物物品。
具体实施方式:
【0011】 詳細な説明 続いての本発明に関する様々な構造例についての記載では、本明細書の一部を形成し、そして履物、時計用バンド、衣服、および運動用器材等のような様々な物品例ならびにこれらの物品の製造方法を図解により示す添付の図面について言及する。さらに、本発明の範囲から離れることなく、他の部分および構造の特定の配置が利用でき、そして、構造的および機能的改変を行うことができることが理解される。また、本発明の様々な特色およ び要素の例について記載するため、本明細書中では「最上部(top)」、「底部(bottom)」、「前(front)」、「後ろ(back)」、「背面(rear)」、「側面(side)」のような用語が使用されるが、これらの用語は本明細書中で便宜上、例えば、図面中の例示的向き、および/または典型的使用での向きに基づいて使用される。本明細書中の何ものも、本発明の範囲に該当するために特定の三次元的または空間的方向の構造を必要とすると解釈されるべきでない。さらに、本発明は、履物物品および履物物品の製造方法に関して一般的に記載される。しかしながら、本発明は様々な物品の産生に使用してもよい。 【0012】 A.本発明の例に係る履物等の物品についての一般的記載 一般に、上述のように、本発明の態様は履物、時計用バンド、衣類、運動用器材等のような物品に関連する。さらに、本発明の態様はこのような物品の製造方法に関連する。本発明の態様についてのより詳細な記載が以下に続く。 【0013】 1.本発明に係る履物物品等の物品例 本発明の一態様は履物物品等の物品に関連する。このような履物物品は、例えば、アッパーおよびアッパーと係合した底構造を含んでもよい。少なくとも幾つかの例にお
返回