国民经济行业分类号:
C4350 | C3545 | C3871
当前申请(专利权)人地址:
富山県富山市山室荒屋57-1
摘要:
【課題】眩暈でふらつく使用者が、足元前方に照射された線状光に沿って歩くことにより、真っ直ぐ歩くことを可能とする歩行用ライン投光器を提供する。
【解決手段】杖を挟持するように取付けた杖支持部1と、杖支持部1に回動可能となるように取付けられた光源支持部2と、光源Aの先端部分と、光源Aから照射した光を透過するレンズ部5を抱持したレンズ支持部とを備え、レンズ部5を透過した光が、使用者の足元前方に線状光として照射される。
【選択図】図2
技术问题语段:
【考案が解決しようとする課題】
【0006】
そこで本考案は上記事情に鑑み、簡単な構成で製作できて、歩行障害や眩暈で歩行の際にふらつく人が、床に照射された目印を頼りに真っ直ぐ歩くことを可能とする、歩行用ライン投光器を提供することを目的とする。
技术功效语段:
【0009】請求項1に記載の考案によれば、杖に装着された光源から照射した光を棒状のレンズに透過させることで、使用者の足元前方に線状光を照射することができる。さらに、光源支持部を回動することにより、線状光を照射する位置を微調整することもできる。
【0010】請求項2に記載の考案によれば、レンズ部の向きを変えることで、使用者の足元前方に照射される線状光の角度を変更することができる。
权利要求:
【請求項1】
杖を挟持するように取付けた杖支持部と、
前記杖支持部に回動可能となるように取付けられた光源支持部と、
光源の先端部分と、光源から照射した光を透過する棒状のレンズを嵌装するレンズ部を抱持したレンズ支持部と、を備え、
レンズ部を透過した光が、使用者の足元前方に線状光として照射されることを特徴とする歩行用ライン投光器。
【請求項2】
前記レンズ部は、抱持された前記レンズ支持部において、周方向に回動することを特徴とする請求項1に記載の歩行用ライン投光器。
技术领域:
【0001】
本考案は、レーザーポインターの光を歩行時の目印として床に照射することを特徴とした歩行用ライン投光器に関する。
背景技术:
【0002】
激しい眩暈や耳鳴り、難聴をはじめとする症状が特徴のメニエール病は、その症状の一つである眩暈の発作が起きると真っ直ぐ歩くことが困難になる。眩暈の発作を起こした患者は、杖をはじめとした歩行補助器具を用いることで歩行時のふらつきを軽減することが可能になるが、真っ直ぐ歩くためには何らかの目印が必要となる。
【0003】
そこで、特許文献1乃至特許文献3では、杖に取付けられた装置あるいは杖に内蔵された光源で歩行者前方の床に目印の光を照射する歩行補助装置が提案されている。また、特許文献4では、患者の身体に装着する歩行補助装置の提案がされており、装置から床に照射された線状光を歩行時に踏み出す際の目印としている。
【0004】
しかしながら、上に挙げた先行技術において歩行者の前方に照射された目印の光は、次に杖を突く場所の目印であったり、歩行開始時の一歩が踏み出せない人が一歩を踏み出せるように照射された線状光を跨いだりするためのものであったため、真っ直ぐ歩くための目印としては心許無いものであった。加えて、特許文献1や特許文献2で提案されている歩行補助装置は、ジャイロセンサーや重力センサー、GPS等の機能を備えており、その高度な機能をもって照射する光の位置を正確に決めることができる一方で、歩行補助装置自体が複雑且つ、高価なものになってしまい、広く一般に普及し難いものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】
特許第5988227号公報
【特許文献2】
特開2017-158996号公報
【特許文献3】
実登3128818号公報
【特許文献4】
特許第6434565号公報
发明内容:
【考案が解決しようとする課題】
【0006】
そこで本考案は上記事情に鑑み、簡単な構成で製作できて、歩行障害や眩暈で歩行の際にふらつく人が、床に照射された目印を頼りに真っ直ぐ歩くことを可能とする、歩行用ライン投光器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
杖を挟持するように取付けた杖支持部と、前記杖支持部に回動可能となるように取付けられた光源支持部と、光源の先端部分と、光源から照射した光を透過する棒状のレンズを嵌装するレンズ部を抱持したレンズ支持部とを備え、レンズ部を透過した光が、使用者の足元前方に線状光として照射されることを特徴とする。
【0008】
前記レンズ部は、抱持された前記レンズ支持部において、周方向に回動することを特徴とする。
【考案の効果】
【0009】
請求項1に記載の考案によれば、杖に装着された光源から照射した光を棒状のレンズに透過させることで、使用者の足元前方に線状光を照射することができる。さらに、光源支持部を回動することにより、線状光を照射する位置を微調整することもできる。
【0010】
請求項2に記載の考案によれば、レンズ部の向きを変えることで、使用者の足元前方に照射される線状光の角度を変更することができる。
具体实施方式:
【0012】
以下より、本考案の実施の形態について詳説する。
本考案の歩行用ライン投光器は、図1、図2及び図7に示すように、使用する杖Dを挟持して取付けられた杖支持部1と、光源Aを挟持して且つ、前記杖支持1に回動可能となるように取付けられた光源支持部2と、光源Aから照射される光を透過するレンズBを挿入したレンズ部5と、前記レンズ部5を内部に包有し、光源Aの先端部分を挟持するよう構成されたレンズ支持部3と、前記レンズ部5に蓋をするよう前記光源支持部3の先端部分に取付けられるレンズ蓋6と、光源AのON/OFFを切り替えるスイッチ部4を備えている。
【0013】
杖支持部1は、図1乃至図3に示すように、第一の杖支持部材1aと第二の杖支持部材1bで構成されており、それぞれ断面形状略半円状の凹み11a、11bを有している。第一の杖支持部材1aと第二の杖支持部材1bは、それぞれ4つずつ備えてあるボルト孔12a、12bにボルト7を螺着することで、凹み11a、11bが対向して連結し、杖Dを挟持するような略円柱状の空間を内側に設けることができる。このような構成とすると、ボルト孔12a、12bに螺着されたボルト7を緩めることで杖Dを挟持する力も緩み、杖Dと杖支持部1の間に隙間が生じるため、杖Dに装着する場所を自由に変更することができる。このため、使用者の体格や杖の長さに応じて取付高を自由に調節することが可能となる。
また、第二の杖支持部材1bには、光源支持部2と連結するための連結ボルト13bのネジ部が露出するように埋設されている(図3参照)。露出した連結ボルト13bのネジ部は、第二の光源支持部材2bに設けられた連結ボルト孔23bへと螺着され、杖支持部1と光源支持部2が連結する。
【0014】
光源支持部2は、図1、図2及び図4に示すように、第一の光源支持部材2aと第二の光源支持部材2bで構成されており、それぞれ断面形状略半円状の凹み21a、21bを有している。上述した杖支持部1と同様に、第一の光源支持部材2aと第二の光源支持部材2bにもそれぞれボルト孔22a、22bが4つずつ備えられており、ボルト7を螺着すれば凹み21a、21bが対向して連結し、光源Aを挟持できるような略円柱状の空間を内側に設けることができる。
また、上述したように、第二の杖支持部材1bから突出した連結ボルト13bが第二の光源支持部材2bの連結ボルト孔23bに螺着することで、杖支持部1と光源支持部2が連結する構成となっている。この時、光源支持部2は連結ボルト13bによって緊締されているものの、杖支持部1に対して回動可能となるように取付けられている。このため、光源Aの角度を自由に変更することで、使用者に応じて線状光Cの照射角度を自由に変化させることが可能となる。なお、適切な角度に調節した後は連結ボルト13bをより強く締めることで角度が固定できる。
【0015】
レンズ支持部3は、図1、図2及び図5に示すように、一対のレンズ支持部材31、32で構成されている。レンズ支持部材31、32にはそれぞれ、光源Aを嵌め込む断面形状略半円状の光源挿入部33と、光源挿入部33に食い込むように備えられた断面形状略L字状のスイッチ部案内溝34と、円柱状のレンズ部5を嵌め込むレンズ保持部35が設けられている。一対のレンズ支持部材31、32には、杖支持部1や光源支持部2と同様に、両部材を連結させるための小ネジ孔36が4箇所ずつ設けられており、小ネジ8を小ネジ孔36に螺着させることで光源挿入部33と、スイッチ部案内溝34と、レンズ保持部35が向い合うように連結し、光源Aを挟持できるような略円柱状の空間を内側に設けることができる。なお、レンズ支持部材31、32同士を連結させる際は、小ネジ8を螺着させる前にレンズ保持部35にレンズ部5を予め嵌め込んでから連結させる。
【0016】
上述したスイッチ部案内溝34には、光源AのON/OFFを切り替えるスイッチ部4が嵌め込まれる構成となっている。スイッチ部4は、図2に示すように、レンズ支持部3から突出するつまみ41と、断面形状略T字状の摺動部42と、摺動部42の底面中央部が盛り上がった凸部43が一体的に構成されている。スイッチ部案内溝34は、レンズ支持部材31、32が連結すると前記摺動部42が嵌合するような略T字状の空間を成すため、予めスイッチ部4をどちらかのスイッチ部案内溝34に嵌め込んでから、もう一方のレンズ支持部材31、32を連結させてレンズ支持部3を組上げる。
上述のようにスイッチ部4をレンズ支持部3に組込むことで、スイッチ部4の摺動部42がスイッチ部案内溝34に沿って摺動することができる。この時、図2のように光源Aが光源挿入部32に挿入されていると、スイッチ部4に設けられた凸部43が光源Aの電源Asを押圧するように構成されているため、スイッチ部4の摺動によって光源AのON/OFFを切り替えることができる。
【0017】
レンズ部5は、図2及び図6に示すようにドーナツ型の部材であり、光源Aから照射された光を透過させるレンズBと、該レンズBを挿入するレンズ挿入孔51と、レンズBの角度を調整する角度調整つまみ52とで構成されている。レンズ部5は、上述したレンズ支持部3に設けられたレンズ保持部35に嵌め込んであって、角度調整つまみ52を動かすことによりレンズ保持部35内で円周方向に回動可能となるように組込まれている。
本考案にて使用されているレンズBは、略円柱状を呈した透明なアクリル棒であり、レンズ挿入孔51からレンズ部5に挿通させる。光源Aより照射された光は、略円柱状のレンズBの側面へ入射後レンズBを通過すると線状に集光し、図7に示すような線状光Cとして杖Dの前方に映し出すことができ、本考案の使用者は線状光Cに沿って歩くことでふらつくことなく真っ直ぐ歩くことが可能となる。
【0018】
上述したレンズ部5がレンズ支持部3から逸脱しないように、ドーナツ型の部材であるレンズ蓋6をレンズ支持部3と連結させる(図1参照)。図6に示すように、レンズ蓋6にもレンズ支持部3と同様の小ネジ孔36が4箇所備えてあり、小ネジ8を螺着させることでレンズ蓋6を装着することができる。
レンズ蓋6には、角度調整つまみ52、52が挿通する角度調整案内溝61、61が設けてあって(図6参照)、角度調整つまみ52の先端部分がレンズ蓋6より突出するように構成されている。該角度調整案内溝61、61は、レンズ蓋6の中心に対向して設けられており、そこから突出している角度調整つまみ52を角度調整案内溝61に沿って摺動させると、レンズ支持部3の内部でレンズ部5が略90度回動し、レンズBの向きを変更することができる。なお、角度調整案内溝61の長さを変えることで、レンズ部5の回転角度をより大きくしたり、小さくしたりすることも可能である。
【0019】
このように構成された歩行用ライン投光器を杖Dに装着すれば、図7のように進行方向側へ線状光Cが照射され、本考案の使用者はその線状光Cに沿って移動することにより、ふらつかずに真っ直ぐ歩くことが可能となる。
また、照射される線状光Cはレンズ部5の回動によって略90度回転するため、進行方向に沿った直線のほか、進行方向に垂直な線とすることもでき、使用者は線状光Cに沿って移動するだけでなく、線状光Cを跨ぐように歩行することもできる。このため、特許文献3のように、歩行時の最初の一歩が出難い歩行障害を持つ使用者に対しても対応することができる。
【0020】
本考案のライン投光器は、部材同士がボルトやネジで連結して構成されている上に、ライン投光器そのものには電気的な動力を必要とする部材が無いためそれぞれの部材を簡単に分解、組立てることが可能であり、別の杖への付け替えや光源の取替も自由である。また、ライン投光器を構成する部材は3Dプリンターによって製作することができるため、使用したい光源や杖のサイズに合わせて各部材のサイズを容易に変えることが可能である。
【0021】
本考案で用いているレンズBは、丸棒状のアクリル棒を用いているが、レンズ部5のレンズ挿入孔51の形状を変えることで角棒を用いることもできる。
なお、上述した本考案の実施例では各部材間の連結にはボルトやネジを用いているが、小蝶番を用いてより簡便に杖や光源を取付けることもできる。
【符号の説明】
【0022】
1 杖支持部
2 光源支持部
3 レンズ支持部
5 レンズ部
A 光源
B レンズ
C 線状光
D