キーホルダー

公开(公告)号:
JP3247783U
公开(公告)日:
2024-08-02
申请号:
JP2024001863U
申请日:
2024-06-07
授权日:
2024-07-25
受理局:
日本
专利类型:
实用新型
简单法律状态:
有效
法律状态/事件:
授权
IPC分类号:
A47G29/10
战略新兴产业分类:
-
国民经济行业分类号:
C3389 | C2042
当前申请(专利权)人:
株式会社ハイウェイプラネット
原始申请(专利权)人:
株式会社ハイウェイプラネット
当前申请(专利权)人地址:
東京都千代田区
工商统一社会信用代码:
-
工商登记状态:
-
工商注册地址:
-
工商成立日期:
-
工商企业类型:
-
发明人:
久島 信耶
代理机构:
-
代理人:
弁理士法人一色国際特許事務所
摘要:
ICモジュールを備えつつデザイン性を向上させたキーホルダーを提供すること。 【解決手段】本開示に係るキーホルダーは、透明な板状の第1透明板と、前記第1透明板と平行に配置され、透明な板状の第2透明板と、前記第1透明板と前記第2透明板との間に配置される第1印刷部と、前記第1印刷部と前記第2透明板との間に配置される第2印刷部と、前記第1印刷部と前記第2印刷部との間に配置され、近距離無線通信機能を有するICモジュールと、を備える。
技术问题语段:
【発明が解決しようとする課題】 【0004】 上記非特許文献1のキーホルダーでは、ICモジュールが外部から視認可能であるため、キーホルダーのデザイン性が低下してしまう。 【0005】 本考案は、ICモジュールを備えつつデザイン性を向上させたキーホルダーを提供することを目的とする。
技术功效语段:
【0008】本考案によれば、ICモジュールを備えつつ、デザイン性の高いキーホルダーを実現できる。
权利要求:
【請求項1】 透明な板状の第1透明板と、 前記第1透明板と平行に配置され、透明な板状の第2透明板と、 前記第1透明板と前記第2透明板との間に配置される第1印刷部と、 前記第1印刷部と前記第2透明板との間に配置される第2印刷部と、 前記第1印刷部と前記第2印刷部との間に配置され、近距離無線通信機能を有するICモジュールと、 を備えるキーホルダー。 【請求項2】 請求項1に記載のキーホルダーであって、 前記第1透明板及び前記第2透明板によって、メディアケースを模した疑似メディアケースが構成されており、 前記第1印刷部及び前記第2印刷部によって、前記メディアケースに収容されるジャケットを模した印刷物が構成されており、 前記ICモジュールは、前記印刷物に挟まれるように配置されていることを特徴とするキーホルダー。 【請求項3】 請求項1に記載のキーホルダーであって、 前記第1印刷部は、前記第1透明板に第1画像層と第1背景層とを重ねて印刷することによって構成されており、 前記第2印刷部は、前記第2透明板に第2画像層と第2背景層とを重ねて印刷することによって構成されており、 前記第1背景層と前記第2背景層との間に前記ICモジュールを配置しつつ、前記第1印刷部及び前記第2印刷部を介して前記第1透明板と前記第2透明板とが接着されていることを特徴とするキーホルダー。 【請求項4】 請求項3に記載のキーホルダーであって、 前記第2印刷部の上に前記ICモジュールが貼り付けられた状態で、前記第1透明板と前記第2透明板とが接着されていることを特徴とするキーホルダー。 【請求項5】 請求項3又は4に記載のキーホルダーであって、 前記第1印刷部が印刷された前記第1透明板と、前記第2印刷部が印刷された前記第2透明板は、両面テープによって接着されており、 前記両面テープは、前記ICモジュールを覆う領域に配置されているとともに、前記第1印刷部及び前記第2印刷部の領域の内側に配置されていることを特徴とするキーホルダー。
技术领域:
】 【0001】 本考案は、キーホルダーに関する。 【
背景技术:
】 【0002】 非特許文献1には、ICモジュールを内蔵したキーホルダーが記載されている。 【先行技術文献】 【非特許文献】 【0003】 【非特許文献1】 ソニー株式会社、“推し払いキーホルダー”,[online],[令和6年6月1日検索],インターネット<URL:https://www.sony.co.jp/Products/felica/osk/> 【
发明内容:
】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 上記非特許文献1のキーホルダーでは、ICモジュールが外部から視認可能であるため、キーホルダーのデザイン性が低下してしまう。 【0005】 本考案は、ICモジュールを備えつつデザイン性を向上させたキーホルダーを提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0006】 上記課題を解決するための本考案は、 透明な板状の第1透明板と、 前記第1透明板と平行に配置され、透明な板状の第2透明板と、 前記第1透明板と前記第2透明板との間に配置される第1印刷部と、 前記第1印刷部と前記第2透明板との間に配置される第2印刷部と、 前記第1印刷部と前記第2印刷部との間に配置され、近距離無線通信機能を有するICモジュールと、 を備えるキーホルダーである。 【0007】 本考案の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。 【発明の効果】 【0008】 本考案によれば、ICモジュールを備えつつ、デザイン性の高いキーホルダーを実現できる。 【
具体实施方式:
】 【0010】 ===概要=== 本明細書及び添付図面の記載により、以下の事項が明らかとなる。 【0011】 態様1は、透明な板状の第1透明板と、前記第1透明板と平行に配置され、透明な板状の第2透明板と、前記第1透明板と前記第2透明板との間に配置される第1印刷部と、前記第1印刷部と前記第2透明板との間に配置される第2印刷部と、前記第1印刷部と前記第2印刷部との間に配置され、近距離無線通信機能を有するICモジュールと、を備えるキーホルダーである。このようなキーホルダーによれば、ICモジュールを備えつつ、デザイン性の高いキーホルダーを実現できる。 なお、「キーホルダー」は、鍵を束ねておくための道具に限らず、鞄やスマートフォンなどに取り付けるアクセサリーを含むものである。 【0012】 態様2は、態様1のキーホルダーであって、前記第1透明板及び前記第2透明板によって、メディアケースを模した疑似メディアケースが構成されており、前記第1印刷部及び前記第2印刷部によって、前記メディアケースに収容されるジャケットを模した印刷物が構成されており、前記ICモジュールは、前記印刷物に挟まれるように配置されていることを特徴とするキーホルダーである。これにより、キーホルダーのデザイン性を向上させることができる。 【0013】 態様3は、態様1のキーホルダーであって、前記第1印刷部は、前記第1透明板に第1画像層と第1背景層とを重ねて印刷することによって構成されており、前記第2印刷部は、前記第2透明板に第2画像層と第2背景層とを重ねて印刷することによって構成されており、前記第1背景層と前記第2背景層との間に前記ICモジュールを配置しつつ、前記第1印刷部及び前記第2印刷部を介して前記第1透明板と前記第2透明板とが接着されていることを特徴とするキーホルダーである。これにより、画像を第1透明板及び第2透明板によって保護することができるとともに、キーホルダーの外部からICモジュールが視認しにくくなり、キーホルダーのデザイン性を向上させることができる。 【0014】 態様4は、態様3のキーホルダーであって、前記第2印刷部の上に前記ICモジュールが貼り付けられた状態で、前記第1透明板と前記第2透明板とが接着されていることを特徴とするキーホルダーである。これにより、キーホルダーの表面(おもて面)からICモジュールを視認しにくい構造となる。 【0015】 態様5は、態様3又は4のキーホルダーであって、前記第1印刷部が印刷された前記第1透明板と、前記第2印刷部が印刷された前記第2透明板は、両面テープによって接着されており、前記両面テープは、前記ICモジュールを覆う領域に配置されているとともに、前記第1印刷部及び前記第2印刷部の領域の内側に配置されていることを特徴とするキーホルダーである。これにより、第1印刷部と第2印刷部の間でICモジュールを強固に固定することができる。 【0016】 ===第1実施形態=== 図1~図3は、第1実施形態のキーホルダー100の説明図である。図1は、閉じた状態の説明図である。図2は、開いた状態の説明図である。図3は、キーホルダー100に収容されていた印刷物40を取り出して、印刷物40を開いた状態の説明図である。 【0017】 第1実施形態のキーホルダー100は、CDケース、DVDケース又はBDケースのようなメディアケースを模したミニチュアメディアケース(疑似メディアケース)のキーホルダー100である。第1実施形態のキーホルダー100は、第1透明板10と、第2透明板20と、第1印刷部41及び第2印刷部42を有する印刷物40と、ICモジュール50と、金具60とを有する。 【0018】 第1透明板10及び第2透明板20は、透明な板状の部材である。第1透明板10は、キーホルダー100の表面(おもて面)に配置されており、第2透明板20は、キーホルダー100の裏面に配置されている。第1透明板10と第2透明板20は、平行に配置されている。第1透明板10と第2透明板20との間には、印刷物40とICモジュール50とが配置されている。 【0019】 第1実施形態では、第1透明板10及び第2透明板20は、透明樹脂によって成型された部材で構成されている。第1実施形態では、第1透明板10及び第2透明板20によって、印刷物40及びICモジュール50を収容する収容ケースが構成されている。 【0020】 第1透明板10及び第2透明板20は、開閉可能に構成されている。これにより、第1透明板10と第2透明板20との間に収容されている印刷物40を取り出すことが可能である。第1透明板10及び第2透明板20にはヒンジ31が設けられており、ヒンジ31の回転軸を中心にして第1透明板10及び第2透明板20が開閉可能に構成されている。 【0021】 第1透明板10は、メディアケースの蓋を模した形状に構成されており、第2透明板20は、メディアケースのトレイを模した形状に構成されている。蓋を模した第1透明板10の内面には、印刷物40(後述)を保持するための保持部11が設けられている。トレイを模した第2透明板20の内面には、ディスク状のメディアを模したミニチュアメディア(疑似メディア)が設けられている。 【0022】 第1実施形態の第1透明板10には、金具60を取り付けるための取付部32が設けられている。ここでは、取付部32は、第1透明板10から突出した部位(突出部)に貫通穴を形成することによって構成されている。但し、取付部32の構造は、この構造に限られるものではない。また、取付部32は、第1透明板10及び第2透明板20のうちの少なくとも一方に設けられていれば良い。このため、取付部32は、第2透明板20のみに設けられても良いし、第1透明板10及び第2透明板20の両方に設けられても良い。なお、第1実施形態のキーホルダー100のように、第1透明板10及び第2透明板20が開閉可能に構成されている場合には、第1透明板10及び第2透明板20のうちの一方のみに取付部32を設ける方が望ましい。 【0023】 印刷物40は、印刷が施された部材である。第1実施形態の印刷物40は、フロントジャケットに模したミニチュアジャケット(疑似ジャケット;疑似歌詞カード;疑似説明書)である。第1実施形態の印刷物40は、紙などの被印刷媒体に印刷を施すことによって構成されている。第1実施形態では、印刷された1枚の紙に2つ折り加工が施されることによって、4ページの印刷物40が構成されている。但し、印刷物40は、4ページの構成に限られるものではなく、3つ折り加工が施された6ページの構成でも良いし、冊子状に中綴じされた複数ページの構成でも良い。印刷物40は、第1透明板10と第2透明板20の間に収容されている。印刷物40は、第1透明板10の保持部11によって、第1透明板10の内側に保持されている。 【0024】 印刷物40は、第1印刷部41及び第2印刷部42を有する。第1印刷部41及び第2印刷部42は、印刷された部位である。ここでは、2つ折り加工された印刷物40のうち、折り目から見て一方側の紙片が第1印刷部41を構成し、折り目から見て他方側の紙片が第2印刷部42を構成している。印刷物40が折り畳まれた時に第1印刷部41及び第2印刷部42が平行に重なり合う。印刷物40は折り畳まれた状態で第1透明板10と第2透明板20の間に収容されるため、第1印刷部41及び第2印刷部42は、第1透明板10や第2透明板20と平行な状態で、第1透明板10と第2透明板20の間に収容されている。第1印刷部41及び第2印刷部42は、紙に画像を形成したものでなくても良く、後述するように、基材上に印刷された層(印刷層)で構成されても良い。 【0025】 第1印刷部41には、キーホルダー100の表面(おもて面)から視認される画像(第1透明板10越しに視認される画像)が形成されている。ここでは、第1印刷部41の外側の面(4ページ構成の印刷物40の第1ページを構成する面)には、ミニチュアジャケットの表紙となるギターのイラスト画像が形成されている。なお、第1印刷部41(及び第2印刷部42)に形成される画像は、イラスト画像に限られるものではなく、写真画像でも良いし、文字画像でも良いし、所定の模様の画像でも良いし、無地(単一色で構成された画像)でも良い。第1印刷部41の内側の面(4ページ構成の印刷物40の第2ページを構成する面)には、文字画像が形成されている。例えば、第1印刷部41の内側の面には、ICモジュール50の使用方法が記載されており、これにより、印刷物40は、メディアケースに付属するジャケットを模しながら、使用説明書として機能している。但し、第1印刷部41の内側の面に文字画像が形成されなくてもよく、例えば、第1印刷部41の内側の面が無地であっても良い。 【0026】 第2印刷部42の内側の面(4ページ構成の印刷物40の第3ページを構成する面)には、ICモジュール50が貼り付けられている。また、第2印刷部42の外側の面(4ページ構成の印刷物40の第4ページを構成する面)は、ミニチュアジャケットの裏表紙となる画像が形成されている。なお、第2印刷部42の外側の面にイラストのような画像が形成されなくてもよく、例えば、第2印刷部42の外側の面は無地であっても良い。 【0027】 図中の第2印刷部42は、第1印刷部41と一体的に設けられているが、第2印刷部42の構成は、これに限られるものではない。例えば、第2印刷部42は、メディアケースのトレイに設けられるリアジャケット(バックインレイ)に模したミニチュアリアジャケット(疑似リアジャケット;疑似バックインレイ:疑似バックカード)で構成されても良く、第1印刷部41(ミニチュアフロントジャケット)とは別の部材で構成されても良い。なお、第2印刷部42が第1印刷部41とは別体のミニチュアリアジャケットで構成される場合、第2印刷部42には、キーホルダー100の裏面から第2透明板20越しに視認される画像が形成されることになる。 【0028】 第1印刷部41及び第2印刷部42は、第1透明板10と第2透明板20との間に配置される。これにより、第1印刷部41に印刷された画像を第1透明板10及び第2透明板20によって保護することができ、画像が損傷することを抑制できる。第1実施形態では、メディアケースがジャケットを収容するように、第1印刷部41及び第2印刷部42により構成された印刷物40が第1透明板10と第2透明板20の間に収容されている。なお、第2印刷部42は、第1印刷部41よりも第2透明板20の側に配置されている。このため、第2印刷部42は、第1印刷部41と第2透明板20との間に配置されることになる。 【0029】 ICモジュール50は、近距離無線通信機能を備えたシート状の部材(タグ)である。ICモジュール50が設けられたキーホルダー100にスマートフォンをかざすことによって、ICモジュール50とスマートフォンとの間で非接触にてデータ通信を行うことができる。ここでは、ICモジュール50は、NFCタグで構成されている。例えば、NFCタグには、音楽配信サイトの所定の楽曲に対応するURLが記憶されており、キーホルダー100にスマートフォンをかざすと、スマートフォンが音楽配信サイトのURLにアクセスし、スマートフォンで所定の楽曲を再生することができる。なお、ICモジュール50は、NFCタグに限られるものではなく、RFID機能を備えたタグ(RFIDタグ)でも良いし、Felica(登録商標)等の他の通信規格による通信機能を備えたタグでも良い。 【0030】 第1実施形態のキーホルダー100は、メディアケースを模した構造であるため、ICモジュール50に音楽関連の情報が記憶されていることが好適である。但し、ICモジュール50に記憶する情報は、音楽関連の情報に限られるものではなく、例えば決済情報などでも良い。 【0031】 ICモジュール50は、不図示のICチップやアンテナを有している。ここでは、ICモジュール50は、円形状に構成されているが、矩形状に構成されても良い。ICモジュール50は、接着層を有するシール状に構成されており、印刷物40に貼り付けられている。 【0032】 ICモジュール50は、第1印刷部41と第2印刷部42の間に配置されている。これにより、キーホルダー100の外部からICモジュール50が視認しにくくなり、キーホルダー100のデザイン性を向上させることができる。第1実施形態では、ICモジュール50は、2つ折り加工された印刷物40に挟まれて配置されている。つまり、第1実施形態では、ICモジュール50は、第1印刷部41を構成する紙片と、第2印刷部42を構成する紙片との間に挟まれて配置されている。 【0033】 図3に示す形態では、ICモジュール50は、第2印刷部42の内側の面(4ページ構成の印刷物40の第3ページを構成する面)に貼り付けられている。つまり、図3に示す形態では、ICモジュール50は、第2印刷部42に貼り付けられている。但し、ICモジュール50は、第1印刷部41に貼り付けられていても良い。なお、ICモジュール50は、第2印刷部42に貼り付けられて配置される方が、第1印刷部41に貼り付けられて配置されるよりも、キーホルダー100の表面からICモジュール50を視認しにくくなる(第1透明板10及び第1印刷部41越しにICモジュール50が透けて見えることを抑制できる)。このため、ICモジュール50は、第2印刷部42に貼り付けつつ、第1印刷部41と第2印刷部42の間に配置されていることが望ましい。 【0034】 第1印刷部41と第2印刷部42の間にICモジュール50を配置する構成は、図3に示す構成に限られるものではない。例えば、第2印刷部42が第1印刷部41とは別体のミニチュアリアジャケット(疑似リアジャケット;疑似バックインレイ)で構成される場合には、ICモジュール50が第2印刷部42(ミニチュアリアジャケット)の内側の面に貼り付けられることによって第1印刷部41と第2印刷部42の間にICモジュール50が配置されても良いし、ICモジュール50がディスク状のメディアを模したミニチュアメディア(疑似メディア)に設けられることによって、ICモジュール50が第1印刷部41及び第2印刷部42のいずれにも貼り付けられることなく、第1印刷部41と第2印刷部42の間に配置されても良い。 【0035】 ICモジュール50は、第1透明板10と第2透明板20との間に配置される。これにより、ICモジュール50を第1透明板10及び第2透明板20によって保護することができ、ICモジュール50が損傷することを抑制できる。 【0036】 金具60は、キーホルダー100を鞄やスマートフォンなどに取り付けるための部材である。金具60は、取付部32に取り付けられている。ここでは、金具60は、ボールチェーンにより構成されており、取付部32の貫通穴に挿通されている。但し、金具60は、ボールチェーンに限られるものではない。 【0037】 ===第2実施形態=== 図4~図7は、第2実施形態のキーホルダー100の説明図である。図4は、第2実施形態のキーホルダー100を表面(おもて面)から見た説明図である。図5は、第2実施形態のキーホルダー100の構造を説明するための概略断面図である。図6は、組み立て前の第2実施形態のキーホルダー100の説明図である。図7は、第2実施形態のキーホルダー100の層構造の説明図である。 【0038】 第2実施形態のキーホルダー100は、アクリル板によって構成されたアクリルキーホルダーである。第2実施形態のキーホルダー100は、第1透明板10と、第2透明板20と、第1印刷部41と、第2印刷部42と、ICモジュール50とを有する。図4~図7の図中には、第1実施形態のキーホルダー100と共通する部材には、図1~図3と同じ符号を付している。第2実施形態では、第1実施形態と共通する説明については省略することがある。 【0039】 第2実施形態においても、第1透明板10及び第2透明板20は、透明な板状の部材である。第2実施形態の第1透明板10及び第2透明板20は、アクリル板により構成された平板状の部材である。第2実施形態では、第1透明板10及び第2透明板20は固定されている。ここでは、第1透明板10及び第2透明板20は、両面テープ70により接着されている(詳しくは、第1透明板10及び第2透明板20は、第1印刷部41及び第2印刷部42を介して、両面テープ70により接着されている)。 【0040】 第2実施形態の第1透明板10及び第2透明板20には、それぞれ取付部32が設けられている。第2実施形態のキーホルダー100のように、第1透明板10及び第2透明板20が固定されている場合には、第1透明板10及び第2透明板20のそれぞれに取付部32を設けることが望ましい。これにより、第1透明板10及び第2透明板20のうちの一方のみに取付部32を設けた場合と比べて、金具60を取り付ける取付部32の耐久性を高めることができ、取付部32の損傷を抑制できる。 【0041】 第2実施形態においても、第1印刷部41及び第2印刷部42は、印刷された部位である。第2実施形態においても、第1印刷部41には、キーホルダー100の表面(おもて面)から視認される画像が形成されている。第2実施形態の第2印刷部42には、キーホルダー100の裏面から視認される画像が形成されている。 【0042】 第2実施形態では、第1印刷部41は、被印刷媒体(基材)となる第1透明板10上に印刷された印刷層で構成されている。第2実施形態の第1印刷部41は、第1透明板10に第1画像層41Aと第1背景層41Bとを重ねて印刷することによって構成されている。 【0043】 第1画像層41Aは、キーホルダー100の表面(おもて面)から視認される画像を形成する層である。第1画像層41Aは、第1透明板10の上にカラーインクを塗布して画像を印刷することによって、形成される。第1画像層41Aは、第1透明板10の印刷面(貼り合わせた時に内側になる面)に形成される。第1画像層41Aは、第1透明板10の印刷面とは逆側から、第1透明板10越しに視認されることになる。このため、第1透明板10の印刷面には、視認させる画像を反転させた画像が印刷されることになる。 【0044】 第1背景層41Bは、第1画像層41Aにより形成される画像の背景を形成する層である。言い換えると、第1背景層41Bは、背景画像を形成する層である。第1背景層41Bは第1印刷部41の遮光性を高める効果があり、第1画像層41Aに重ねて第1背景層41Bが形成されることによって、第1画像層41Aにより形成される画像の視認性を向上させることができる。第1背景層41Bは、第1透明板10に第1画像層41Aを形成した後に、第1画像層41Aの上に背景用インクを塗布して背景画像を印刷することによって、形成される。ここでは、背景用インクは白インクであり、背景画像は白画像(白によるベタ塗りの画像;白一色の無地)である。なお、第1背景層41Bは、白インクによって構成されていなくてもよく、例えば銀インクによって構成されても良い。また、背景画像は、ベタ塗りの画像でなくてもよく、模様が施された画像でも良い。但し、背景画像をベタ塗りの画像で構成した場合、遮光性を向上させることができ、ICモジュール50を視認しにくくさせることができる(ICモジュール50が透けて見えることを抑制できる)。 【0045】 第1背景層41Bの上には、両面テープ70が貼り付けられることになる。両面テープ70については後述する。 【0046】 第2実施形態では、第2印刷部42は、被印刷媒体(基材)となる第2透明板20上に印刷された印刷層で構成されている。第2実施形態の第2印刷部42は、第2透明板20に第2画像層42Aと第2背景層42Bとを重ねて印刷することによって構成されている。 【0047】 第2画像層42Aは、キーホルダー100の裏面から視認される画像を形成する層である。第2画像層42Aは、第1画像層41Aとほぼ同様に、第2透明板20の上にカラーインクを塗布して画像を印刷することによって、形成される。第2画像層42Aは、第1画像層41Aと同様に、印刷面(貼り合わせた時に内側になる面)とは逆側から視認されることになる。 【0048】 第2背景層42Bは、第2画像層42Aにより形成される画像の背景を形成する層である。言い換えると、第2背景層42Bは、背景画像を形成する層である。第2背景層42Bは第2印刷部42の遮光性を高める効果があり、第2画像層42Aに重ねて第2背景層42Bが形成されることによって、第2画像層42Aにより形成される画像の視認性を向上させることができる。第2背景層42Bは、第2透明板20に第2画像層42Aを形成した後に、第2画像層42Aの上に背景用インクを塗布して背景画像を印刷することによって、形成される。第2背景層42Bにより構成される背景画像は、第1背景層41Bにより構成される背景画像と共通であることが望ましい。第1背景層41Bと第2背景層42Bが共通の背景画像を構成することによって、遮光性を向上させることができ、ICモジュール50を視認しにくくさせることができる。このため、ここでは、第2背景層42Bを形成する背景用インクは白インクであり、背景画像は白画像である。なお、第2背景層42Bは、白インクによって構成されていなくてもよく、例えば銀インクによって構成されても良い。また、背景画像は、ベタ塗りの画像でなくてもよく、模様が施された画像でも良い。 【0049】 第2実施形態においても、第1印刷部41及び第2印刷部42は、第1透明板10と第2透明板20との間に配置される。これにより、画像(第1画像層41Aや第2画像層42A)を第1透明板10及び第2透明板20によって保護することができ、画像が損傷することを抑制できる。なお、第2実施形態においても、第2印刷部42は、第1印刷部41と第2透明板20との間に配置されることになる。 【0050】 第2実施形態においても、ICモジュール50は、第1印刷部41と第2印刷部42の間に配置されている。第2実施形態では、ICモジュール50は、第1背景層41Bと第2背景層42Bとの間に配置される。遮光性を高める効果を有する第1背景層41Bと第2背景層42Bとの間にICモジュール50が配置されているため、キーホルダー100の外部からはICモジュール50は視認されにくい。 【0051】 第2実施形態では、ICモジュール50は、第2透明板20上に形成された第2印刷部42の上に貼り付けられており、第2印刷部42にICモジュール50が貼り付けられた状態で、第1透明板10(第1印刷部41が印刷された第1透明板10)と第2透明板20(第2印刷部42が印刷された第2透明板20)とが接着されることになる。但し、ICモジュール50は、第1透明板10上に形成された第1印刷部41の上に貼り付けられても良い。なお、ICモジュール50は、第2印刷部42に貼り付けられて配置される方が、第1印刷部41に貼り付けられて配置されるよりも、キーホルダー100の表面からICモジュール50を視認しにくくなる(第1透明板10及び第1印刷部41越しにICモジュール50が透けて見えることを抑制できる)。このため、ICモジュール50は、第2印刷部42に貼り付けつつ、第1印刷部41と第2印刷部42の間に配置されていることが望ましい。言い換えると、第2印刷部42の上にICモジュール50が貼り付けられた状態で、第1透明板10と第2透明板20とが接着されることが望ましい。 【0052】 また、第2実施形態においても、ICモジュール50は、第1透明板10と第2透明板20との間に配置される。これにより、ICモジュール50を第1透明板10及び第2透明板20によって保護することができ、ICモジュール50が損傷することを抑制できる。 【0053】 ところで、ICモジュール50は、第1透明板10と第2透明板20との間(詳しくは、第1印刷部41と第2印刷部42の間)に配置されるため、第1透明板10と第2透明板20とを接着する時にICモジュール50の両面に荷重がかけられることになる。但し、ICモジュール50は、第1透明板10と第2透明板20(及び第1印刷部41と第2印刷部42)に平行に配置された状態で第1透明板10と第2透明板20の間で挟み込まれるように荷重がかけられるため、第1透明板10と第2透明板20とを接着する時にICモジュール50が損傷しにくい構造になっている。 【0054】 図6及び図7に示すように、第2実施形態では、第1透明板10上に形成された第1印刷部41の上に両面テープ70が貼り付けられる。両面テープ70は、第1透明板10と第2透明板20とを貼り合わせるための部材である。 【0055】 両面テープ70は、第1印刷部41の領域の内側に配置される。これにより、キーホルダー100の表面側(おもて側)から第1透明板10及び第1印刷部41越しに両面テープ70が見えることを抑制できる。また、両面テープ70は、第1透明板10と第2透明板20とを貼り合わせた時に、第1印刷部41及び第2印刷部42の領域の内側に配置される。これにより、キーホルダー100の外部から両面テープ70が見えることを抑制できる。なお、両面テープ70は、第1印刷部41の上に配置する代わりに、第2印刷部42(及びICモジュール50)の上に配置しても良い。 【0056】 両面テープ70は、第1透明板10と第2透明板20とを貼り合わせた時にICモジュール50の全体を覆う領域に配置される。これにより、第1印刷部41と第2印刷部42の間でICモジュール50を強固に固定することができる。 【0057】 なお、両面テープ70の中央部に穴を形成することによって、第1透明板10と第2透明板20とを貼り合わせた時に両面テープ70がICモジュール50と接触しないように構成しても良い。これにより、第1透明板10と第2透明板20とを貼り合わせた時に、第1透明板10と第2透明板20との間に隙間が形成されることを抑制できる。一方、図6及び図7に示すように、両面テープ70に穴を形成せずに、第1透明板10の中央部に両面テープ70を配置し、第1透明板10の周縁部には両面テープ70を配置しない構造にした場合には、第1透明板10と第2透明板20とを貼り合わせた時に第1透明板10と第2透明板20との間に気泡が形成されることを抑制できるという効果を得ることができる。 【0058】 両面テープ70を用いずに第1透明板10と第2透明板20とを接着しても良い。例えば、液状やジェル状の接着剤を、第1透明板10上に形成された第1印刷部41の上、及び/又は第2透明板20上に形成された第2印刷部42の上に塗布し、第1透明板10と第2透明板20とを接着しても良い。但し、両面テープ70を用いた場合、液状やジェル状の接着剤を用いた場合と比べて、接着層が占める領域を設定し易いという利点がある。 【0059】 ===小括=== 本実施形態のキーホルダー100は、第1透明板10と、第1透明板10と平行に配置された第2透明板20と、第1透明板10と第2透明板20との間に配置された第1印刷部41と、第1印刷部41と第2透明板20との間に配置された第2印刷部42と、第1印刷部41と第2印刷部42との間に配置されたICモジュール50とを備えている。本実施形態の構成によれば、第1印刷部41及び第2印刷部42が第1透明板10と第2透明板20との間に配置されるため、第1印刷部41の画像(第1透明板10越しに視認される画像)を第1透明板10及び第2透明板20によって保護することができる。また、本実施形態の構成によれば、ICモジュール50が第1印刷部41と第2印刷部42との間に配置されるため、キーホルダー100の外部からICモジュール50が視認しにくくなり、キーホルダー100のデザイン性を向上させることができる。なお、本実施形態のキーホルダー100は、第1実施形態や第2実施形態の構成に限られるものではない。第1実施形態や第2実施形態の構成とは別の構成であっても、第1透明板10と、第1透明板10と平行に配置された第2透明板20と、第1透明板10と第2透明板20との間に配置された第1印刷部41と、第1印刷部41と第2透明板20との間に配置された第2印刷部42と、第1印刷部41と第2印刷部42との間に配置されたICモジュール50とを備えたキーホルダー100であれば、画像を第1透明板10及び第2透明板20によって保護することができるとともに、キーホルダー100の外部からICモジュール50が視認しにくくなり、キーホルダー100のデザイン性を向上させることができる。 【0060】 第1実施形態のキーホルダー100では、第1透明板10及び第2透明板20によって疑似メディアケースが構成されており、第1印刷部41及び第2印刷部42によって印刷物40が構成されている。これにより、ジャケットを収容したメディアケースを模したミニチュアメディアケースのキーホルダー100を構成することができ、キーホルダー100のデザイン性を向上させることができる。また、第1実施形態では、ICモジュール50は、印刷物40に挟まれるように配置されている。これにより、キーホルダー100の外部からICモジュール50が視認しにくくなり、キーホルダー100のデザイン性を向上させることができる。なお、キーホルダー100は、第1実施形態の構成に限られるものではなく、別の構成のミニチュアメディアケースのキーホルダーでも良いし、メディアケースとは異なる構造物のミニチュアサイズのキーホルダーでも良い。 【0061】 第2実施形態のキーホルダー100では、第1透明板10に第1画像層41Aと第1背景層41Bとを重ねて印刷することによって第1印刷部41が構成されており、第2透明板20に第2画像層42Aと第2背景層42Bとを重ねて印刷することによって第2印刷部42が構成されており、第1背景層41Bと第2背景層42Bとの間にICモジュール50を配置しつつ、第1印刷部41及び第2印刷部42を介して第1透明板10と第2透明板20とが接着されている。これにより、画像を第1透明板10及び第2透明板20によって保護することができるとともに、キーホルダー100の外部からICモジュール50が視認しにくくなり、キーホルダー100のデザイン性を向上させることができる。なお、第1透明板10と第2透明板20とを接着する時にICモジュール50に荷重がかけられることになるが、ICモジュール50は、第1透明板10と第2透明板20(及び第1印刷部41と第2印刷部42)に平行に配置された状態で第1透明板10と第2透明板20の間で挟み込まれるように荷重がかけられるため、ICモジュール50は損傷しにくい構造になっている。このため、第1背景層41Bと第2背景層42Bとの間にICモジュール50を配置しつつ、第1印刷部41及び第2印刷部42を介して第1透明板10と第2透明板20とを接着することは実現可能である。 【0062】 また、第2実施形態のキーホルダー100では、第2印刷部42の上にICモジュール50が貼り付けられた状態で、第1透明板10と第2透明板20とが接着されている。これにより、ICモジュール50が第1印刷部41に貼り付けられた場合と比べて、キーホルダー100の表面(おもて面)からICモジュール50を視認しにくい構造となる。但し、ICモジュール50が第1印刷部41の上に貼り付けられた状態で、第1透明板10と第2透明板20とが接着されても良い。 【0063】 また、第2実施形態のキーホルダー100では、両面テープ70は、ICモジュール50を覆う領域に配置されている。これにより、第1印刷部41と第2印刷部42の間でICモジュール50を強固に固定することができる。また、第2実施形態のキーホルダー100では、両面テープ70は、第1印刷部41及び第2印刷部42の領域の内側に配置されている。これにより、キーホルダー100の外部から両面テープ70が見えることを抑制できる。但し、両面テープ70は、ICモジュール50と接触しない領域に配置されても良いし、第1印刷部41や第2印刷部42の領域の外側に配置されても良い。 【符号の説明】 【0064】 10 第1透明板、11 保持部、 20 第2透明板、 31 ヒンジ、32 取付部、 40 印刷物、 41 第1印刷部、 41A 第1画像層、41B 第1背景層、 42 第2印刷部、 42A 第2画像層、42B 第2背景層、 50 ICモジュール、60 金具、 70 両面テープ、100 キーホルダー
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