ほうれい線を目立たなくするマウスピース及び当該マウスピースの製造方法

公开(公告)号:
JP2020081409A
公开(公告)日:
2020-06-04
申请号:
JP2018220836
申请日:
2018-11-27
授权日:
-
受理局:
日本
专利类型:
发明申请
简单法律状态:
失效
法律状态/事件:
驳回
IPC分类号:
A45D44/22
战略新兴产业分类:
-
国民经济行业分类号:
C4119
当前申请(专利权)人:
重川 美穂
原始申请(专利权)人:
重川 美穂
当前申请(专利权)人地址:
東京都港区南青山2-7-21-401
工商统一社会信用代码:
-
工商登记状态:
-
工商注册地址:
-
工商成立日期:
-
工商企业类型:
-
发明人:
重川 美穂
代理机构:
-
代理人:
藤沢 則昭 | 藤沢 昭太郎
摘要:
【課題】使用者の上唇と上顎歯肉の間にしっかりと密着して装着させることができ、また、装着時に食事等も可能で、実用性に富み、また、使用者の上顎歯肉と上唇との間に装着した際、ほうれい線を目立たなくするマウスピース及び当該マウスピースの製造方法を提供する。 【解決手段】使用者の上顎歯肉の外形に沿って湾曲した扁平な2つのシリコーン材から形成され、前記各シリコーン材の内側面に、使用者の上顎歯肉面の凹凸形状に嵌合、密着するように凹凸形状が形成され、前記各シリコーン材が前記使用者の上顎歯肉上の両側のほうれい線に相応する位置に装着された際、各シリコーン材の外側面がほうれい線を内側から押し上げるように盛り上がっている構成とした。 【選択図】図1
技术问题语段:
【発明が解決しようとする課題】 【0006】 しかしながら、前記特許文献1のものは、上顎歯肉に装着するものであるが、単に、上唇と上顎歯肉の間に挿入するだけのものであり、上顎歯肉と上唇との間に密着できるような具体的な手段は記載されておらず、また、いわゆる既製品であり、大きさや形状によって使用者の上顎歯肉と上唇との間に密着できないことが考えられる。また、画一的な形状では、人によってほうれい線を目立たなくすることができない場合がある。 【0007】 この様に、豊麗線ピースが上顎歯肉上に密着できないと、ずれ易く、直ぐ外れてしまう。また、話しをしたり、口を動かしたりすると装着に耐えられず、食事なども出来ない。その結果、ほうれい線を目立たなくする器具又は装置と言っても、実用性に乏しく、採用できるものではない。 【0008】 この発明は、これらの点に鑑みて為されたもので、使用者の上唇と上顎歯肉の間(言い換えれば、上顎歯肉上)にしっかりと密着して装着させることができ、また、装着時に食事等も可能で、実用性に富み、また、使用者の上顎歯肉と上唇との間に装着した際、ほうれい線を目立たなくするマウスピース及び当該マウスピースの製造方法を提供して前記課題を解決するものである。
技术功效语段:
【0014】請求項1、4及び5の各発明によれば、一人一人オーダーメイドで、唇の上の皮膚を内側から押し上げてほうれい線を目立たなくするのに最も適切な位置及び形状が選択され、また当該位置の上顎歯肉面の凹凸形状に合わせて、内側面に凹凸形状が形成されたマウスピースであるため、効果的にほうれい線を目立たなくすることができる。 【0015】また、一旦、上顎歯肉上に装着されると容易に外れることは無く、また、シリコーン材から形成されているので、柔らかく、一日中装着していても、違和感が無く、また、痛み等も発生し難い。その結果、食事等も問題無くでき、実用性が高いものである。 【0016】さらに、このマウスピースを外す際は、上顎歯肉上にマウスピースの内側面を嵌合しただけなので、上顎歯肉の上下方向と略直角方向に力を加えれば、比較的容易に外すことができ、便利である。 【0017】請求項2の発明によれば、2つのマウスピース片から形成されているため、ほうれい線に相応する、左右の上顎歯肉上に装着し易く、また、上唇小帯の位置を考えずに、装着することができ、使い勝手が良いものである。 【0018】請求項3の発明によれば、使用者の最後方歯の外周に係止部を留めることで、マウスピースを安定して装着することができ、ほうれい線を目立たなくするマウスピースとしてより信頼性が高くなる。
权利要求:
【請求項1】 使用者の上顎歯肉の外形に沿って湾曲した扁平な1つのシリコーン材から形成され、 前記シリコーン材の内側面に、使用者の上顎歯肉面の凹凸形状に嵌合、密着するように凹凸形状が形成され、 前記シリコーン材が前記使用者の上顎歯肉上に装着された際、当該シリコーン材の両端部の外側面が当該使用者の両側のほうれい線を内側から押し上げるように盛り上がっていることを特徴とする、ほうれい線を目立たなくするマウスピース。 【請求項2】 使用者の上顎歯肉の外形に沿って湾曲した扁平な2つのシリコーン材から形成され、 前記各シリコーン材の内側面に、使用者の上顎歯肉面の凹凸形状に嵌合、密着するように凹凸形状が形成され、 前記各シリコーン材が前記使用者の上顎歯肉上の両側のほうれい線に相応する位置に装着された際、各シリコーン材の外側面がほうれい線を内側から押し上げるように盛り上がっていることを特徴とする、ほうれい線を目立たなくするマウスピース。 【請求項3】 前記マウスピースの奥歯側の端部を最後方歯の内側に延ばして巻き回し、当該最後方歯の外周に当接される係止部を設けたことを特徴とする、前記請求項1又は2の何れかに記載のほうれい線を目立たなくするマウスピース。 【請求項4】 使用者の少なくとも上顎の歯型の型取り模型を形成し、 前記型取り模型の、湾曲形状の上顎歯肉面にプラスティック性材料を押し当て、前記プラスティック性材料の内側面を湾曲形状に形成させ、また、前記上顎歯肉面の凹凸形状に嵌合、密着するように前記プラスティック性材料の内側面に凹凸形状を形成させ、 使用者の上顎歯肉上に装着された際、当該使用者のほうれい線を内側から押し上げて目立たなくするように、押し当てたプラスティック性材料の外側表面にワックスを塗布して盛り上げ、 以上によって形成したマウスピースの原型を、液体状の石膏内に埋没させ、 当該石膏が固化した後、前記マウスピースの原型を取り去って当該石膏内に前記マウスピースの原型の形状の空間を形成し、 当該空間内に液体状のシリコーン材を流し込み、当該シリコーン材を固化させて形成することを特徴とする、ほうれい線を目立たなくするマウスピースの製造方法。 【請求項5】 使用者の上顎の形状を計測し、 計測された上顎の形状に基づいて、内側面を湾曲形状に形成させ、また、上顎歯肉面の凹凸形状に嵌合、密着するように内側面に凹凸形状を形成させたプラスティック性材料を形成し、 使用者の上顎歯肉上に装着された際、当該使用者のほうれい線を内側から押し上げて目立たなくするように、形成されたプラスティック性材料の外側表面にワックスを塗布して盛り上げ、 以上によって形成したマウスピースの原型を、液体状の石膏内に埋没させ、 当該石膏が固化した後、前記マウスピースの原型を取り去って当該石膏内に前記マウスピースの原型の形状の空間を形成し、 当該空間内に液体状のシリコーン材を流し込み、当該シリコーン材を固化させて形成することを特徴とする、ほうれい線を目立たなくするマウスピースの製造方法。
技术领域:
【0001】 この発明は、顔面にできるほうれい線を目立たなくするマウスピース及び当該マウスピースの製造方法に関するものである。
背景技术:
【0002】 図10に示すように、人の鼻の両脇から唇の両脇へ伸びる2本の線として、いわゆるほうれい線2がある。このほうれい線2は、加齢や乾燥等を原因としてできるものであるが、このほうれい線2があることによって、老けた印象を与えるので、目立たなくすることが望まれている。 【0003】 この様なほうれい線を薄くして目立たなくする方法として、ほうれい線が出来る箇所にヒアルロン酸を注入する方法があるが、以下の欠点がある。ヒアルロン酸を上手く注入できないと顔が膨らんで見えたり、また、ヒアルロン酸が、ほうれい線に沿って残り、しこりとなって不自然に見えてしまう場合がある。さらに、ヒアルロン酸注射は繰り返し注入しなければ、効果を維持できない。また、過去に、ヒアルロン酸が誤って皮膚下の動脈に注入されて鼻が壊死したことがあった。加えて、ヒアルロン酸注射は高価である。 【0004】 また、別の方法として、特許文献1に記載された豊麗線ピースがある。この豊麗線ピースは、一体に連結された道具を、口の中の上歯茎に通し、装着固定させることでほうれい線を目立たなくするというものである。 【先行技術文献】 【特許文献】 【0005】 【特許文献1】 実用新案登録第3188692号公報
发明内容:
【発明が解決しようとする課題】 【0006】 しかしながら、前記特許文献1のものは、上顎歯肉に装着するものであるが、単に、上唇と上顎歯肉の間に挿入するだけのものであり、上顎歯肉と上唇との間に密着できるような具体的な手段は記載されておらず、また、いわゆる既製品であり、大きさや形状によって使用者の上顎歯肉と上唇との間に密着できないことが考えられる。また、画一的な形状では、人によってほうれい線を目立たなくすることができない場合がある。 【0007】 この様に、豊麗線ピースが上顎歯肉上に密着できないと、ずれ易く、直ぐ外れてしまう。また、話しをしたり、口を動かしたりすると装着に耐えられず、食事なども出来ない。その結果、ほうれい線を目立たなくする器具又は装置と言っても、実用性に乏しく、採用できるものではない。 【0008】 この発明は、これらの点に鑑みて為されたもので、使用者の上唇と上顎歯肉の間(言い換えれば、上顎歯肉上)にしっかりと密着して装着させることができ、また、装着時に食事等も可能で、実用性に富み、また、使用者の上顎歯肉と上唇との間に装着した際、ほうれい線を目立たなくするマウスピース及び当該マウスピースの製造方法を提供して前記課題を解決するものである。 【課題を解決するための手段】 【0009】 請求項1の発明は、使用者の上顎歯肉の外形に沿って湾曲した扁平な1つのシリコーン材から形成され、前記シリコーン材の内側面に、使用者の上顎歯肉面の凹凸形状に嵌合、密着するように凹凸形状が形成され、前記シリコーン材が前記使用者の上顎歯肉上に装着された際、当該シリコーン材の両端部の外側面が当該使用者の両側のほうれい線を内側から押し上げるように盛り上がっている、ほうれい線を目立たなくするマウスピースとした。 【0010】 請求項2の発明は、使用者の上顎歯肉の外形に沿って湾曲した扁平な2つのシリコーン材から形成され、前記各シリコーン材の内側面に、使用者の上顎歯肉面の凹凸形状に嵌合、密着するように凹凸形状が形成され、前記各シリコーン材が前記使用者の上顎歯肉上の両側のほうれい線に相応する位置に装着された際、各シリコーン材の外側面がほうれい線を内側から押し上げるように盛り上がっている、ほうれい線を目立たなくするマウスピースとした。 【0011】 請求項3の発明は、前記マウスピースの奥歯側の端部を最後方歯の内側に延ばして巻き回し、当該最後方歯の外周に当接される係止部を設けた、前記請求項1又は2の何れかに記載のほうれい線を目立たなくするマウスピースとした。 【0012】 請求項4の発明は、使用者の少なくとも上顎の歯型の型取り模型を形成し、前記型取り模型の、湾曲形状の上顎歯肉面にプラスティック性材料を押し当て、前記プラスティック性材料の内側面を湾曲形状に形成させ、また、前記上顎歯肉面の凹凸形状に嵌合、密着するように前記プラスティック性材料の内側面に凹凸形状を形成させ、使用者の上顎歯肉上に装着された際、当該使用者のほうれい線を内側から押し上げて目立たなくするように、押し当てたプラスティック性材料の外側表面にワックスを塗布して盛り上げ、以上によって形成したマウスピースの原型を、液体状の石膏内に埋没させ、当該石膏が固化した後、前記マウスピースの原型を取り去って当該石膏内に前記マウスピースの原型の形状の空間を形成し、当該空間内に液体状のシリコーン材を流し込み、当該シリコーン材を固化させて形成する、ほうれい線を目立たなくするマウスピースの製造方法とした。 【0013】 請求項5の発明は、使用者の上顎の形状を計測し、計測された上顎の形状に基づいて、内側面を湾曲形状に形成させ、また、上顎歯肉面の凹凸形状に嵌合、密着するように
具体实施方式:
【0020】 (実施の形態例1) 以下、この発明の実施の形態例1のほうれい線を目立たなくするマウスピース(以下、単に、「マウスピース」と言う。)を図に基づいて説明する。ここでは、この実施の形態例1のマウスピースAの製造方法を説明する。 【0021】 製造に際し、まず、使用者のほうれい線2の位置、長さを確認する。また、このほうれい線2を押し上げて目立たなくするためには、左右のほうれい線2に相応する上顎歯肉3上(図6参照)のどの位置にマウスピースAを装着するか、また、マウスピースAの原型の形状として、長さ、幅、厚さ等のおおまかな形状を確認し、想定しておく。 【0022】 次に、図2に示すように、アルジネート印象材、シリコーン印象材等の歯科用材料によって、使用者の上顎4と下顎5の歯型の型取り模型6を形成する(型取り模型6では、上顎4´及び下顎5´とする)。その後、マウスピースAの原型1を形成するために、前記型取り模型6の左右のほうれい線に相応する位置の上顎歯肉面に、粘土状の化学重合型コンポジットレジン等のプラスティック性材料を夫々押し当てて伸ばす。その結果、プラスティック性材料は、図3に示すように、湾曲した扁平な2つの原型片1a、1aから構成されることとなる。 【0023】 このように、上顎歯肉に押し当てることにより、プラスティック性材料は、この上顎歯肉3上の湾曲形状に合わせて隙間なく湾曲する。 【0024】 また、マウスピースAを装着する上顎歯肉3面は、各歯を支える歯肉の筋肉によって多くの凹凸が形成されているが、プラスティック性材料を押し当てることにより、これらの上顎歯肉3面の凹凸形状に密着して嵌合するように、前記各原型片1a、1aの内側面に、上顎歯肉3面の凹凸に合わせた凹凸形状が夫々形成される。 【0025】 続いて、この原型片1a、1aを、使用者の上顎に試しに装着し、上顎歯肉3面の凹凸形状と、各原型片1a、1aの内側面の凹凸形状とが上手く嵌合、密着できているか否かを確認し、微調整を行う。 【0026】 そして、マウスピースAを前記使用者の左右両側の上顎歯肉3上に装着した際、当該使用者のほうれい線2を内側から押し上げて目立たなくなるように、図4に示すように、各原型片1a、1aの外側表面にワックス7を塗布して盛り上げる。 【0027】 以上によって形成したマウスピースの原型である、ワックス7によって盛り上げられた前記各原型片1a、1aを、図5に示すように、溶融した石膏8内に埋没させ、この状態の石膏8を高温で焼成し、前記各原型片1a、1aを溶かして除去し、この石膏8を固化して内部に前記各原型片1a、1aの形状の空間を形成する。 【0028】 その後、前記各原型片1a、1aの形状を形成した空間内に液体状のシリコーン材を流し込み、圧縮、化学重合させ、これを固化させてマウスピースAを形成する。この形成したマウスピースAを使用者の上顎歯肉3上に装着して、密着具合の最終的な調整を行い、さらに、密着度を向上させる。この最終的な調整は、具体的には、外側表面を更に盛り上げる場合には、リベース材(リライニング材)として、例えば、化学重合型レジンを付加する。一方、外側表面の盛り上がりを減らす場合には、削る。 【0029】 そして、最終的な調整が終わったら、図1及び図6に示すように、マウスピースAを使用者の左右の上顎歯肉3上に装着する。 【0030】 このマウスピースAは、一人一人オーダーメイドで、ほうれい線2を目立たなくするのに最も適切な位置及び形状が選択され、また当該位置の上顎歯肉3面の凹凸形状に合わせて、内側面に凹凸形状を形成されたものであるため、効果的にほうれい線2を目立たなくすることができる。 【0031】 また、一旦、上顎歯肉3上に装着されると容易に外れることは無く、また、シリコーン材から形成されているので、柔らかく、一日中装着していても、違和感が無く、また、痛み等も発生し難い。その結果、食事等も問題無くでき、実用性が高いものである。 【0032】 なお、「シリコーン材」の「シリコーン」は、「シリコン」とも呼ばれ、ケイ素と酸素からなるシロキサン結合(-Si-O-Si-)を骨格とし、そのケイ素(Si)にメチル基(-CH3)を主体とする有機基が結合したポリマーの総称であり、例えば、ポリアミド樹脂、熱可撓性アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂を含む概念である。 【0033】 また、このマウスピースAを外す際は、上顎歯肉3上にマウスピースAの内側面を嵌合しただけなので、上顎歯肉3の上下方向と略直角方向に力を加えれば、比較的容易に外すことができる。 【0034】 前記実施の形態例1では、マウスピースAとして、左右の上顎歯肉3上に装着するように2つの部材から成るものを使用したが、マウスピースとしては、図7に示すように、湾曲した1つのマウスピースBとしても良い。その場合、マウスピースBの内側の上唇小帯に当接する箇所を予め削って凹部9を設けておくと当該上唇小帯を圧迫することもなく、装着具合も良い。 【0035】 また、プラスティック性材料として、化学重合型コンポジットレジンを使用しているが、プラスティック性材料としてはこの化学重合型コンポジットレジンに限るものではなく、このマウスピースの原型が問題無く形成できるものなら他のプラスティック性材料でももちろん良い。 【0036】 また、マウスピースの原型を作るために、使用者の上顎4と下顎5の歯型の型取り模型6を形成しているが、上顎4だけの型取り模型でも良い。 【0037】 (実施の形態例2) 次に、この実施の形態例2について説明する。この実施の形態例2は、前記実施の形態例1のマウスピースAの構成に、最後方歯の外周に当接する係止部を一端部に設けたものである。その他の構成は実施の形態例1と同様であるので、実施の形態例1と相違する前記係止部の構成についてのみ説明する。 【0038】 前記係止部10は、図8及び図9に示すように、マウスピースCの奥歯側の端部を内側に延ばし、最後方歯11の内側に巻き返して形成する。その際、使用者の最後方歯11の外周にマウスピースCの係止部10の形状を合わせて、係止部10が最後方歯11に密着して当接するようにする。なお、図8及び図9では、右側の上顎歯肉の場合を例として、説明した。左側の上顎歯肉の場合についても右側の場合と同様であるため、説明を省略する。装着の際、この係止部10を最後方歯11の外周に当接させることにより、マウスピースCを確実に最後方歯11に留めることができ、マウスピースCを安定して装着させることができる。これにより、マウスピースCは、ほうれい線2を目立たなくするマウスピースとして、より信頼性が高くなる。 【0039】 また、前記実施の形態例2では、実施の形態例1のマウスピースAを基に、係止部10を設けてマウスピースCとしたが、前記マウスピースBの奥歯側の両端部を内側に延ばし、最後方歯の内側に巻き返して係止部を設ける構成としても良い。 【0040】 また、前記実施の形態例では、型取り模型を用いて、マウスピースの原型を作る構成を示したが、この構成に限定されるものではない。例えば、CTスキャン等を用いて、使用者の上顎の断層写真を撮影し、この断層写真に基づいて、使用者の上顎の形状を計測する。そして計測された上顎の形状に基づいて、使用者の上顎歯肉面の湾曲形状に対向する内側面を湾曲形状に形成させ、また、使用者の上顎歯肉面の凹凸形状に嵌合、密着するように内側面に凹凸形状を形成させた、プラスティック性材料を、3Dプリンター等で形成する構成としても良い。 【符号の説明】 【0041】 A マウスピース B マウスピース C マウスピース 1 原型 1a 原型片 2 ほうれい線 3 上顎歯肉 4 上顎 5 下顎 6 型取り模型 7 ワックス 8 石膏 9 凹部 10 係止部 11 最後方
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