表現装置及び表現方法

公开(公告)号:
JP2019136329A
公开(公告)日:
2019-08-22
申请号:
JP2018022717
申请日:
2018-02-13
授权日:
-
受理局:
日本
专利类型:
发明申请
简单法律状态:
有效
法律状态/事件:
授权
IPC分类号:
A63H3/36 | G09F13/04 | A63H3/04 | B44C5/06
战略新兴产业分类:
数字文化创意活动
国民经济行业分类号:
C2455
当前申请(专利权)人:
株式会社IKI
原始申请(专利权)人:
株式会社IKI
当前申请(专利权)人地址:
東京都港区芝公園2-9-12
工商统一社会信用代码:
-
工商登记状态:
-
工商注册地址:
-
工商成立日期:
-
工商企业类型:
-
发明人:
宮廻 正明 | 三橋 一弘
代理机构:
-
代理人:
橋爪 健
摘要:
【課題】 表現対象として生物·有機物等を表現又は模擬した非生物·無機物等の立体表現物に、実際·自然に近い印象を与え生気を表現すること。 【解決手段】 表現対象として生物·有機物等を表現又は模擬した表面が成形され、表面が微振動する程度に薄く柔らかい素材で形成された立体表現物1と、立体表現物1の裏面若しくは層内に設けられ、立体表現物1の表現対象により表現されるライン及び/又は位置に沿って設けられた複数の微振動生成経路2と、制御部5からの微振動パターンの指示に従い、各々の微振動生成経路2への媒質3の流入を加圧/減圧させて、又は、各々の微振動生成経路2に対して媒質3を流入/流出させて、管径又は管の太さを膨張/収縮させることで、立体表現物1に微振動を与えるための微振動発生部4とを備え、非生物·無機物等の立体表現物1に生気を感じられるようなリアリティを表現するための表現装置。 【選択図】 図1
技术问题语段:
【発明が解決しようとする課題】 【0004】 一般に、例えば、人間(顔、手、足、体等)、恐竜や犬、猫等の動物、植物などの生物は、立体形状であり、且つ、呼吸·脈·心拍等で微振動したり、風や振動などで微振動することが想定される。また、塔、ビルディング等の建築物·建造物等の生物以外の物体も、立体形状であり、且つ、風や雨や地震等の自然現象や人工的な要因等により、微振動が生じることが想定される。 これらの生物や物体等を表現する場合、従来の装置、例えば、特許文献1及び特許文献2等の従来技術では、いわゆる単なる無機質なものであり、微振動を生じるような立体表現物を、生気があるような実際·自然に近い状況を立体的に再現することができない。 【0005】 本発明は、以上の点に鑑み、表現対象として生物(動物、植物等を含む)·生命体·有機体·有機物の一部又は全部を表現又は模擬した非生物(ロボット、アンドロイド等を含む)·非生命体·無機体·無機物の立体表現物に、実際·自然に近い印象を与えて生気を表現することを目的とする。
技术功效语段:
【0008】本発明によると、表現対象として生物(動物、植物等を含む)·生命体·有機体·有機物の一部又は全部を表現又は模擬した非生物(ロボット、アンドロイド等を含む)·非生命体·無機体·無機物の立体表現物に、実際·自然に近い印象を与えて生気を表現することができる。
权利要求:
【請求項1】 表現装置であって、 表現対象として生物又は生命体又は有機体又は有機物の一部又は全部を表現又は模擬した非生物又は非生命体又は無機体又は無機物の立体的な表面が成形され、表面が微振動する程度に薄く柔らかい素材で形成された立体表現物と、 前記立体表現物の裏面に直接的若しくは間接的に接して又は前記立体表現物の層内に設けられ、且つ、前記立体表現物の表現対象に応じて表現されるライン及び/又は位置に沿って設けられ、気体又は液体の媒質が内部に流れ、前記立体表現物の表現対象が持つ微振動又は前記立体表現物の表現対象に関連した微振動を伝達するための、管状の複数の微振動生成経路と、 前記立体表現物に前記微振動を生じさせるための微振動パターンを指示する制御部と、 前記制御部からの微振動パターンの指示に従い、各々の前記微振動生成経路への媒質の流入を加圧/減圧させて、又は、各々の前記微振動生成経路に対して媒質を流入/流出させて、管径又は管の太さを膨張/収縮させることで、前記立体表現物に微振動を与えるための微振動発生部と、 を備え、 前記微振動生成経路の管の先端は、経路に流圧を加えるための流圧形成部を有し、 前記微振動発生部は、複数の前記微振動生成経路に接続され媒質を内部に含む弾性部を備え、前記弾性部を加圧/減圧することで、前記微振動生成経路の管径又は管の太さを膨張/圧縮させて、前記立体表現物に微振動を与えることを特徴とする、非生物又は非生命体又は無機体又は無機物の立体表現物に生気を表現するための表現装置。 【請求項2】 表現装置であって、 表現対象として生物又は生命体又は有機体又は有機物の一部又は全部を表現又は模擬した非生物又は非生命体又は無機体又は無機物の立体的な表面が成形され、表面が微振動する程度に薄く柔らかい素材で形成された立体表現物と、 前記立体表現物の裏面に直接的若しくは間接的に接して又は前記立体表現物の層内に設けられ、且つ、前記立体表現物の表現対象に応じて表現されるライン及び/又は位置に沿って設けられ、気体又は液体の媒質が内部に流れ、前記立体表現物の表現対象が持つ微振動又は前記立体表現物の表現対象に関連した微振動を伝達するための、管状の複数の微振動生成経路と、 前記立体表現物に前記微振動を生じさせるための微振動パターンを指示する制御部と、 前記制御部からの微振動パターンの指示に従い、各々の前記微振動生成経路への媒質の流入を加圧/減圧させて、又は、各々の前記微振動生成経路に対して媒質を流入/流出させて、管径又は管の太さを膨張/収縮させることで、前記立体表現物に微振動を与えるための微振動発生部と、 を備え、 前記微振動発生部は、各々の前記微振動生成経路に媒質が流入され、各々の前記微振動生成経路から媒質が戻るように接続され、経路に流圧を加えるためのスロート部を有し、 前記制御部からの微振動パターンの指示に従い、各々の前記微振動生成経路への媒質の流入を加圧/減圧させて、又は、各々の前記微振動生成経路に対して媒質を流入/流出させて、前記微振動生成経路の管径又は管の太さを膨張/収縮させることで、前記立体表現物に微振動を与えることを特徴とする、非生物又は非生命体又は無機体又は無機物の立体表現物に生気を表現するための表現装置。 【請求項3】 表現装置であって、 表現対象として生物又は生命体又は有機体又は有機物の一部又は全部を表現又は模擬した非生物又は非生命体又は無機体又は無機物の立体的な表面が成形され、表面が微振動する程度に薄く柔らかい素材で形成された立体表現物と、 前記立体表現物の裏面に直接的若しくは間接的に接して又は前記立体表現物の層内に設けられ、且つ、前記立体表現物の表現対象に応じて表現されるライン及び/又は位置に沿って設けられ、気体又は液体の媒質が内部に流れ、前記立体表現物の表現対象が持つ微振動又は前記立体表現物の表現対象に関連した微振動を伝達するための、管状の複数の微振動生成経路と、 前記立体表現物に前記微振動を生じさせるための微振動パターンを指示する制御部と、 前記制御部からの微振動パターンの指示に従い、各々の前記微振動生成経路への媒質の流入を加圧/減圧させて、又は、各々の前記微振動生成経路に対して媒質を流入/流出させて、管径又は管の太さを膨張/収縮させることで、前記立体表現物に微振動を与えるための微振動発生部と、 前記立体表現物の内部又は裏側に設けられ、前記立体表現物に前記立体表現物の内部又は裏側から光を照明又はコンテンツを投影するためのひとつ又は複数の照射部、 を備え、 前記制御部は、前記照射部による照明又はコンテンツ、及び、前記微振動発生部による前記立体表現物の微振動を同期して制御することを特徴とする、非生物又は非生命体又は無機体又は無機物の立体表現物に生気を表現するための表現装置。 【請求項4】 表現装置であって、 表現対象として生物又は生命体又は有機体又は有機物の一部又は全部を表現又は模擬した非生物又は非生命体又は無機体又は無機物の立体的な表面が成形され、表面が微振動する程度に薄く柔らかい素材で形成された立体表現物と、 前記立体表現物の裏面に直接的若しくは間接的に接して又は前記立体表現物の層内に設けられ、且つ、前記立体表現物の表現対象に応じて表現されるライン及び/又は位置に沿って設けられ、気体又は液体の媒質が内部に流れ、前記立体表現物の表現対象が持つ微振動又は前記立体表現物の表現対象に関連した微振動を伝達するための、管状の複数の微振動生成経路と、 前記立体表現物に前記微振動を生じさせるための微振動パターンを指示する制御部と、 前記制御部からの微振動パターンの指示に従い、各々の前記微振動生成経路への媒質の流入を加圧/減圧させて、又は、各々の前記微振動生成経路に対して媒質を流入/流出させて、管径又は管の太さを膨張/収縮させることで、前記立体表現物に微振動を与えるための微振動発生部と、 前記立体表現物の内部又は裏側に設けられ、前記立体表現物に前記立体表現物の内部又は裏側から送風するためのひとつ又は複数の送風部、 を備え、 前記制御部は、前記送風部による送風、及び、前記微振動発生部による前記立体表現物の微振動を同期して制御することを特徴とする、非生物又は非生命体又は無機体又は無機物の立体表現物に生気を表現するための表現装置。 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の表現装置において、 媒質の温度を制御するための温度調整部をさらに備え、 前記制御部は、前記温度調整部を、予め定められた一定若しくは予め定められた時間又は周期又はプログラムにより可変とするよう制御することを特徴とする表現装置。 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の表現装置において、 各々の前記微振動生成経路への媒質の流入をオンオフするための開閉部 を、各々の前記微振動生成経路にさらに備え、 マニュアルにより前記開閉部を設定すること、又は、前記制御部が前記開閉部の開閉を制御することを特徴とする表現装置。 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の表現装置において、 前記制御部は、前記微振動発生部の動作をオンとして前記立体表現物に微振動を与える活性モードと、前記微振動発生部の動作をオフとして微振動を与えない非活性モードとを、マニュアルにより又は自動で選択して制御することを特徴とする表現装置。 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載の表現装置において、 前記微振動発生部を複数備え、 一方の前記微振動発生部に、複数の前記微振動生成経路の一部を接続し、他方の前記微振動発生部に、その他の前記微振動生成経路を接続することで、前記制御部は、微振動パターンを前記微振動発生部毎に異ならせることを特徴とする表現装置。 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれかに記載の表現装置において、 前記微振動生成経路は、複数の内部パイプを含み、各々の内部パイプに媒質の流入をオンオフするための開閉部をさらに備え、 前記制御部は、前記開閉部の開閉を制御することを特徴とする表現装置。 【請求項10】 請求項1乃至8のいずれかに記載の表現装置において、 前記微振動生成経路は、長さ方向に、管径又は管の太さ若しくは管壁の厚さ及び/又は材質を異ならせることを特徴とする表現装置。 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれかに記載の表現装置において、 前記媒質は、気体を含む液体、気体と固体の混合物、液体と固体の混合物、又は、気体と液体と固体の混合物のいずれかとすることを特徴とする表現装置。 【請求項12】 請求項1乃至11のいずれかに記載の表現装置において、 前記媒質は、予め定められた色とすることを特徴とする表現装置。 【請求項13】 表現方法であって、 表現対象として生物又は生命体又は有機体又は有機物の一部又は全部を表現又は模擬した非生物又は非生命体又は無機体又は無機物の立体的な表面が成形され、表面が微振動する程度に薄く柔らかい素材で形成された立体表現物と、 前記立体表現物の裏面に直接的若しくは間接的に接して又は前記立体表現物の層内に設けられ、且つ、前記立体表現物の表現対象に応じて表現されるライン及び/又は位置に沿って設けられ、気体又は液体の媒質が内部に流れ、前記立体表現物の表現対象が持つ微振動又は前記立体表現物の表現対象に関連した微振動を伝達するための、管状の複数の微振動生成経路と、 を用い、 制御部により、前記立体表現物に前記微振動を生じさせるための微振動パターンを指示し、 微振動発生部により、前記制御部からの微振動パターンの指示に従い、各々の前記微振動生成経路への媒質の流入を加圧/減圧させて、又は、各々の前記微振動生成経路に対して媒質を流入/流出させて、管径又は管の太さを膨張/収縮させることで、前記立体表現物に微振動を与え、 前記立体表現物の内部又は裏側に設けられたひとつ又は複数の照射部により、前記立体表現物に前記立体表現物の内部又は裏側から光を照明又はコンテンツを投影し、 前記制御部が、前記照射部による照明又はコンテンツ、及び、前記微振動発生部による前記立体表現物の微振動を同期して制御する、 ことにより、非生物又は非生命体又は無機体又は無機物の立体表現物に生気を表現するための表現方法。 【請求項14】 表現方法であって、 表現対象として生物又は生命体又は有機体又は有機物の一部又は全部を表現又は模擬した非生物又は非生命体又は無機体又は無機物の立体的な表面が成形され、表面が微振動する程度に薄く柔らかい素材で形成された立体表現物と、 前記立体表現物の裏面に直接的若しくは間接的に接して又は前記立体表現物の層内に設けられ、且つ、前記立体表現物の表現対象に応じて表現されるライン及び/又は位置に沿って設けられ、気体又は液体の媒質が内部に流れ、前記立体表現物の表現対象が持つ微振動又は前記立体表現物の表現対象に関連した微振動を伝達するための、管状の複数の微振動生成経路と、 を用い、 制御部により、前記立体表現物に前記微振動を生じさせるための微振動パターンを指示し、 微振動発生部により、前記制御部からの微振動パターンの指示に従い、各々の前記微振動生成経路への媒質の流入を加圧/減圧させて、又は、各々の前記微振動生成経路に対して媒質を流入/流出させて、管径又は管の太さを膨張/収縮させることで、前記立体表現物に微振動を与え、 前記立体表現物の内部又は裏側に設けられたひとつ又は複数の送風部により、前記立体表現物に前記立体表現物の内部又は裏側から送風し、 前記制御部が、前記送風部による送風、及び、前記微振動発生部による前記立体表現物の微振動を同期して制御する、 ことにより、非生物又は非生命体又は無機体又は無機物の立体表現物に生気を表現するための表現方法。
技术领域:
【0001】 本発明は、表現装置及び表現方法に係り、特に、非生物(ロボット、アンドロイド等を含む)·非生命体·無機体·無機物の立体表現物に生気を表現するための表現装置及び表現方法に関する。(なお、本明細書中「·」の記載については、例えば、「又は」、「若しくは」を意味し、簡略化した記載である。)
背景技术:
【0002】 従来技術として、特許文献1には、「夜間にも認識可能で様々なメッセージが伝達可能な飛行船や、大型で表情も豊かでかつインパクトのあるバルーン状ディスプレイ装置」(要約)が記載されている。また、特許文献2には、「不可能であった生気溢れて生き生きとした人物像などの表現を可能にし、従来なかった光り輝く画像や光を放つ画像など画面上の表現の脱平面化を実現した画面を提供する」(要約参照)ようにした画面が記載されている。 【先行技術文献】 【特許文献】 【0003】 【特許文献1】 特開平8-314401号公報 【特許文献2】 特開2009-75614号公報
发明内容:
【発明が解決しようとする課題】 【0004】 一般に、例えば、人間(顔、手、足、体等)、恐竜や犬、猫等の動物、植物などの生物は、立体形状であり、且つ、呼吸·脈·心拍等で微振動したり、風や振動などで微振動することが想定される。また、塔、ビルディング等の建築物·建造物等の生物以外の物体も、立体形状であり、且つ、風や雨や地震等の自然現象や人工的な要因等により、微振動が生じることが想定される。 これらの生物や物体等を表現する場合、従来の装置、例えば、特許文献1及び特許文献2等の従来技術では、いわゆる単なる無機質なものであり、微振動を生じるような立体表現物を、生気があるような実際·自然に近い状況を立体的に再現することができない。 【0005】 本発明は、以上の点に鑑み、表現対象として生物(動物、植物等を含む)·生命体·有機体·有機物の一部又は全部を表現又は模擬した非生物(ロボット、アンドロイド等を含む)·非生命体·無機体·無機物の立体表現物に、実際·自然に近い印象を与えて生気を表現することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0006】 本発明の第1の解決手段によると、 表現装置であって、 表現対象として生物又は生命体又は有機体又は有機物の一部又は全部を表現又は模擬した非生物又は非生命体又は無機体又は無機物の立体的な表面が成形され、表面が微振動する程度に薄く柔らかい素材で形成された立体表現物と、 前記立体表現物の裏面に直接的若しくは間接的に接して又は前記立体表現物の層内に設けられ、且つ、前記立体表現物の表現対象に応じて表現されるライン及び/又は位置に沿って設けられ、気体又は液体の媒質が内部に流れ、前記立体表現物の表現対象が持つ微振動又は前記立体表現物の表現対象に関連した微振動を伝達するための、管状の複数の微振動生成経路と、 前記立体表現物に前記微振動を生じさせるための微振動パターンを指示する制御部と、 前記制御部からの微振動パターンの指示に従い、各々の前記微振動生成経路への媒質の流入を加圧/減圧させて、又は、各々の前記微振動生成経路に対して媒質を流入/流出させて、管径又は管の太さを膨張/収縮させることで、前記立体表現物に微振動を与えるための微振動発生部と、 を備えた、非生物又は非生命体又は無機体又は無機物の立体表現物に生気を表現するための表現装置が提供される。 【0007】 本発明の第2の解決手段によると、 表現方法であって、 表現対象として生物又は生命体又は有機体又は有機物の一部又は全部を表現又は模擬した非生物又は非生命体又は無機体又は無機物の立体的な表面が成形され、表面が微振動する程度に薄く柔らかい素材で形成された立体表現物と、 前記立体表現物の裏面に直接的若しくは間接的に接して又は前記立体表現物の層内に設けられ、且つ、前記立体表現物の表現対象に応じて表現されるライン及び/又は位置に沿って設けられ、気体又は液体の媒質が内部に流れ、前記立体表現物の表現対象が持つ微振動又は前記立体表現物の表現対象に関連した微振動を伝達するための、管状の複数の微振動生成経路と、 を用い、 制御部により、前記立体表現物に前記微振動を生じさせるための微振動パターンを指示し、 微振動発生部により、前記制御部からの微振動パターンの指示に従い、各々の前記微振動生成経路への媒質の流入を加圧/減圧させて、又は、各々の前記微振動生成経路に対して媒質を流入/流出させて、管径又は管の太さを膨張/収縮させることで、前記立体表現物に微振動を与える、 ことにより、非生物又は非生命体又は無機体又は無機物の立体表現物に生気を表現するための表現方法が提供される。 【発明の効果】 【0008】 本発明によると、表現対象として生物(動物、植物等を含む)·生命体·有機体·有機物の一部又は全部を表現又は模擬した非生物(ロボット、アンドロイド等を含む)·非生命体·無機体·無機物の立体表現物に、実際·自然に近い印象を与えて生気を表現することができる。
具体实施方式:
【0010】 A.表現装置及び方法 図1に、立体表現物(側面方向)を備えた表現装置の内部構成図を示す。 図2に、立体表現物1(側面方向)を備えた表現装置の構成図を示す。 表現装置100は、立体表現物1、微振動生成経路2、媒質3、微振動発生部4、制御部5を備える。以下に、各部について説明する。 【0011】 <立体表現物1> 立体表現物1は、表現対象として生物(動物、植物等を含む)·生命体·有機体·有機物の一部又は全部を表現又は模擬した非生物(ロボット、アンドロイド等を含む)·非生命体·無機体·無機物の立体的な表面が成形され、表面が微振動する程度に薄く柔らかい素材で形成される。立体表現物1は、薄く軽く、ソフトな半透明(透過性)の素材を用いているので、軽量なので、加工性の富むものなので、いろいろな立体形状の表現物を形成することができる。図示の立体表現物1は、一例として、人の顔·頭部から肩までを立体的に表したものである。 立体表現物1の表現対象としては、例えば、人間(顔、手、足、体等)、恐竜や犬、猫等の動物、植物などの動きのある生物·生命体·有機体·有機物である。これらの例の他にも、塔、ビルディング、家、スタジアム·競技場、橋などの建築物·建造物のように、動きのない物体や、動かないとされる物体を表現したものでもよい。立体表現物1は、生物又は物体等を全周囲から観た全体又は部分を立体的に表現したものでもよいし、生物又は物体等をひとつの方向(例えば、前面、横面、斜め横面、上面·斜め上面、下面·斜め下面等のいずれかの方向)から観た半分又は一部を立体的に表現したものなど、適宜の範囲を表現したものとすることができる。 【0012】 立体表現物1の素材は、薄く柔らかい(ソフトな)材質であり、微振動するもので、且つ、表現物としての立体的な形状が形成されるものである。具体的な素材としては、例えば、シリコン、アクリル、ゴム、乳白ガラス、レーヨン、ビニール、ポリエチレン等の化学素材等の伸縮性のある素材、又は、和紙、布、不織布等の天然素材等の振動が伝わる素材、など、適宜のものを用いることができる。 また、立体表現物1の素材は、半透明(半透過性)のものでもよいし、そうでなくても良い。立体表現物1には、柄、絵、模様等を施すものとしてもよいし、素材自体に色を埋め込んでマーブル状等としてもよいし、また、乳白色·グレー·肌色等の単色の無地又は複数色の無地や、柄、絵、模様等が施されていないものとしてもよい。 【0013】 立体表現物1の設置方法としては、立体表現物1を額等のフレームに装着して、壁に取り付けるようにしてもよい。また、立体表現物1が、例えば、彫刻等のような全周囲から観た3次元美術又は物体の場合、台座又はテーブル等の台や床、壁等に設置又は支持してもよい。他にも、例えば、ストリング状の支持部材を用いて、天井又は他のフレーム等に、つるす·懸架する等により支持することができる。なお、ストリング状の支持部材は、糸状、ひも状、帯状の部材の他にも、糸ゴム状、紐ゴム状、テープ状等の適宜のゴム等の弾性伸縮部材を用いてもよい。また、天井又はフレーム等の他にも、立体表現物1の上、後ろ及び/又は横に設置された支柱や壁等により支持してもよい。 【0014】 立体表現物1の作成方法としては、例えば、次のように行うことができる。 (i)まず、表現物の立体形状を作成する。この場合、例えば、公知のように木材、粘土、金属等の素材で彫刻して作成すること、従来の鋳造·成形技術を用いて作成すること、3Dスキャナと3Dプリンタを用いて作成すること、等適宜の方法を用いることができる。 (ii)つぎに、作成された立体形状をもとに、表面の型を作成する。 (iii)作成された型に、上述のような素材(例えば、乳白等の無地)を用いて、例えば予め定められた薄い厚さで素材を流し込み又は張り又は塗り、型の表面を表現した立体表現物1を作成(成形)する。なお、立体表現物1を複数のパーツで作成し、それらを組み合わせて立体表現物1を形成するようにしてもよい。 (iv) さらに、立体表現物1に、彩色や絵付け、凹凸付け処理·穴開け処理·切断処理等の適宜の処理を施すようにしてもよい。これらの彩色等の処理は、立体表現物1の表側からでも、裏側からでも、その両方からでもよい。 【0015】 <微振動生成経路2> 図3に、立体表現物と微振動生成経路についての断面構成図の一例を示す。図3(A)は、微振動生成経路2の側面方向の断面の一部を表したものであり、図3(B)は、微振動生成経路2の管径方向の断面の一部を表したものである。 複数の微振動生成経路2は、それぞれ、立体表現物1の裏面に直接的若しくは間接的に接して且つ立体表現物1の表現対象に応じて表現されるライン及び/又は位置に沿って設けられ、気体、液体、固体、又は、それらの2つ若しくは3つの混合物の媒質3が内部に流れ、立体表現物1の表現対象が持つ微振動(立体表現物1の表現対象が発生する微振動、立体表現物1の表現対象に関連した微振動等を含む。)を伝達し、立体表現物1を微振動させる。
返回