IPC分类号:
B29C65/02 | B32B37/00 | B29K25/00 | B29K33/00 | B29L7/00 | B29L9/00
当前申请(专利权)人:
住友化学株式会社 | 日油株式会社
原始申请(专利权)人:
住友化学工業株式会社 | 日本油脂株式会社
当前申请(专利权)人地址:
東京都中央区新川二丁目27番1号 | 東京都渋谷区恵比寿四丁目20番3号
工商成立日期:
1937-01-01|1913-09-22
代理人:
久保山 隆 | 中山 亨 | 榎本 雅之
摘要:
【課題】 反りを生ずることなく、熱可塑性樹脂連続シート(S)に熱可塑性樹脂連続フィルム(F)が熱融着により貼合された熱可塑性樹脂連続貼合シート(A)を製造し得る装置(1)を提供する。
【解決手段】 本発明の製造装置(1)は、加熱溶融された熱可塑性樹脂(P)を連続してシート状に押出すダイ(2)と、押出された熱可塑性樹脂(P1)を圧延して連続シート(S)とする圧延ロール(3)と、圧延された後の連続シート(S)を平坦に保持する保持機構(4)と、平坦に保持された連続シート(S)の貼合面(Sa)を加熱する加熱装置(5)と、加熱された後の連続シート(S)に連続フィルム(F)を貼合する貼合ロール(6)とを備えている。熱可塑性樹脂(P)をシート状に押出し、圧延して連続シート(S)とした後、平坦に保持しながら貼合面(Sa)を加熱し、連続フィルム(F)と貼合して、連続貼合シート(A)を製造する。
【選択図】図1
技术问题语段:
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで本発明者は、反りを生じさせることなく、熱可塑性樹脂連続貼合シートを製造し得る装置を開発するべく鋭意検討した結果、連続貼合シートが反るのは圧延ロール上で曲げられた状態で連続シートを加熱するためであり、圧延ロールから連続シートを引取り、平坦に保持しながら加熱した後に、貼合ロールで連続フィルムを貼合するように製造装置を構成することで、反りのない連続貼合シートが容易に製造できることを見出し、本発明に至った。
技术功效语段:
【0009】本発明の製造装置によれば、圧延された後の熱可塑性樹脂連続シートを平坦に保持しながら加熱し、貼合ロールにより熱可塑性樹脂連続フィルムと熱融着させて貼合するので、反りを生じさせることなく、熱可塑性樹脂連続貼合シートを連続的に製造することができる。
权利要求:
【請求項1】
熱可塑性樹脂連続シートに熱可塑性樹脂連続フィルムが熱融着により貼合された熱可塑性樹脂連続貼合シートを製造する方法であり、加熱溶融された熱可塑性樹脂をシート状に押出し、圧延して熱可塑性樹脂連続シートとした後、得られた熱可塑性樹脂連続シートを平坦に保持しながら貼合面を加熱し、熱可塑性樹脂連続フィルムと貼合すること、及び、熱可塑性樹脂連続フィルムの貼合面(Fa)のガラス転移温度(Tgf)は、熱可塑性樹脂連続シートの貼合面のガラス転移温度(Tgs)よりも30℃低い温度(Tgs-30℃)以上であることを特徴とする前記熱可塑性樹脂連続貼合シートの製造方法。
【請求項2】
熱可塑性樹脂連続シートがアクリル樹脂連続シートまたはメタクリル酸メチル-スチレン共重合体樹脂連続シートであり、熱可塑性樹脂連続フィルムがアクリル樹脂フィルム、メタクリル酸メチル-スチレン共重合体樹脂フィルム、スチレン樹脂フィルム、ABS樹脂フィルム、フッ素樹脂フィルムまたはナイロン樹脂フィルムである請求項1に記載の製造方法。
技术领域:
【0001】
本発明は、熱可塑性樹脂連続貼合シートの製造装置に関する。
背景技术:
【0002】
図2(a)および(b)に示すように熱可塑性樹脂連続シート〔以下、連続シートと略称することがある。〕(S)の片面〔図2(a)〕または両面〔図2(b)〕に熱可塑性樹脂製連続フィルム〔以下、連続フィルムと略称することがある。〕(F)が貼合された熱可塑性樹脂連続貼合シート〔以下、連続貼合シートと略称することがある。〕(A)を製造するための装置として、特許文献1〔特開平6-270366号公報第3頁〕には、図3に示すような製造装置(1')が開示されている。かかる製造装置(1')は、押出機(7)によって加熱溶融された熱可塑性樹脂(P)を連続してシート状に押出すダイ(2)と、このダイ(2)から押出された熱可塑性樹脂(P1)を圧延して連続シート(S)とする圧延ロール(3)とを備えている。ダイ(2)から押出された熱可塑性樹脂(P1)は、第一圧延ロール(31)と第二圧延ロール(32)との間に挟み込まれ圧延された後、この第二圧延ロール(32)に巻き掛けられながら、この第二圧延ロール(32)と第三圧延ロール(33)との間に挟み込まれて再度圧延され、連続シート(S)となる。圧延直後の連続シート(S)は、第三圧延ロール(33)に巻き掛けられたのち、第三圧延ロール(33)から引取られる。
なお、圧延後の連続シート(S)の表面温度は概ねガラス転移温度(Tgs)である。
【0003】
この製造装置(1')は、再度の圧延後、第三圧延ロール(33)に巻き掛けられた状態の連続シート(S)を加熱する加熱装置(5')と、加熱された後の連続シート(S)を第三圧延ロール(33)上で連続フィルム(F)と貼合する貼合ロール(6')も備えていて、連続シート(S)は加熱装置(5')により第三圧延ロール(33)上で加熱されてから、この第三圧延ロール(33)上で貼合ロール(6')により連続フィルム(F)と貼合される。
【0004】
この製造装置(1')によれば、圧延直後で表面温度がガラス転移温度(Tgs)程度の連続シート(S)を加熱してから連続フィルム(F)と貼合するので、連続シート(S)のガラス転移温度(Tgs)と同程度か、これよりも高いガラス転移温度(Tgf)の連続フィルム(F)であっても、容易に熱融着により貼合して連続貼合シート(A)を得ることができる。
【0005】
しかし、かかる従来の製造装置(1')では、得られた連続貼合シート(A)に反りが生じ易いという問題があった。
【0006】
【特許文献1】特開平6-270366号公報第3頁
发明内容:
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで本発明者は、反りを生じさせることなく、熱可塑性樹脂連続貼合シートを製造し得る装置を開発するべく鋭意検討した結果、連続貼合シートが反るのは圧延ロール上で曲げられた状態で連続シートを加熱するためであり、圧延ロールから連続シートを引取り、平坦に保持しながら加熱した後に、貼合ロールで連続フィルムを貼合するように製造装置を構成することで、反りのない連続貼合シートが容易に製造できることを見出し、本発明に至った。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち本発明は、熱可塑性樹脂連続シート(S)に熱可塑性樹脂連続フィルム(F)が熱融着により貼合された熱可塑性樹脂連続貼合シート(A)を製造するための装置(1)であり、
加熱溶融された熱可塑性樹脂(P)を連続してシート状に押出すダイ(2)と、
前記ダイ(2)から押出された熱可塑性樹脂(P1)を圧延して熱可塑性樹脂連続シート(S)とする圧延ロール(3)と、
前記圧延ロール(3)で圧延された後の熱可塑性樹脂連続シート(S)を平坦に保持する保持機構(4)と、
前記保持機構(4)によって平坦に保持された熱可塑性樹脂連続シート(S)の貼合面(Sa)を加
熱する加熱装置(5)と、
前記加熱装置(5)で加熱された後の熱可塑性樹脂連続シート(S)に熱可塑性樹脂連続フィルム(F)を貼合する貼合ロール(6)とを備えている
ことを特徴とする熱可塑性樹脂連続貼合シート(A)の製造装置(1)を提供するものである。図1に本発明の製造装置(1)の一例を模式的に示す。
【発明の効果】
【0009】
本発明の製造装置によれば、圧延された後の熱可塑性樹脂連続シートを平坦に保持しながら加熱し、貼合ロールにより熱可塑性樹脂連続フィルムと熱融着させて貼合するので、反りを生じさせることなく、熱可塑性樹脂連続貼合シートを連続的に製造することができる。
具体实施方式:
【0010】
図1に示すように、本発明の製造装置(1)は、加熱溶融された熱可塑性樹脂(P)を押出すダイ(2)を備えている。加熱溶融され、ダイ(2)より押出される熱可塑性樹脂(P)としては、例えばアクリル樹脂、スチレン樹脂、メタクリル酸メチル-スチレン共重合体樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体樹脂(ABS樹脂)、アクリロニトリル-スチレン共重合体樹脂(AS樹脂)、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアセタール樹脂、フッ素樹脂、ナイロン樹脂などが挙げられ、これらの熱可塑性樹脂はそれぞれ単独で、または2種以上を組み合わせて用いられる。かかる熱可塑性樹脂(P)は、熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、着色剤、可塑剤、帯電防止剤などの添加剤を含んでいてもよい。
【0011】
かかる熱可塑性樹脂(P)を加熱溶融するには、例えば通常の押出機(7)を用いればよい。押出機(7)により混練されながら加熱され溶融された熱可塑性樹脂(P)は、ダイ(2)から連続的に押出される。
【0012】
ダイ(2)として通常のTダイを用いることで、フィルム状に押出すことができる。ダイ(2)は熱可塑性樹脂(P)を単層で押出すものであってもよいし、2層または3層以上の多層で押出すものであってもよい。単層で押出すダイを用いることで、単層の熱可塑性樹脂連続シート(S)を得ることができ、多層で押出すダイを用いて、2種以上の熱可塑性樹脂を共押出することで、多層の熱可塑性樹脂連続シート(S)を得ることができる。
【0013】
本発明の製造装置(1)は、かかるダイ(2)から押出された熱可塑性樹脂(P1)を圧延して連続シート(S)とする圧延ロール(3)を備えている。圧延ロール(3)の径は通常15cm以上60cm以下程度である。ダイ(2)から押出された熱可塑性樹脂(P1)は、圧延ロール(3)により圧延される。圧延ロール(3)の本数は熱可塑性樹脂(P1)を挟み込んで圧延し得るよう2本以上であれば特に限定されないが、図1に示す装置(1)では、3本の圧延ロール(3)を用いている。押出された熱可塑性樹脂(P1)は、先ず第一圧延ロール(31)と第二圧延ロール(32)との間に挟み込まれて圧延されたのち、この第二圧延ロール(32)に巻き掛けられながら、この第二圧延ロール(32)と第三圧延ロール(33)との間に挟み込まれることによって再び圧延されて、連続シート(S)に成形される。
【0014】
圧延後の連続シート(S)の厚みは通常1mm以上20mm以下程度、幅は通常200mm以上2500mm以下程度であり、圧延直後の連続シート(S)の温度は通常、連続フィルム(F)と貼合される貼合面(Sa)のガラス転移温度(Tgs)±20℃の範囲程度となる。
【0015】
本発明の製造装置(1)は、圧延ロール(3)で圧延された後の熱可塑性樹脂連続シート(S)を平坦に保持する保持機構(4)を備えている。保持機構(4)として図1に示す製造装置(1)で
は、水平面上に並べて配置された複数本のガイドロール(4)を用いている。かかるガイドロール(4)は、例えばローラーテーブルとして市販されているものを用いてもよい。連続シート(S)は、保持機構(4)によって平坦に保持されながら搬送される。なお、連続シート(S)は厳密に平坦に保持される必要はなく、応力が残留しないよう、概ね平坦に保持されていればよい。
【0016】
本発明の製造装置(1)は、かかる保持機構(4)によって平坦に保持された連続シート(S)を加熱する加熱装置(5)を備えている。加熱装置(5)は、ガイドロール(7)上の連続シート(S)を加熱する。加熱装置(5)としては、電熱ヒーター、赤外線ヒーター、温風ヒーターなどの通常の加熱装置を用いることができる。連続シート(S)は、連続フィルム(F)と貼合される貼合面(Sa)を加熱すればよく、両面に連続フィルム(F)を貼合して図2(b)に示すような連続シート(S)の両面に連続フィルム(f)が貼合された連続貼合シート(A)を得る場合には、両面を加熱すればよい。また、片面に貼合して図2(a)に示すような連続シート(S)の片面だけに連続フィルム(f)が貼合された連続シートを得る場合には、連続フィルムと貼合される貼合面(Sa)だけを加熱してもよいし、貼合面(Sa)だけでなく、その反対側の非貼合面(Sb)をも合わせた両面を加熱してもよい。
【0017】
本発明の製造装置(1)は、かかる加熱装置(5)で加熱された後の連続シート(S)に連続フィルム(F)を貼合するための貼合ロール(6)を備えている。貼合ロール(6)は通常、図1に示すように一対で用いられる。一対の貼合ロール(6)は、回転駆動されていて、引取ロールとなって圧延ロール(3)から連続シート(S)を引取るように構成されていてもよい。また、圧延ロール(3)と同期しながら回転駆動されて、圧延後の連続シート(S)に延伸力を実質的に加えずに引取れるように構成されていてもよい。貼合ロール(6)は、表面がステンレス鋼などの金属材料で構成された金属ロールであってもよいが、連続フィルム(F)の両面のうち、連続シートと貼合される貼合面(Fa)とは反対側の非貼合面(Fb)を傷付けにくい点で、連続フィルム(F)に接する貼合ロールは、表面がゴム材料で構成されたゴムロールであることが好ましい。貼合ロール(6)の直径は通常5cm以上30cm以下程度である。
【0018】
熱可塑性樹脂連続フィルム(F)としては、例えばアクリル樹脂フィルム、スチレン樹脂フィルム、メタクリル酸メチル-スチレン共重合体樹脂フィルム、ポリカーボネート樹脂フィルム、ABS樹脂フィルム、塩化ビニル樹脂フィルム、ポリオレフィン樹脂フィルム、ポリエステル樹脂フィルム、ポリアセタール樹脂フィルム、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)樹脂フィルムなどのフッ素樹脂フィルム、ナイロン樹脂フィルムなどが挙げられ、熱可塑性樹脂連続シート(S)の貼合面(Sa)と熱融着により貼合し得るものが適宜選択されて用いられる。連続フィルムの厚みは通常50μm以上1000μm以下程度であり、その幅は連続シー