履物具を製造するためのシステムと方法

公开(公告)号:
JP2024530174A
公开(公告)日:
2024-08-16
申请号:
JP2024506840
申请日:
2022-08-12
授权日:
-
受理局:
日本
专利类型:
发明申请
简单法律状态:
审中
法律状态/事件:
公开
IPC分类号:
A43B1/04 | A43B3/10
战略新兴产业分类:
-
国民经济行业分类号:
C1954 | C1953 | C1952 | C1951 | C2444 | C1761 | O8192 | C1959
当前申请(专利权)人:
プーマ エス イー
原始申请(专利权)人:
プーマ エス イー
当前申请(专利权)人地址:
ドイツ連邦共和国 91074 ヘルツォーゲナウラッハ、プーマ ウェイ 1
工商统一社会信用代码:
-
工商登记状态:
-
工商注册地址:
-
工商成立日期:
1948-01-01
工商企业类型:
-
发明人:
サスマン,ラインホルト
代理机构:
-
代理人:
弁理士法人高橋·林アンドパートナーズ
摘要:
履物具は、ニット材料で形成され、前方遠位端と後方遠位端を画定するスリーブを含む。スリーブは、外部表面、および内部空洞を画定する内部表面を含む。履物具は、内部空洞内に配置されるミッドソール、および外部表面の一部に層ごとに印刷された骨組みを含む。骨組みは、複数のセグメントとアウトソールを含む。アウトソールは外部表面の底部に配置され、複数のセグメントは前方遠位端と後方遠位端の間でスリーブの外部表面に沿って延在する。
技术问题语段:
-
技术功效语段:
【0006】ここで記述される履物具は、様々な構成を有することができる。幾つかの実施形態では、履物具は、スリーブまたは靴下、およびスリーブまたは靴下内に配置されるミッドソールを含む。一般に、スリーブまたは靴下は、ニットまたは織物材料で形成され、ミッドソールを包む。スリーブまたは靴下を補強するため、スリーブまたは靴下の外部に選択的に骨組みが層ごとに印刷される。骨組みは、スリーブまたは靴下の底部の外部またはソール側に層ごとに印刷されるアウトソールを含んでもよい。履物具のこの設計により、ミッドソールとスリーブまたは靴下を別個の部品として製造し、カスタマイズされた方法で組み立てることができ(例えば、同じスリーブ/靴下が異なる設計のミッドソールを収容できる場合がある)、骨組みは、付加製造プロセスを介してスリーブまたは靴下に印刷してもよく、これにより、製造された履物具のカスタマイズオプション(例えば、骨組みにより提供される補強の位置、骨組みにより提供される補強の量、骨組みおよび一体的に形成されたアウトソールの設計など)がさらに提供される。この改良されたカスタマイズにより、従来の製造技術と比較した場合、改善された製造効率で履物具を製造することができ、履物具を履くエンドユーザーに改良された性能特性(例えば、クッション性、エネルギーリターン、安定性など)を提供することができる。
权利要求:
【請求項1】 ニット材料で形成され、前方遠位端と後方遠位端を画定し、外部表面および内部空洞を含むスリーブ、 前記内部空洞内に配置されるミッドソール、ならびに 前記外部表面の一部に層ごとに印刷される骨組みを備え、 前記骨組みは複数のセグメントおよびアウトソールを有し、前記アウトソールは前記外部表面の底部に配置され、前記複数のセグメントは前記前方遠位端と前記後方遠位端の間で前記スリーブの前記外部表面に沿って延在する、履物具。 【請求項2】 前記スリーブは、アッパー部とミッドソール部を画定する、請求項1に記載の履物具。 【請求項3】 前記ニット材料は、前記アッパー部にまたがる第1のニット材料、および前記ミッドソール部にまたがる第2のニット材料を含む、請求項2に記載の履物具。 【請求項4】 前記第2のニット材料は、少なくとも一部が透明であり、前記ミッドソールは、前記スリーブの前記ミッドソール部を介して外部から視認される、請求項3に記載の履物具。 【請求項5】 前記複数のセグメントは、第1組の線と第2組の線を含む、請求項1に記載の履物具。 【請求項6】 前記第1組の線は、互いにほぼ平行であり、前記第2組の線は、互いにほぼ平行である、請求項5に記載の履物具。 【請求項7】 前記第1組の線は、前記第2組の線と交差して十字パターンを形成する、請求項5に記載の履物具。 【請求項8】 前記複数のセグメントは、互いに整列し、前記スリーブに沿って踵-つま先方向に延在する、請求項1に記載の履物具。 【請求項9】 前記複数のセグメントは、いずれもセグメント高さとセグメント幅を規定する、請求項1に記載の履物具。 【請求項10】 前記セグメント高さは、ほぼ同一である、請求項9に記載の履物具。 【請求項11】 前記セグメント幅は、ほぼ同一である、請求項9に記載の履物具。 【請求項12】 前記セグメント高さは、最小セグメント高さから最大セグメント高さまで変化する、請求項9に記載の履物具。 【請求項13】 前記最大セグメント高さは、前記最小セグメント高さの1から5倍である、請求項12に記載の履物具。 【請求項14】 前記最大セグメント高さは、前記最小セグメント高さの2から4倍である、請求項12に記載の履物具。 【請求項15】 前記セグメント幅は、最小セグメント幅から最大セグメント幅まで変化する、請求項9に記載の履物具。 【請求項16】 前記最大セグメント幅は、前記最小セグメント幅の1から5倍である、請求項15に記載の履物具。 【請求項17】 前記最大セグメント幅は、前記最小セグメント幅の2から4倍である、請求項15に記載の履物具。 【請求項18】 前記複数のセグメントは、相互交差する複数の行セグメントと複数の列セグメントを含むマトリクスパターンを画定する、請求項1に記載の履物具。 【請求項19】 前記行セグメントの隣接する対の間で画定される行間隔は、ほぼ同一である、請求項18に記載の履物具。 【請求項20】 前記行セグメントの隣接する対の間で画定される行間隔は、行間隔最小値から行間隔最大値まで変化する、請求項18に記載の履物具。 【請求項21】 前記列セグメントの隣接する対の間で画定される列間隔は、ほぼ同一である、請求項18に記載の履物具。 【請求項22】 前記列セグメントの隣接する対の間で画定される列間隔は、列間隔最小値から列間隔最大値まで変化する、請求項18に記載の履物具。 【請求項23】 前記スリーブは、前記ミッドソールの一部が視認される穴を含む、請求項1に記載の履物具。 【請求項24】 前記ミッドソールの前記一部は、前記スリーブに形成される前記穴を介して突出する、請求項23に記載の履物具。 【請求項25】 前記アウトソールは、前記スリーブに形成される前記穴の周囲に印刷される、請求項24に記載の履物具。 【請求項26】 前記複数のセグメントは、前記外部表面上の第1の位置上に第1セグメント高さを有する第1セグメント、前記外部表面上の第2の位置上に第2セグメント高さを有する第2セグメント、および前記外部表面上の第3の位置上に第3セグメント高さを有する第3セグメントを含む、請求項1に記載の履物具。 【請求項27】 前記第2セグメント高さは、前記第1セグメント高さと前記第3セグメント高さよりも大きい、請求項26に記載の履物具。 【請求項28】 前記第3セグメント高さは前記第2セグメント高さよりも大きく、前記第2セグメント高さは前記第1セグメント高さよりも大きい、請求項26に記載の履物具。 【請求項29】 前記複数のセグメントは、前記外部表面上の第1の位置上に第1セグメント幅を有する第1セグメント、前記外部表面上の第2の位置上に第2セグメント幅を有する第2セグメント、および前記外部表面上の第3の位置上に第3セグメント幅を有する第3セグメントを含む、請求項1に記載の履物具。 【請求項30】 前記第2セグメント幅は、前記第1セグメント幅と前記第3セグメント幅よりも大きい、請求項29に記載の履物具。 【請求項31】 前記第3セグメント幅は前記第2セグメント幅よりも大きく、前記第2セグメント幅は前記第1セグメント幅よりも大きい、請求項26に記載の履物具。 【請求項32】 前記複数のセグメントの一部は、前記骨組みを介してレースを通すことができるよう、前記アッパーに対して移動可動である、請求項1に記載の履物具。 【請求項33】 第1のニット材料で形成されるアッパー部、および第2のニット材料で形成されるミッドソール部を含むアッパー、 前記アッパー内に配置されるミッドソール、 前記アッパー上に層ごとに印刷され、前記アッパーの外部の内側と前記アッパーの外部の外側を延在する複数の行セグメントと複数の列セグメントを含むマトリクスパターンを画定する骨組み、ならびに 前記アッパーのソール側に層ごとに印刷され、前記外部の内側と前記外部の外側において前記骨組みに接続されるアウトソールを含む、履物具。 【請求項34】 前記第2のニット材料は、少なくとも一部が透明であり、前記ミッドソールの一部が前記アッパーの前記ミッドソール部を介して外部から視認される、請求項33に記載の履物具。 【請求項35】 前記骨組みは、前記アウトソールと一体的に形成される、請求項33に記載の履物具。 【請求項36】 前記複数の行セグメントは、互いにほぼ平行であり、前記複数の列セグメントは、互いにほぼ平行である、請求項33に記載の履物具。 【請求項37】 前記複数の行セグメントは、前記複数の列セグメントと交差して十字パターンを形成する、請求項33に記載の履物具。 【請求項38】 前記複数の行セグメントの隣接する対の間で画定される行間隔は、ほぼ同一である、請求項33に記載の履物具。 【請求項39】 前記複数の行セグメントの隣接する対の間で画定される行間隔は、行間隔最小値から行間隔最大値まで変化する、請求項33に記載の履物具。 【請求項40】 前記複数の列セグメントの隣接する対の間で画定される列間隔は、ほぼ同一である、請求項33に記載の履物具。 【請求項41】 前記複数の列セグメントの隣接する対の間で画定される列間隔は、列間隔最小値から列間隔最大値まで変化する、請求項33に記載の履物具。 【請求項42】 前記アッパーは、前記ミッドソールの一部が視認される穴を含む、請求項33に記載の履物具。 【請求項43】 前記ミッドソールの前記一部は、前記アッパーに形成される前記穴を介して突出する、請求項42に記載の履物具。 【請求項44】 前記アウトソールは、前記アッパーに形成される前記穴の周囲に印刷される、請求項43に記載の履物具。 【請求項45】 前記複数の行セグメントと前記複数の列セグメントは、いずれもセグメント高さとセグメント幅を規定する、請求項33に記載の履物具。 【請求項46】 前記セグメント高さはほぼ同一である、請求項45に記載の履物具。 【請求項47】 前記セグメント幅はほぼ同一である、請求項45に記載の履物具。 【請求項48】 前記セグメント高さは、最小セグメント高さから最大セグメント高さまで変化する、請求項45に記載の履物具。 【請求項49】 前記最大セグメント高さは、前記最小セグメント高さの1から5倍の間である、請求項48に記載の履物具。 【請求項50】 前記最大セグメント高さは、前記最小セグメント高さの2から4倍の間である、請求項48に記載の履物具。 【請求項51】 前記セグメント幅は、最小セグメント幅から最大セグメント幅まで変化する、請求項45に記載の履物具。 【請求項52】 前記最大セグメント幅は、前記最小セグメント幅の1から5倍の間である、請求項51に記載の履物具。 【請求項53】 前記最大セグメント幅は、前記最小セグメント幅の2から4倍の間である、請求項51に記載の履物具。 【請求項54】 前記複数のセグメントまたは前記複数の列セグメントは、前記アッパー上の第1の位置上に第1セグメント高さを有する第1セグメント、前記アッパー上の第2の位置上に第2セグメント高さを有する第2セグメント、および前記アッパー上の第3の位置上に第3セグメント高さを有する第3セグメントを含む、請求項33に記載の履物具。 【請求項55】 前記第2セグメント高さは、前記第1セグメント高さと前記第3セグメント高さよりも大きい、請求項54に記載の履物具。 【請求項56】 前記第3セグメント高さは、前記第2セグメント高さよりも大きく、前記第2セグメント高さは、前記第1セグメント高さよりも大きい、請求項54に記載の履物具。 【請求項57】 前記複数のセグメントまたは前記複数の列セグメントは、前記アッパー上の第1の位置上に第1セグメント幅を有する第1セグメント、前記アッパー上の第2の位置上に第2セグメント幅を有する第2セグメント、および前記アッパー上の第3の位置上に第3セグメント幅を有する第3セグメントを含む、請求項54に記載の履物具。 【請求項58】 前記第2セグメント幅は、前記第1セグメント幅と前記第3セグメント幅よりも大きい、請求項57に記載の履物具。 【請求項59】 前記第3セグメント幅は、前記第2セグメント幅よりも大きく、前記第2セグメント幅は、前記第1セグメント幅よりも大きい、請求項57に記載の履物具。 【請求項60】 前記複数のセグメントの一部は、前記骨組みを介してレースを通すことができるよう、前記アッパーに対して移動可動である、請求項33に記載の履物具。 【請求項61】 第1のニット材料からアッパーを形成すること、 前記アッパーの内部表面と噛み合い、前記アッパーの外部表面を支持するように、前記アッパーによって画定される内部空洞に靴型を挿入すること、 前記アッパーによって画定される前記外部表面の一部に骨組みを層ごとに印刷すること、 前記アッパーの前記外部表面のソール側にアウトソールを層ごとに印刷すること、 前記アッパーの前記内部空洞から前記靴型を取り外すこと、および 前記アッパーの前記内部空洞にミッドソールを挿入することを含む、履物具を製造する方法。 【請求項62】 前記ニット材料から前記アッパーを形成することは、 第1のニット材料から前記アッパーのアッパー部を形成すること、および 第2のニット材料から前記アッパーのミッドソール部を形成することを含む、請求項61に記載の方法。 【請求項63】 前記第2のニット材料は、少なくとも部分的に透明であり、前記ミッドソールの一部が前記アッパーの前記ミッドソール部を介して外部から視認される、請求項62に記載の方法。 【請求項64】 前記アッパーによって画定される前記外部表面の一部に前記骨組みを層ごとに印刷することは、 前記外部表面の前記一部に複数のセグメントを印刷することを含む、請求項61に記載の方法。 【請求項65】 前記外部表面の前記一部に前記複数のセグメントを印刷することは、 前記外部表面上の第1の位置に第1セグメント高さを有する第1セグメントを印刷すること、 前記外部表面上の第2の位置に第2セグメント高さを有する第2セグメントを印刷すること、および 前記外部表面上の第3の位置に第3セグメント高さを有する第3セグメントを印刷することを含む、請求項64に記載の方法。 【請求項66】 前記第2セグメント高さは、前記第1セグメント高さと前記第3セグメント高さよりも大きい、請求項65に記載の方法。 【請求項67】 前記第3セグメント高さは前記第2セグメント高さよりも大きく、前記第2セグメント高さは前記第1セグメント高さよりも大きい、請求項65に記載の方法。 【請求項68】 前記外部表面の前記一部に前記複数のセグメントを印刷することは、 前記外部表面上の第1の位置に第1セグメント幅を有する第1セグメントを印刷すること、 前記外部表面上の第2の位置に第2セグメント幅を有する第2セグメントを印刷すること、および 前記外部表面上の第3の位置に第3セグメント幅を有する第3セグメントを印刷することを含む、請求項64に記載の方法。 【請求項69】 前記第2セグメント幅は、前記第1セグメント幅と前記第3セグメント幅よりも大きい、請求項68に記載の方法。 【請求項70】 前記第3セグメント幅は前記第2セグメント幅よりも大きく、前記第2セグメント幅は前記第1セグメント幅よりも大きい、請求項68に記載の方法。 【請求項71】 前記複数のセグメントは、いずれもセグメント高さとセグメント幅を規定する、請求項64に記載の方法。 【請求項72】 前記セグメント高さは、ほぼ同一である、請求項71に記載の方法。 【請求項73】 前記セグメント幅は、ほぼ同一である、請求項71に記載の方法。 【請求項74】 前記セグメント高さは、最小セグメント高さから最大セグメント高さまで変化する、請求項71に記載の方法。 【請求項75】 前記最大セグメント高さは、前記最小セグメント高さの1から5倍の間である、請求項74に記載の方法。 【請求項76】 前記最大セグメント高さは、前記最小セグメント高さの2から4倍の間である、請求項74に記載の方法。 【請求項77】 前記セグメント幅は、最小セグメント幅から最大セグメント幅まで変化する、請求項71に記載の方法。 【請求項78】 前記最大セグメント幅は、前記最小セグメント幅の1から5倍の間である、請求項77に記載の方法。 【請求項79】 前記最大セグメント幅は、前記最小セグメント幅の2から4倍の間である、請求項77に記載の方法。 【請求項80】 前記アッパー内に穴を形成することをさらに含む、請求項61に記載の方法。 【請求項81】 前記ミッドソールの一部が前記アッパー内に形成される前記穴を介して突出する、請求項80に記載の方法。 【請求項82】 前方遠位端と後方遠位端を画定する外部表面を含むスリーブを第1のニット材料から形成すること、 前記スリーブの内部空洞に靴型を挿入すること、 前記スリーブの前記外部表面の一部に骨組みを層ごとに印刷すること、 前記スリーブの前記内部空洞から前記靴型を取り外すこと、 ミッドソールを層ごとに印刷すること、および 前記スリーブの前記内部空洞に前記ミッドソールを挿入することを含み、 前記骨組みは、複数のセグメントとアウトソールを含み、前記アウトソールは、前記外部表面の底部上に配置され、前記複数のセグメントは、前記スリーブの前記外部表面に沿って前記前方遠位端から前記後方遠位端まで延在する、履物具を製造する方法。 【請求項83】 前記ニット材料から前記スリーブを形成することは、 第1のニット材料から前記スリーブのアッパー部を形成すること、および 第2のニット材料から前記スリーブのミッドソール部を形成することを含む、請求項82に記載の方法。 【請求項84】 前記第2のニット材料は、少なくとも部分的に透明であり、前記ミッドソールの一部が前記スリーブの前記ミッドソール部を介して外部から視認される、請求項83に記載の方法。 【請求項85】 前記スリーブに穴を形成することをさらに含む、請求項82に記載の方法。 【請求項86】 前記ミッドソールの一部が前記スリーブ内に形成される前記穴を介して突出する、請求項85に記載の方法。 【請求項87】 前記外部表面の前記一部に前記複数のセグメントを印刷することは、 前記外部表面上の第1の位置に第1セグメント高さを有する第1セグメントを印刷すること、 前記外部表面上の第2の位置に第2セグメント高さを有する第2セグメントを印刷すること、および 前記外部表面上の第3の位置に第3セグメント高さを有する第3セグメントを印刷することを含む、請求項82に記載の方法。 【請求項88】 前記第2セグメント高さは、前記第1セグメント高さと前記第3セグメント高さよりも大きい、請求項87に記載の方法。 【請求項89】 前記第3セグメント高さは前記第2セグメント高さよりも大きく、前記第2セグメント高さは前記第1セグメント高さよりも大きい、請求項87に記載の方法。 【請求項90】 前記外部表面の前記一部に前記複数のセグメントを印刷することは、 前記外部表面上の第1の位置に第1セグメント幅を有する第1セグメントを印刷すること、 前記外部表面上の第2の位置に第2セグメント幅を有する第2セグメントを印刷すること、および 前記外部表面上の第3の位置に第3セグメント幅を有する第3セグメントを印刷することを含む、請求項82に記載の方法。 【請求項91】 前記第2セグメント幅は、前記第1セグメント幅と前記第3セグメント幅よりも大きい、請求項90に記載の方法。 【請求項92】 前記第3セグメント幅は前記第2セグメント幅よりも大きく、前記第2セグメント幅は前記第1セグメント幅よりも大きい、請求項90に記載の方法。 【請求項93】 前記複数のセグメントは、いずれもセグメント高さとセグメント幅を規定する、請求項82に記載の方法。 【請求項94】 前記セグメント高さは、ほぼ同一である、請求項93に記載の方法。 【請求項95】 前記セグメント幅は、ほぼ同一である、請求項93に記載の方法。 【請求項96】 前記セグメント高さは、最小セグメント高さから最大セグメント高さまで変化する、請求項93に記載の方法。 【請求項97】 前記最大セグメント高さは、前記最小セグメント高さの1から5倍の間である、請求項96に記載の方法。 【請求項98】 前記最大セグメント高さは、前記最小セグメント高さの2から4倍の間である、請求項96に記載の方法。 【請求項99】 前記セグメント幅は、最小セグメント幅から最大セグメント幅まで変化する、請求項93に記載の方法。 【請求項100】 前記最大セグメント幅は、前記最小セグメント幅の1から5倍の間である、請求項99に記載の方法。 【請求項101】 前記最大セグメント幅は、前記最小セグメント幅の2から4倍の間である、請求項99に記載の方法。
技术领域:
】 【0001】 [関連出願の相互参照] 本出願は、2021年8月13日に出願された米国仮出願第63/232,928号の利益および優先権を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。 【0002】 [連邦政府が支援する研究開発に関するリファレンス] 該当なし 【0003】 [配列表] 該当なし 【0004】 本開示は、全般に、履物具を製造するためのシステムと方法に関する。 【0005】 従来の多くの靴または履物具は、一般に、アッパーおよびアッパーの下端に取り付けられたソールを備えている。従来の靴は、靴を足に固定する前に使用者の足を受け入れる内部空間、例えば、アッパーとソールの内部表面によって形成される空隙またはキャビティをさらに含む。ソールは、典型的にはアッパーの下面に取り付けられ、アッパーと地面との間に位置する。ある実施態様では、ソールは、アウトソール、ミッドソール、インソールなどの複数の部品を含むことがある。アウトソールはソールの底面にトラクションを与え、ミッドソールはアウトソールの内部表面に取り付けられてもよい。 【
背景技术:
-
发明内容:
】 【課題を解決するための手段】 【0006】 ここで記述される履物具は、様々な構成を有することができる。幾つかの実施形態では、履物具は、スリーブまたは靴下、およびスリーブまたは靴下内に配置されるミッドソールを含む。一般に、スリーブまたは靴下は、ニットまたは織物材料で形成され、ミッドソールを包む。スリーブまたは靴下を補強するため、スリーブまたは靴下の外部に選択的に骨組みが層ごとに印刷される。骨組みは、スリーブまたは靴下の底部の外部またはソール側に層ごとに印刷されるアウトソールを含んでもよい。履物具のこの設計により、ミッドソールとスリーブまたは靴下を別個の部品として製造し、カスタマイズされた方法で組み立てることができ(例えば、同じスリーブ/靴下が異なる設計のミッドソールを収容できる場合がある)、骨組みは、付加製造プロセスを介してスリーブまたは靴下に印刷してもよく、これにより、製造された履物具のカスタマイズオプション(例えば、骨組みにより提供される補強の位置、骨組みにより提供される補強の量、骨組みおよび一体的に形成されたアウトソールの設計など)がさらに提供される。この改良されたカスタマイズにより、従来の製造技術と比較した場合、改善された製造効率で履物具を製造することができ、履物具を履くエンドユーザーに改良された性能特性(例えば、クッション性、エネルギーリターン、安定性など)を提供することができる。 【0007】 幾つかの実施形態において、本開示は、ニット材料によって形成され、前方遠位端と後方遠位端を画定するスリーブを含む履物具を提供する。スリーブは、外部表面、および内部空洞を画定する内部表面を含む。履物具は、内部空洞内に配置されたミッドソール、および外部表面の一部に層ごとに印刷された骨組みを含む。骨組みは、複数のセグメントとアウトソールを含む。アウトソールは外部表面の底部に配置され、複数のセグメントは前方遠位端と後方遠位端の間でスリーブの外部表面に沿って延びる。 【0008】 幾つかの実施形態において、本開示は、アッパー部とミッドソール部を含むアッパーを備える履物具を提供する。アッパー部は第1のニット材料から形成され、ミッドソール部は第2のニット材料から形成される。履物具は、アッパー内に配置されたミッドソール、アッパーに層ごとに印刷された骨組み、およびアッパーのソール側に層ごとに印刷されたアウトソールを含む。骨組みは、アッパーの外部の内側とアッパーの外部の外側に沿って伸びる行セグメントと列セグメントを含むマトリックスパターンを画定する。アウトソールは、外部の内側と外部の外側で骨組みに接続される。 【0009】 幾つかの実施形態において、本開示は、履物具を製造する方法を提供する。本方法は、ニット材料からアッパーを形成すること、アッパーの内部表面と噛み合ってアッパーの外部表面を支持するように、アッパーによって画定された内部空洞に靴型を挿入すること、アッパーによって画定された外部表面の一部に層ごとに骨組みを印刷すること、およびアッパーの外部表面のソール側に層ごとにアウトソールを印刷することを含む。この方法はさらに、靴型をアッパーの内部空洞から取り外し、ミッドソールをアッパーの内部空洞に挿入することを含む。 【0010】 幾つかの実施形態において、本開示は、履物具を製造する方法を提供する。本方法は、ニット材料からスリーブを形成することを含む。スリーブは、前方遠位端と後方遠位端を画定する外部表面を含む。本方法はさらに、靴型をスリーブの内部空洞に挿入し、スリーブの外部表面の一部に骨組みを層ごとに印刷することを含む。骨組みは、複数のセグメントとアウトソールを含む。アウトソールは外部表面の底部に配置され、複数のセグメントはスリーブの外部表面に沿って前方遠位端から後方遠位端まで延びる。本方法はさらに、スリーブの内部空洞から靴型を取り外し、層ごとにミッドソールを印刷し、ミッドソールをスリーブの内部空洞に挿入することを含む。 【0011】 幾つかの態様において、履物具は、ニット材料によって形成され、前方遠位端と後方遠位端を画定するスリーブを含む。スリーブは、外部表面、および内部空洞を画定する内部表面を含む。内部空洞内にはミッドソールが配置され、外部表面の一部には骨組みが層ごとに印刷される。骨組みは、複数のセグメント、および外部表面の底部に配置されるアウトソールを含む。さらに、複数のセグメントは、前方遠位端と後方遠位端との間でスリーブの外部表面に沿って延びる。スリーブは、ミッドソールの一部が視認できる穴を含む。 【0012】 ここに記載された履物具または履物具の一部の他の態様は、その特徴および利点を含め、図面および詳細な説明を検討すれば当業者には明らかになるであろう。したがって、履物具のそのような態様は全て、詳細な説明および本要約に含まれることを意図している。 【
具体实施方式:
】 【0014】 以下の考察と添付図は、靴または履物具の様々な実施形態または構成を開示している。実施形態は、ランニングシューズ、テニスシューズ、バスケットボールシューズなどのシューズを参照して開示されているが、シューズの実施形態に関連する概念は、例えば、バスケットボールシューズ、クロストレーニングシューズ、フットボールシューズ、ゴルフシューズ、ハイキングシューズ、ハイキングブーツ、スキーおよびスノーボードブーツ、サッカーシューズおよびスパイク、ウォーキングシューズ、およびトラックスパイクを含む広範囲の履物および履物形式に適用することができる。また、靴の概念は、ドレスシューズ、サンダル、ローファー、スリッパ、ヒールなど、非運動靴とみなされる履物具にも適用することができる。したがって、本明細書に記載された概念は、様々な製品に利用することができる。 【0015】 本明細書で使用される「約」という用語は、例えば、ここにおける開示の実施形態を含み得る履物具または他の物品に使用される典型的な測定および製造手順を通じて、これらの手順における不注意な誤差を通じて、組成物若しくは混合物を製造するためまたは方法を実施するために使用される成分の製造、供給源、または純度の相違を通じて、などによって生じ得る数値量の変動を指す。本開示全体を通して、用語「ほぼ」および「約」は、その用語が先行する数値の±5%の値の範囲を指す。 【0016】 本開示は、履物具、および/またはミッドソール、アウトソール、またはソール構造などの履物の特定の部品または部分に向けられている。履物具は、ニット材料、織物、編組部品、および/または前述の材料の一つまたは複数の組み合わせから少なくとも部分的に形成されたアッパー、スリーブ、または靴下を含むことができる。ニット材料は、紡ぎ糸を編むことによって、織物は紡ぎ糸を編むことによって、編組部品は編組することによって製造することができる。ニット織物または材料は、経糸編み、緯糸編み、平編み、丸編み、および/または他の適切な編み操作によって形成された織物を含む。ニット織物は、例えば、プレーンニット構造、メッシュニット構造、および/またはリブニット構造を有することができる。織物には、例えば、平織り、綾織り、サテン織り、ドビン織り、ジャカード織り、二重織り、および/または二重布織りなどの多数の織り形態のいずれかの方法によって形成された織物が含まれるが、これらに限定されない。アッパー、スリーブ、または靴下は、第1のニット材料若しくは紡ぎ糸、第2のニット材料若しくは紡ぎ糸、および/または第3のニット材料若しくは紡ぎ糸などの様々な材料から構成されることがあり、これらは様々な特性または様々な視覚的特性を有することがある。 【0017】 図1は、本開示の実施形態の一つに係る履物具(例えば、靴)を製造するための方法100を示す。幾つかの実施形態では、方法の一部は、プロセッサとメモリを含むコントローラを使用して実施されてもよく、方法の一部は、付加製造システム(例えば、3Dプリンタ)によって実施されてもよい。幾つかの実施形態では、コントローラは、付加製造システムに統合されてもよい。他の実施形態では、コントローラは、付加製造システムから遠隔に配置されてもよく、付加製造システムと無線通信してもよい。 【0018】 方法100は、ステップ102において、スリーブまたはアッパーを形成することにより開始することができる。スリーブまたはアッパーは、ニット、織布、または編組材料からニットプロセス、織布プロセス、または編組プロセスによって形成または製造することができる。幾つかの実施形態では、スリーブまたはアッパーは、一つまたは複数のニット材料から全体が形成されてもよい。一般的に、スリーブまたはアッパーは、ユーザが着用可能な靴下の一般的な形状に形成することができる。 【0019】 幾つかの実施形態では、スリーブまたはアッパーは、前方遠位端、後方遠位端、外部表面、内部表面、および開口を画定することができる。内部表面は、ユーザの足を受け入れることができる内部空洞を形成することができる。開口は内部空洞へのアクセスを提供する。スリーブは、アッパー部とミッドソール部を含むことができる。ミッドソール部は、少なくとも部分的に外部表面の底部上に延在してもよい。幾つかの実施形態では、スリーブまたはアッパーは単一のニット材料から形成されてもよい。幾つかの実施形態では、スリーブまたはアッパーは二つ以上の材料から形成されてもよい。例えば、スリーブまたはアッパーのニット材料は、アッパー部にまたがる第1のニット材料、ミッドソール部にまたがる第2のニット材料を含むことができる。したがって、ステップ102におけるスリーブまたはアッパーの形成は、スリーブまたはアッパーのアッパー部を第1のニット材料から形成し、アッパーまたはスリーブのミッドソール部を第2のニット材料から形成することを含む場合がある。 【0020】 一般に、スリーブまたはアッパーは、履物具の製造中に内部空洞に挿入されることができるミッドソールが少なくとも部分的に見えるように形成されてよい。例えば、幾つかの実施形態では、第2のニット材料は、スリーブまたはアッパー内に受容されたミッドソールの一部がスリーブのミッドソール部を通して外部から見えるように、少なくとも部分的に透明でもよい。幾つかの実施形態では、第2のニット材料は、透明なモノフィラメントニットまたは紡ぎ糸材料であってもよい。幾つかの実施形態では、スリーブまたはアッパーは、ミッドソールの一部が見える穴を含むことができる。 【0021】 ステップ102でスリーブまたはアッパーが形成された後、ステップ104において靴型がスリーブまたはアッパーの内部空洞に挿入される(例えば図5参照)。靴型は、靴型がスリーブまたはアッパーの内部表面と噛み合い、スリーブまたはアッパーの外部表面を支持するようにスリーブまたはアッパーの内部空洞に挿入してもよい。例えば、靴型によって規定される体積は、内部空洞の静止または支持されていない内部体積(例えば、アッパーに挿入された、またはアッパーと噛み合う部品がない状態での体積)以上でもよく、これにより、靴型が内部空洞に挿入されたときに靴型が内部空洞を満たし、内部表面と噛み合うことが保証される。幾つかの実施形態では、靴型の体積および形状は、履物具の製造を意図したサイズおよび形状を定義することができる。 【0022】 一般的に、一つまたは複数のニット材料からスリーブまたはアッパーを形成することで、従来のアッパーの製造と比較して、製造がより効率的になることがあり、バッチサイズ(すなわち、一つのバッチで製造されるアッパーの数)が製造プロセスによって制限されない。一つまたは複数のニット材料の使用は幾つかの製造上の利点を提供するが、アッパーまたはスリーブの構造的完全性は、安定化したスリーブまたはアッパーを形成するために補強を必要とする場合がある。例えば、ステップ106では、アッパーまたはスリーブの外部表面に層ごとに骨組みが印刷される。幾つかの実施形態では、骨組みは付加製造システム(例えば、3Dプリンタ)によって外部表面に層ごとに印刷されることがある。本開示に係るスリーブまたはアッパーの一部に骨組みを製造するために使用される付加製造の様々な方法は、バインダージェッティング、直接エネルギー堆積、選択的レーザー溶融(SLM)、溶融堆積モデリング(FDM)、電子ビーム溶融、レーザーパワードベッド融合(LPBF)超音波付加製造、材料押出、材料噴射、ジュール印刷、電気化学的蒸着、コールドスプレー金属印刷、DLP金属印刷、超音波圧密若しくは超音波付加製造(UAM)、LENSレーザ系印刷、バット光重合、シートラミネーション、または電子ビーム自由形状製造(EBF3)を含んでもよい。 【0023】 一般的に、骨組みは、スリーブまたはアッパーの外部表面の一部に選択的に印刷され、スリーブまたはアッパーを補強、安定させることができる。幾つかの実施形態では、骨組みは複数のセグメントを含むマトリックスパターンを定義することができる。複数のセグメントは、スリーブまたはアッパーの外部表面に沿って前方遠位端から後方遠位端まで延びていてもよい。幾つかの実施形態では、複数のセグメントはスリーブまたはアッパーの外部の内側、およびスリーブまたはアッパーの外部の外側の両方に配置されることがある。 【0024】 複数のセグメントは、行セグメントまたは第1組の線、列セグメントまたは第2組の線を含むことができる。幾つかの実施形態では、行セグメントは、行セグメントが互いに概ね平行になるように外部表面の一部に沿って配置されてもよく、列セグメントは、列セグメントが互いに概ね平行になるように外部表面の一部に沿って配置されてもよい。行セグメントと列セグメントの概ね平行な配置は、行セグメントと列セグメントの形状を直線セグメントに限定するものではない。例えば、行セグメントおよび/または列セグメントは、直線セグメント、曲線セグメント、波状セグメント、またはその他の形状を規定することができる。幾つかの実施形態では、行セグメントは互いに概ね平行でなくてもよく、共通の方向に整列または延在してもよい。例えば、行セグメントは、前方遠位端から後方遠位端への一般的な方向(例えば、踵-つま先方向)に延びてよい。同様に、幾つかの実施形態において、列セグメントは、互いに一般的に平行でなくてもよく、共通の方向に整列または延在してもよい。例えば、列セグメントは、行セグメントと交差する一般的な方向に、または、外部の内側から外部の外側に向かう一般的な方向に延びていてもよい。幾つかの実施形態では、行セグメントは列セグメントと相互接続、交差して十字パターンを形成する。 【0025】 一般に、行セグメントは互いに間隔をあけて配置してもよく、列セグメントは互いに間隔をあけて配置してもよく。幾つかの実施形態では、行セグメントの隣接する対の間に定義される行間隔は、ほぼ等しくてもよい。幾つかの実施形態において、行セグメントの隣接する対の間に定義される行間隔は、行間隔の最小値から行間隔の最大値まで変化してもよい。幾つかの実施形態では、行間隔の最大値と行間隔の最小値の間の比は、約1と約5との間、または約1と約4との間、または約1と約3との間、または約2と約4との間であってもよい。幾つかの実施形態では、行セグメントの隣接する対における個々の行セグメント間に定義される行間隔は、行セグメントの隣接する対の間で変化する行間隔に加えて、または行セグメントの隣接する対の間で変化する行間隔の代替として変化してもよい。 【0026】 幾つかの実施形態では、列セグメントの隣接する対の間に定義される列間隔は、ほぼ等しくてもよい。幾つかの実施形態において、列セグメントの隣接する対の間に定義される列間隔は、列間隔最小値から列間隔最大値まで変化してもよい。幾つかの実施形態において、列間隔最大値と列間隔最小値との間の比は、約1と約5との間、または約1と約4との間、または約1と約3との間、または約2と約4との間であってよい。幾つかの実施形態において、列セグメントの隣接する対における個々の列セグメント間に定義される列間隔は、列セグメントの隣接する対の間で変化する列間隔に加えて、または列セグメントの隣接する対の間で変化する列間隔の代替として、変化してよい。 【0027】 幾つかの実施形態において、複数のセグメントの各々は、骨組みにわたってほぼ一定のままであってもよい形状およびサイズを規定する。例えば、複数のセグメントの各々は、セグメント高さおよびセグメント幅を規定することができる。幾つかの実施形態では、セグメント高さとセグメント幅はほぼ等しくてもよい。 【0028】 幾つかの実施形態では、セグメント高さ、セグメント幅、および/またはセグメントの形状は、外部表面の選択的な部分にわたって変化し、スリーブまたはアッパーに増大または減少した安定性/補強性を提供してもよい。例えば、セグメント高さおよび/またはセグメント幅を外部表面の一部で増大させ、安定性/補強を増大させてもよい。あるいは、またはさらに、セグメントの形状を変化させ(例えば、断面が三角形から円形または半円形に移行する)、安定性/補強性を向上させてもよい。幾つかの実施形態において、セグメント高さは、最小セグメント高さから最大セグメント高さまで変化してもよい。例えば、最大セグメント高さは、最小セグメント高さの約1倍から約5倍の間、または最小セグメント高さの約1倍から約4倍の間、または最小セグメント高さの約1倍から約3倍の間、または最小セグメント高さの約2倍から約4倍の間である。ここで記載された最大セグメント高さと最小セグメント高さの間の範囲は、履物具にとって好ましい美観を維持しながら、安定性/補強性の増加および/または減少の間の重要なバランスを維持する。 【0029】 幾つかの実施形態において、セグメント幅は最小セグメント幅から最大セグメント幅まで変化してもよい。例えば、最大セグメント幅は、最小セグメント幅の約1倍から約5倍の間、または最小セグメント幅の約1倍から約4倍の間、または最小セグメント幅の約1倍から約3倍の間、または最小セグメント幅の約2倍から約4倍の間である。ここに記載された最大セグメント幅と最小セグメント幅との間の範囲は、履物具の好ましい美観を維持しながら、安定性/補強性の増加および/または減少の間の重要なバランスを維持する。 【0030】 幾つかの実施形態において、複数のセグメントは、外部表面上の第1の位置に第1セグメント高さを有する第1セグメント、外部表面上の第2の位置に第2セグメント高さを有する第2セグメント、および外部表面上の第3の位置に第3セグメント高さを有する第3セグメントを含んでもよい。幾つかの実施形態において、第1セグメント高さは、第1セグメント高さと第3セグメント高さよりも大きい。幾つかの実施形態では、第3セグメント高さは第2セグメント高さより大きく、第2セグメント高さは第1セグメント高さより大きい。 【0031】 幾つかの実施形態において、複数のセグメントは、外部表面上の第1の位置に第1セグメント幅を有する第1セグメント、外部表面上の第2の位置に第2セグメント幅を有する第2セグメント、および外部表面上の第3の位置に第3セグメント幅を有する第3セグメントを含む。幾つかの実施形態では、第2セグメント幅は、第1セグメント幅および第3セグメント幅よりも大きい。幾つかの実施形態では、第3セグメント幅は第2セグメント幅より大きく、第2セグメント幅は第1セグメント幅より大きい。 【0032】 幾つかの実施形態では、骨組みは、スリーブまたはアッパーの外部表面の底部またはソール側に層ごとに印刷されるアウトソールを含んでもよい。したがって、ステップ106は、スリーブまたはアッパー上に層ごとに骨組みを印刷すること、およびスリーブまたはアッパーの外部表面の底部またはソール側に層ごとにアウトソールを印刷することを含んでもよい。幾つかの実施形態では、アウトソールは複数のセグメントと同じ材料から形成されてもよい。例えば、アウトソールは骨組みと一体的に形成されてもよい。幾つかの実施形態では、アウトソールは、複数のセグメントとは異なる材料から形成してもよい。幾つかの実施形態では、アウトソールは、スリーブまたはアッパーの外部の内側および外部の外側で骨組みに接続されてもよい。 【0033】 幾つかの実施形態では、骨組みは、全体として、ステップ106で層ごとに印刷されてもよい。例えば、骨組み全体の一つの層(例えば、アウトソールおよび複数のセグメント)は、骨組みの全ての層が外部表面の一部に印刷されるまで、一度に印刷されてもよい。幾つかの実施形態では、骨組みの一部は、骨組みの他の部分が層ごとに印刷される前に、層ごとに印刷されてもよい。例えば、アウトソールを層ごとに印刷し、その後、複数のセグメントを層ごとに印刷してもよいし、その逆でもよい。 【0034】 図1を引き続き参照すると、ステップ106で骨組みが印刷されると、スリーブまたはアッパーの内部空洞から靴型を取り外し、ステップ108で内部空洞にミッドソールを挿入してもよい。スリーブまたはアッパー、およびその中に配置されたミッドソールの組み合わせが履物具を形成してもよい。幾つかの実施形態では、ミッドソールに加え、インソールまたはソックライナーを内部空洞に挿入してもよい。 【0035】 一般に、補強されたスリーブまたはアッパーをミッドソールとは別に形成することで、様々なスリーブ/アッパーを異なるミッドソールと組み合わせて選択的なクッション特性を提供することができる。唯一の要件は、ミッドソールが補強されたスリーブまたはアッパーと適合する(例えば、同じサイズの靴用に作られる)サイズであることである。 【0036】 図2は、本開示の実施形態の一つに係る履物具(例えば、靴)を製造するための方法200を示す。方法100と同様、方法200は、ステップ202において、スリーブまたはアッパーを形成することによって開始することができる。スリーブまたはアッパーは、ニット、織布、または編組材料からニットプロセス、織布プロセス、または編組プロセスによって形成または製造されてもよい。幾つかの実施形態では、スリーブまたはアッパーは、全体的に一つまたは複数のニット材料から形成されてもよい。一般的に、スリーブまたはアッパーは、ユーザが着用可能な靴下の一般的な形状に形成することができる。 【0037】 幾つかの実施形態では、スリーブまたはアッパーは、前方遠位端、後方遠位端、外部表面、内部表面、および開口を画定してもよい。内部表面は、ユーザの足を受け入れることができる内部空洞を形成することができる。開口は内部空洞へのアクセスを提供する。スリーブは、アッパー部とミッドソール部を含むことができる。ミッドソール部は、少なくとも部分的に外部表面の底部上に延在してもよい。幾つかの実施形態では、スリーブまたはアッパーは単一のニット材料から形成されてもよい。幾つかの実施形態では、スリーブまたはアッパーは二つ以上の材料から形成してもよい。例えば、スリーブまたはアッパーのニット材料は、アッパー部にまたがる第1のニット材料、およびミッドソール部にまたがる第2のニット材料を含んでもよい。したがって、ステップ202におけるスリーブまたはアッパーの形成は、スリーブまたはアッパーのアッパー部を第1のニット材料から形成すること、およびアッパーまたはスリーブのミッドソール部を第2のニット材料から形成することを含んでもよい。 【0038】 一般に、スリーブまたはアッパーは、履物具の製造中に内部空洞に挿入され得るミッドソールが少なくとも部分的に見えるように形成されてよい。例えば、幾つかの実施形態では、第2のニット材料は、スリーブまたはアッパー内に受容されたミッドソールの一部がスリーブのミッドソール部を通して外部から見えるように、少なくとも部分的に透明であってもよい。幾つかの実施形態では、第2のニット材料は透明なモノフィラメントニットまたは紡ぎ糸材料であってもよい。幾つかの実施形態では、スリーブまたはアッパーは、ミッドソールの一部が見える穴を含むことができる。 【0039】 ステップ202でスリーブまたはアッパーが形成された後、ステップ204で靴型がスリーブまたはアッパーの内部空洞に挿入される(例えば、図5参照)。靴型は、靴型がスリーブまたはアッパーの内部表面に噛み合い、スリーブまたはアッパーの外部表面を支持するようにスリーブまたはアッパーの内部空洞に挿入してもよい。例えば、靴型の体積はスリーブまたはアッパーの静止体積または非支持体積(例えば、スリーブまたはアッパーに部品が挿入されていない、または何もスリーブまたはアッパーと噛み合っていない状態の体積)よりも大きくてもよく、これにより靴型が内部空洞に挿入されたときに靴型がスリーブまたはアッパーを確実に拡張、伸張する。幾つかの実施形態では、靴型の体積および形状は、履物具の製造を意図したサイズおよび形状を定義することができる。 【0040】 一般的に、一つまたは複数のニット材料からスリーブまたはアッパーを形成することで、従来のアッパーの製造と比較し、製造がより効率的になり、バッチサイズ(すなわち、一つのバッチで製造されるアッパーの数)が製造プロセスによって制限されなくなることがある。一つまたは複数のニット材料を使用することで幾つかの製造上の利点が提供されるが、アッパーまたはスリーブの構造的完全性は、補強によって安定したスリーブまたはアッパーを形成することが必要になる場合がある。例えば、ステップ206では、アッパーまたはスリーブの外部表面に層ごとに骨組みが印刷される。幾つかの実施形態では、骨組みは、付加製造システム(例えば、3Dプリンタ)によって外部表面に層ごとに印刷してもよい。本開示に従ってスリーブまたはアッパーの一部に骨組みを製造するために使用される付加製造の様々な方法は、バインダージェッティング、直接エネルギー堆積、選択的レーザー溶融(SLM)、溶融堆積モデリング(FDM)、電子ビーム溶融、レーザーパワードベッド融合(LPBF)、超音波付加製造、材料押出、材料噴射、ジュール印刷、電気化学的蒸着、コールドスプレー金属印刷、DLP金属印刷、超音波圧密または超音波付加製造(UAM)、LENSレーザーベース印刷、バット光重合、シートラミネーション、または電子ビーム自由形状製造(EBF3)を含んでもよい。 【0041】 一般的に、骨組みをスリーブまたはアッパーの外部表面の選択的な部分に印刷することで、スリーブまたはアッパーを補強し安定させてもよい。幾つかの実施形態では、骨組みは複数のセグメントを含むマトリックスパターンを定義することができる。複数のセグメントは、スリーブまたはアッパーの外部表面に沿って前方遠位端から後方遠位端まで延伸してもよい。幾つかの実施形態では、スリーブまたはアッパーの外部の内側と外部の外側の両方に複数のセグメントを配置してもよい。 【0042】 複数のセグメントは、行セグメントまたは第1組の線、および列セグメントまたは第2組の線を含んでもよい。幾つかの実施形態では、行セグメントは、行セグメントが互いに概ね平行になるように外部表面の一部に沿って配置されてもよく、列セグメントは、列セグメントが互いに概ね平行になるように外部表面の一部に沿って配置されてもよい。行セグメントと列セグメントの概ね平行な配置は、行セグメントと列セグメントの形状を直線セグメントに限定するものではない。例えば、行セグメントおよび/または列セグメントは、直線セグメント、曲線セグメント、波状セグメント、またはその他の形状を規定することができる。幾つかの実施形態では、行セグメントは互いに概ね平行でなくてもよく、共通の方向に整列または延在してもよい。例えば、行セグメントは、前方遠位端から後方遠位端への一般的な方向(例えば、踵-つま先方向)に延びてよい。同様に、幾つかの実施形態において、列セグメントは、互いに概ね平行でなくてもよく、共通の方向に整列または延在してもよい。例えば、列セグメントは、行セグメントと交差する一般的な方向に、または、外部の内側から外部の外側に向かう一般的な方向に延びていてもよい。幾つかの実施形態では、行セグメントは列セグメントと相互接続、交差して十字パターンを形成してもよい。 【0043】 一般に、行セグメントは互いに離隔し、列セグメントは互いに離隔してもよい。幾つかの実施形態では、行セグメントの隣接する対の間に定義される行間隔は、ほぼ等しくてもよい。幾つかの実施形態において、行セグメントの隣接する対の間に定義される行間隔は、行間隔の最小値から行間隔の最大値まで変化してもよい。幾つかの実施形態では、行間隔の最大値と行間隔の最小値の比率は、約1と約5との間、または約1と約4との間、または約1と約3との間、または約2と約4との間でもよい。幾つかの実施形態では、行セグメントの隣接する対の個々の行セグメント間に定義される行間隔は、行セグメントの隣接する対の間で変化する行間隔に加えて、または行セグメントの隣接する対の間で変化する行間隔の代替として、変化してもよい。 【0044】 幾つかの実施形態では、列セグメントの隣接する対の間に定義される列間隔は、ほぼ等しくてもよい。幾つかの実施形態において、列セグメントの隣接する対の間に定義される列間隔は、列間隔最小値から列間隔最大値まで変化してもよい。幾つかの実施形態において、列間隔最大値と列間隔最小値の比率は、約1と約5との間、または約1と約4との間、または約1と約3との間、または約2と約4との間であってよい。幾つかの実施形態において、列セグメントの隣接する対における個々の列セグメント間に定義される列間隔は、列セグメントの隣接する対の間で変化する列間隔に加えて、または列セグメントの隣接する対の間で変化する列間隔の代替として、変化してよい。 【0045】 一般に、複数のセグメントの各々は、骨組みにわたってほぼ一定である可能性のある形状およびサイズを規定する。例えば、複数のセグメントの各々は、セグメント高さとセグメント幅を規定することができる。幾つかの実施形態では、セグメント高さとセグメント幅はほぼ等しい。 【0046】 幾つかの実施形態では、セグメント高さ、セグメント幅、および/またはセグメントの形状は、外部表面の選択的な部分にわたって変化することで、スリーブまたはアッパーの安定性/補強性を増大または減少させてもよい。例えば、セグメント高さおよび/またはセグメント幅は、外部表面の一部で増加することで安定性/補強を増大させてもよい。あるいは、またはさらに、セグメントの形状を変化させ(例えば、断面が三角形から円形または半円形に移行する)、安定性/補強性を向上させてもよい。幾つかの実施形態において、セグメント高さは、最小セグメント高さから最大セグメント高さまで変化してもよい。例えば、最大セグメント高さは、最小セグメント高さの約1倍から約5倍の間、または最小セグメント高さの約1倍から約4倍の間、または最小セグメント高さの約1倍から約3倍の間、または最小セグメント高さの約2倍から約4倍の間である。ここで記載された最大セグメント高さと最小セグメント高さの間の範囲は、履物具にとって好ましい美観を維持しながら、安定性/補強性の増大および/または減少の間の重要なバランスを維持する。 【0047】 幾つかの実施形態において、セグメント幅は最小セグメント幅から最大セグメント幅まで変化してもよい。例えば、最大セグメント幅は、最小セグメント幅の約1倍から約5倍の間、または最小セグメント幅の約1倍から約4倍の間、または最小セグメント幅の約1倍から約3倍の間、または最小セグメント幅の約2倍から約4倍の間である。ここで記載された最大セグメント幅と最小セグメント幅の間の範囲は、履物具の好ましい美観を維持しながら、安定性/補強性の増加および/または減少の間の重要なバランスを維持する。 【0048】 幾つかの実施形態において、複数のセグメントは、外部表面上の第1の位置に第1セグメント高さを有する第1セグメント、外部表面上の第2の位置に第2セグメント高さを有する第2セグメント、および外部表面上の第3の位置に第3セグメント高さを有する第3セグメントを含んでもよい。幾つかの実施形態において、第2セグメント高さは、第1セグメント高さと第3セグメント高さよりも大きい。幾つかの実施形態では、第3セグメント高さは第2セグメント高さより大きく、第2セグメント高さは第1セグメント高さより大きい。 【0049】 幾つかの実施形態において、複数のセグメントは、外部表面上の第1の位置に第1セグメント幅を有する第1セグメント、外部表面上の第2の位置に第2セグメント幅を有する第2セグメント、および外部表面上の第3の位置に第3セグメント幅を有する第3セグメントを含む。幾つかの実施形態では、第2セグメント幅は、第1セグメント幅と第3セグメント幅よりも大きい。幾つかの実施形態では、第3セグメント幅は第2セグメント幅より大きく、第2セグメント幅は第1セグメント幅より大きい。 【0050】 幾つかの実施形態では、骨組みは、スリーブまたはアッパーの外部表面の底部またはソール側に層ごとに印刷されるアウトソールを含むことができる。したがって、ステップ206は、スリーブまたはアッパー上に層ごとに骨組みを印刷すること、およびスリーブまたはアッパーの外部表面の底部またはソール側に層ごとにアウトソールを印刷することを含んでもよい。幾つかの実施形態では、アウトソールは複数のセグメントと同じ材料から作製してもよい。例えば、アウトソールは骨組みと一体的に形成してもよい。幾つかの実施形態では、アウトソールは、複数のセグメントと異なる材料から形成してもよい。幾つかの実施形態では、アウトソールは、スリーブまたはアッパーの外部の内側および外部の外側で骨組みに接続されてもよい。 【0051】 幾つかの実施形態では、骨組は、全体として、ステップ106で層ごとに印刷されてもよい。例えば、骨組み全体の一つの層(例えば、アウトソールおよび複数のセグメント)は、骨組みの全ての層が外部表面の一部に印刷されるまで、一度に印刷されてもよい。幾つかの実施形態では、骨組みの一部は、骨組みの他の部分が層ごとに印刷される前に、層ごとに印刷されてもよい。例えば、アウトソールを層ごとに印刷し、その後、複数のセグメントを層ごとに印刷してもよいし、その逆でもよい。 【0052】 ステップ206で形成されたスリーブまたはアッパーに骨組みを層ごとに印刷した後、ステップ208でミッドソールを層ごとに印刷してもよい。一部の実施形態では、ミッドソールは、付加製造システム(例えば、3Dプリンタ)によって製造してもよい。付加製造システムからミッドソールを製造することにより、ミッドソールの設計に制限されない成形プロセスを使用して、複雑でカスタマイズ可能な幾何学的特徴を有するミッドソールを形成または製造することができる。幾つかの実施形態では、形成されたミッドソールは、付加製造システムによってミッドソールに形成された穴、開口、チャネル、トンネル、空隙、または格子構造などの幾何学的構造を含んでもよい。 【0053】 ここにおける「格子部分」または「格子構造」という用語の使用は、複数の相互接続されたセグメント、相互接続された形状、相互接続されたチャネル、相互接続された開口、および/または相互接続された表面のうちの一つによって形成された、ネガ型モールドの一部および/または履物具の一部(例えば、ミッドソール)を指す。幾つかの実施形態において、格子構造または格子部分は、付加製造プロセスによって、ネガ型モールドまたは履物具の一部と一体的に形成されてもよい。幾つかの実施形態において、格子構造または格子部分は、単位セル(例えば、格子構造によって画定される繰り返しパターン)内に形成される少なくとも一つの切り抜き、開口、穴、または材料の不在を画定してもよい。ネガ型モールドおよび/または履物具の一部内で格子構造を使用することにより、様々な製造特性および性能特性を変更、改善、および/またはカスタマイズすることができる。例えば、格子構造または格子部分は、中実材料と比較し、実質的に減少した重量または密度を規定することができる。したがって、格子構造または格子部分を靴またはソールに組み込むことで、履物具を製造するのに必要な全体的な材料の体積または質量を減らすことができる。さらに、格子構造または格子部分は、中実材料と比較した場合、改善されたクッション特性を有する幾何学的特徴を含んでもよいため、格子構造または格子部分をミッドソールに組み込むことで、履物具における全体の重量を減らし、クッション性能を向上させることができる。 【0054】 幾つかの実施形態において、格子構造は、相互接続された交点間に画定された切り抜き、空隙、または材料の不在によって形成される単位セルを画定することができる。例えば、格子構造は、三角形状、球形状、正方形状、長方形状、または菱形状の単位セルを画定することができる。代替的または追加的に、幾つかの実施形態において、本開示による格子構造における単位セルの少なくとも一部は、五角形状、六角形状、または任意の他の多角形状を画定してもよい。 【0055】 幾つかの実施形態において、本開示に係る格子構造によって画定される単位セルは、反復パターンまたは単位セルを形成するために、様々な配向を有する相互接続された形状(例えば、楕円、円、または別の幾何学的形状)によって形成されてもよい。幾つかの実施形態では、格子構造は、膨張性切り抜きまたはパターンを画定してもよい。幾つかの実施形態において、本開示に係る格子構造は、差分幾何学構造によって形成されてもよい。例えば、本開示に係る格子構造は、複数の相互接続された周期的な最小表面を含むジャイロイド構造によって形成されてもよい。ジャイロイド構造は、特定の体積にわたって一つのパターンで繰り返される単位セルを規定することで本開示に係る格子構造を形成してもよい。一般に、差分幾何学構造(例えば、ジャイロイド)の使用により、格子構造上に形成される鋭利なエッジが減少するため、格子構造に沿って形成される応力集中を低減することがあり、これにより、従来のミッドソールに使用される中実材料と比較して、例えば、履物具のミッドソールにおいて、クッション性能を改善することができる。 【0056】 ステップ208でミッドソールが層ごとに印刷された後、ステップ210においてミッドソールがスリーブまたはアッパーの内部空洞に挿入され、これにより、履物具が形成される。幾つかの実施形態では、ミッドソールに加え、インソールまたは靴下ライナーを内部空洞に挿入してもよい。 【0057】 一般に、補強されたスリーブまたはアッパーをミッドソールとは別に形成することにより、様々なスリーブ/アッパーを異なるミッドソールと組み合わせて選択的なクッション特性を提供することができる。唯一の要件は、ミッドソールが補強されたスリーブまたはアッパーと適合する(例えば、同じサイズの靴用に作られる)サイズであることである。さらに、骨組みとミッドソールの付加的な製造により、製造された履物具のサポート特性とクッション特性のカスタマイズ性が向上する。 【0058】 図3と図4は、例えば、方法100または方法200によって形成することができるスリーブまたはアッパー300の実施形態の一つを示す。図示された実施形態において、アッパー300は、外部表面302、内部表面304、および開口306を含む。アッパー300は、前方遠位端308、後方遠位端310、外部ぼ内側312、および外部の外側315を画定する。一般に、外部表面302はアッパー300の外側に延在し、内部表面304は内部空洞314を形成し、その中にユーザの足を受け入れることができる。開口306は、内部空洞314へのアクセスを提供することができる。 【0059】 図示された実施形態では、アッパー300は、アッパー部316とミッドソール部318を含む。図示された実施形態では、アッパー部316は、アッパー300の前方遠位端308から後方遠位端310まで踵-つま先方向320に延在する。アッパー部316は、アッパー部316とミッドソール部318との間に画定された界面または境界324からソール-インステップ方向322に(例えば、図3の視点から)上方に延在し、外部表面302の残りの部分を覆う。ミッドソール部318は、少なくとも部分的に外部表面302の底部326の上に延在してもよい。換言すると、ミッドソール部318は、アッパー300のソール側323に配置してもよい。ミッドソール部318は、外部表面302の底部326からソール-インステップ方向322に(例えば、図3の視点から)上方に延び、少なくとも部分的にアッパー300の外部の内側312と外部の外側315上に延在してもよい。このように、例えば、ミッドソール部318の少なくとも一部が外部の内側312と外部の外側315において外部から視認することができ、これにより、アッパー300がユーザによって着用される際、ミッドソール部318を少なくとも部分的に視認することができる。幾つかの実施形態では、ミッドソール部318は、後方遠位端310から前方遠位端308まで踵―つま先方向320に延在してもよい。幾つかの実施形態では、ミッドソール部318は、後方遠位端310から、後方遠位端310と前方遠位端308の間の位置まで、踵―つま先方向320に延びてよい(例えば、図9参照)。 【0060】 幾つかの実施形態では、アッパー300は単一のニット材料から形成してもよい。すなわち、アッパー部316とミッドソール部318は、同じニット材料から形成されてもよい。図示された実施形態では、アッパー部316は第1のニット材料から形成され、ミッドソール部318は、色、透明度、または化学組成の少なくとも一つにおいて第1のニット材料とは異なる第2のニット材料から形成されてもよい。例えば、第2のニット材料は、ミッドソールの一部がアッパー300のミッドソール部318を通して外部から視認できるように、少なくとも部分的に透明であってもよい(例えば、図7―図9参照)。幾つかの実施形態では、第2のニット材料は透明なモノフィラメントニットまたは紡ぎ糸材料であってもよい。 【0061】 一般に、特定のタイプの紡ぎ糸またはニット材料がニット部品の領域に与える特定の特性は、紡ぎ糸の様々なフィラメントと繊維を形成する材料に少なくとも部分的に依存することがある。例えば、綿はニット材料にソフトな効果、生分解性、自然な美しさを与える。エラスタンとストレッチポリエステルは、いずれもニット部品に所望の伸縮性と回復性を与える。レーヨンは高光沢で吸湿性のある材料を、ウールは吸湿性の高い材料を、ナイロンは耐摩耗性のある耐久性材料を、ポリエステルは疎水性で耐久性のある材料を提供することができる。 【0062】 ニット部品の特性に影響を与え、所望の特性を提供するために、ニット部品の他の態様を変化させることもできる。例えば、ニット部品または材料を形成する紡ぎ糸は、モノフィラメント紡ぎ糸またはマルチフィラメント紡ぎ糸を含むことができ、あるいは、紡ぎ糸は、それぞれ二つ以上の異なる材料から形成されるフィラメントを含んでもよい。さらに、ニット部品は、ニット部品の領域に特定の特性を付与するために、特定のニットプロセスを使用して形成されてもよい。したがって、紡ぎ糸またはニット材料を形成する材料、および紡ぎ糸またはニット材料の他の態様の両方を選択してアッパー300の特定の領域に様々な特性を付与してもよい。 【0063】 幾つかの実施形態では、ニット材料またはニット材料から作製された構造体の弾性は、第1の非伸張状態におけるニット構造体の幅または長さと、ニット構造体に横方向に力が加えられた後の第2の伸張状態におけるニット構造体の幅または長さとの比較に基づいて測定すればよい。ここで説明されるように、アッパー300は、アッパー300の選択的な部分を補強および/または安定させるための付加的な構造要素を含んでもよい。幾つかの実施形態では、アッパー300に関連する特性、例えば、ステッチタイプや紡ぎ糸タイプ、あるいは、伸縮性、美的外観、厚さ、通気性、透明性、または耐スカッフ性などの異なるステッチタイプ若しくは紡ぎ糸タイプに関連する特性を変化させることができる。 【0064】 図5を参照すると、アッパー300が骨組みで補強される方法またはプロセス(例えば、方法100または方法200を参照)において、靴型330をアッパー300に挿入してもよい。靴型330がアッ
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