組立式額縁

公开(公告)号:
JP2016154645A
公开(公告)日:
2016-09-01
申请号:
JP2015033741
申请日:
2015-02-24
授权日:
-
受理局:
日本
专利类型:
发明申请
简单法律状态:
失效
法律状态/事件:
撤回-视为撤回
IPC分类号:
A47G1/16
战略新兴产业分类:
-
国民经济行业分类号:
C2039 | C2433 | C2432 | C3057
当前申请(专利权)人:
高橋 時生
原始申请(专利权)人:
高橋 時生
当前申请(专利权)人地址:
大阪府和泉市光明台二丁目13番27号
工商统一社会信用代码:
-
工商登记状态:
-
工商注册地址:
-
工商成立日期:
-
工商企业类型:
-
发明人:
高橋 時生
代理机构:
-
代理人:
-
摘要:
【課題】展示会の度に作者は必ず多種多様な額縁を準備し、作品のイメージと号数·サイズに合った、額合わせ作業を行う。展示会後、必ず運搬及び、保管場所が必要になる。従って、額合わせのスピード化、運搬性、経済性、少ない保管場所の確保等の問題を解決する。 【解決手段】額縁を固定し作品を脱着する思想から作品を固定し額縁装飾部を脱着する思想に変革する。その手段として額縁の構造を架台部と装飾部に分離する。また、運搬費と保管場所を少なくするため額縁の構造を複数の枠片にする。架台部の組立と構造的に必要な力棒、ベルト通し穴及び、ベルト通し角溝を設け、荷締めベルト等の締付部材を用い組立てる。架台部と装飾部の固定は強力磁石を用い固定する。作品の固定はベルトをベルト通し穴·ベルト通し角溝に通し、力棒に半巻きし、作品を額縁架台に固定、一体化する。これ等の技術を組合せた組立式額縁を提供する。 【選択図】図3
技术问题语段:
【発明が解決しようとする課題】 【0006】 現状の作品等の展示会の額装は仮額と呼ばれる額装が多く、展示会主催者 側から額縁寸法幅に制約をつけられるケースが多くあり、主催者側から提 示された制約の範囲内で作品イメージに合わせた額装をする必要がある。 【0007】 額合わせでは、多くの額を用意し、作品を額に出し入れする作業が付きも のであり、大切な作品にうっかり傷を着けたり、汚したり、破損したりす る可能性が高くなる。 また、個展等では大量の作品の額合わせをする必要性があり、額から作品 を出し入れする作業は長時間作業でたいへん大きな労力である。 【0008】 一方、大型の作品を運搬する場合、現状では作品に額装をして傷付かない よう梱包し、普通車やトラック等で運搬している。これはコスト上及び、 運搬の安全上に課題が残る。 【0009】 また、展示会後の額縁は個人、額縁製造企業、リース企業を問わず、保管 が必ず必要となる。従って、保管場所をできるだけ小さくする必要がある。 【0010】 組立式額縁はこれ等の問題点を考慮に入れて設計製作するが展示中、組立 中、運搬中のいずれの場合も落下、破壊、傷損等々があってはならない。 特に展示中の観賞者に対する安全には特段の配慮が必要である。 【0011】 本発明はこれらの問題点、課題である1.主催者側からの制約事項である 額縁の寸法を満足し作品のイメージに合った額装ができ、2.額装の労力 を大幅に減じ、3.作品に掛かる傷損リスクを減じ、4.運搬性を格段に 向上させ、5.使用後分解し、少ないスペースで保管でき、6.組立中、 運搬中、展示中の安全性が格段に向上し、7.短時間で組み立てることが でき、8.組立道具が不要等々多くの懸案を一気に解決した額縁を世に提 供する。
技术功效语段:
【0020】本発明は組立式額縁を額縁架台枠片と額縁装飾枠片に分け、組立にベルトクランプ、ロープクランプ又は、荷締めベルト等を使用し、架台枠片の構造材の一部として力棒を取り付ける。これらの技術を用いて、力棒付枠片とコーナリブ付枠片を組み立て、ベルトを締めることによって、同時、同方向、同じ大きさの力で道具を使用せず短時間で強固に、組み立てることができる。この構造にすることにより、1.主催者側からの制約事項である額縁の寸法を満足し作品のイメージに合った額装が速くでき、2.額装の労力を大幅に減じ、3.作品に掛かる傷損リスクを減じ、4.分解して運搬できるため移動しやすく低コストで、5.使用後分解し、少ないスペースで保管でき、6.組立中、運搬中、展示中の安全性が格段に向上し、7.短時間で組み立てることができ、8.組立道具が不要で、9.適正な強度が確保でき、10.円形、多角形に合った適正な角度が確保できる等々多くの懸案を一気に解決し、大きな効果をあげることができる。 【0021】本発明は組立式額縁であり、作品の展示は作品のイメージを引き立てる額縁を選定することが最も大切である。従って、作品の展示には作品に最も適した造形·色彩·サイズ等に配慮し、額合わせ作業を行う必要があるが、現状、額縁の選定には取り付ける、取り外す、の繰り返し作業が不可欠のため選定労力は少なく、速く、容易に行えることが必要である。その対策として本発明では作品を組み立てた架台枠片に作品固定締付ベルトを力棒に半巻掛けし、作品固定ベルト穴にベルトを通して作品を固定し、強力磁石を用いた装飾枠片だけを取り換えることで最適な装飾枠片の選定を短時間で容易に行うことができる。 【0022】作品を架台枠片に固定する手段として、比較的大型の額はベルトクランプ、又は荷締めベルト、ロープクランプ等を使用、比較的小型の額は網状ゴムバンド、ゴムベルト等の弾性体の締付部材を用い、ベルトを使用する場合はベルト穴にベルトを通し、力棒にベルトを巻き、バックルに通し、ベルトの端を締めることによって作品の上から同時均等、同方向に締め付け、額縁架台枠片に短時間で固定一体化できる。網状ゴムバンド、ゴムベルト等を使用する場合は4ッつの架台枠片にフック等を取り付け、ゴムベルトを引っ掛けて作品を架台枠片と固定一体化できる。
权利要求:
【請求項1】 複数に分割可能な組立式額縁であって、 分割後の組立式額縁の枠片のそれぞれに コーナリブ、中間リブ及び、力棒を枠片の機能に必要な数量分設け、そのコーナ リブと中間リブには締付部材を挿通可能な溝及び、締付部材の貫通孔を少なくと も一つ備え、円形、及び、多角形の枠状に組み立てることが可能な組立式額縁。 【請求項2】 請求項1にかかる組立式額縁に作品を固定する場合は、締付部材を用い、複 数の枠片で構成した額縁の内、力棒の付いていない枠片の中間リブの締付部 材通し穴には締付部材を通し、力棒付きパネルの力棒には締付部材を半巻し、 締付部材を締め、作品の隅を平面上部から締め付け、作品と額縁枠片を固定 ·一体化することを特徴とした組立式額縁。 【請求項3】 請求項1にかかる組立式額縁であって、装飾片を別途製作し、多角形に組み 立てた枠片に強力磁石を取り付け、円形及び、多角形に組み立てた枠片に装 飾片を装備することが可能な組立式額縁。 【請求項4】 請求項1にかかる組立式額縁であって、額縁の作品固定は締付部材及び、弾 性体を枠片に引っ掛けて、作品を枠片と固定一体化させることが可能な組立 式額縁。 【請求項5】 1)額縁を架台枠片と装飾枠片に分離·脱着できるものとし 2)更に架台枠片を構造的にコーナリブ付き枠片と力棒付き枠片に分け、 3)これらを組み立てる手段として締付部材を用い 4)装飾部の脱着に強力磁石を使用し、 5)作品を固定する手段として締付部材を用い、枠片に締め付けて固定一体化 し、結果的に枠片組立用締付部材と作品固定用締付部材の使用によって、 二重に安全対策を施したこととなり、分解や破壊に対する安全性を向上せ しめる。 以上の重要技術5項目を組み合わせて用いていることを特徴とする組立式 額縁。
技术领域:
【0001】 本発明は書画等の作品展示に必要な組立式額縁に関するものであって、 額縁を複数の枠片にし、円形及び、多角形に組立てて、そのまま使用する、 あるいは、額縁を架台枠片と装飾枠片に分け、ベルトクランプ、荷締めベ ルト、ロープクランプ等の締付部材で締め付け組立て、また、額縁の装飾 枠片は、強力磁石を使用し、架台枠片から脱着可能な方式とし、作品も同 様にベルトクランプ、荷締めベルト、ロープクランプ、網状ゴムバンド、 ゴムベルト等の締付部材で締め付け、組み立て一体化する方法の組立式額 縁に関するものである。
背景技术:
【0002】 従来の組立式額縁(例えば特許文献1〜4参照)は精度のよい直角額縁と 強度を確保するため四隅に接続金具を用い、額縁のコーナに金具等を用 いてボルトナット、ビス、等で固定する。もしくは差し込み等の方法で、 恒久的な枠状にしている。 【0003】 一方、木ねじ、ボルトナット、ビス等を使用しない組立式額縁(例えば特 許文献5〜7参照)では板バネ、ダボ、ツメ等の技術を用いている。 【先行技術文献】 【特許文献】 【0004】 【特許文献1】 特開平8-24099号 【特許文献2】 登録実用新案第3036401号 【特許文献3】 登録実用新案第3012855号 【特許文献4】 特開平7-155244号 【特許文献5】 特開平11-32882号 【特許文献6】 特開平8-299132号 【特許文献7】 実用新案公開平6-45563号 【0005】 ところが上記文献のいずれの方法も作品との額合わせ作業では額縁を固 定し、作品を脱着する思想のため、多くの額縁を用意する必要がある。 また、作品を額縁から脱着する場合、表面、裏面方向からの作業には関 係なく、作品を額縁から何度も出し入れする方法である。これでは大切 な作品が傷つきやすく、作品の脱着にも手がかかり面倒である。一方、 これらの方法の内、組立にドライバーなどの道具を使うタイプでは道具 の管理、及び、組立作業が面倒であり、道具を使わない方法のバネ、ダボ、 ツメのタイプは大型額に応用する場合、強度及び、安全性に制約があり 小型、軽量の額縁に限定される。
发明内容:
【発明が解決しようとする課題】 【0006】 現状の作品等の展示会の額装は仮額と呼ばれる額装が多く、展示会主催者 側から額縁寸法幅に制約をつけられるケースが多くあり、主催者側から提 示された制約の範囲内で作品イメージに合わせた額装をする必要がある。 【0007】 額合わせでは、多くの額を用意し、作品を額に出し入れする作業が付きも のであり、大切な作品にうっかり傷を着けたり、汚したり、破損したりす る可能性が高くなる。 また、個展等では大量の作品の額合わせをする必要性があり、額から作品 を出し入れする作業は長時間作業でたいへん大きな労力である。 【0008】 一方、大型の作品を運搬する場合、現状では作品に額装をして傷付かない よう梱包し、普通車やトラック等で運搬している。これはコスト上及び、 運搬の安全上に課題が残る。 【0009】 また、展示会後の額縁は個人、額縁製造企業、リース企業を問わず、保管 が必ず必要となる。従って、保管場所をできるだけ小さくする必要がある。 【0010】 組立式額縁はこれ等の問題点を考慮に入れて設計製作するが展示中、組立 中、運搬中のいずれの場合も落下、破壊、傷損等々があってはならない。 特に展示中の観賞者に対する安全には特段の配慮が必要である。 【0011】 本発明はこれらの問題点、課題である1.主催者側からの制約事項である 額縁の寸法を満足し作品のイメージに合った額装ができ、2.額装の労力 を大幅に減じ、3.作品に掛かる傷損リスクを減じ、4.運搬性を格段に 向上させ、5.使用後分解し、少ないスペースで保管でき、6.組立中、 運搬中、展示中の安全性が格段に向上し、7.短時間で組み立てることが でき、8.組立道具が不要等々多くの懸案を一気に解決した額縁を世に提 供する。 【課題を解決するための手段】 【0012】 上記の課題を解決する手段として、展示会主催者側から提示される額縁の 寸法規制以外の要目であるデザイン、形状、色彩、構造、質量等は原則と して自由である場合が多く、許されている要目のすべてを考慮に入れ、更 に組立式額縁では額縁架台枠片と額縁装飾枠片を複数に分離·脱着できる 構造とするため組立性、安全性等に配慮した構造が最も重要となる。 【0013】 例えば四角形の組立式額縁の場合では全体を額縁架台枠片4パーツと額縁 装飾枠片4パーツ以上に分離·脱着できる構造に、枠片化する。その二つ の架台枠片両端に弧状のコーナリブを設け、ベルトクランプ又は荷締めベ ルト、ロープクランプ等を用い、四隅を同時、同方向、同じ大きさの力で 締め付け、架台枠片を組み立てる場合は、ベルトを締め付けスライドさせ るためにスライド溝を設ける。また、二つの力棒付架台枠片に付けている 力棒の先端を力棒挿入穴にはめ込み、四辺で構成している架台枠片のベル ト穴とバックルにベルトを通し、ベルトを締めて四角形の額縁に組み立て る。なお、本発明の組立式額縁は装飾枠片を使用せず架台枠片を円形、多 角形又は、四角形に組立ててそのまま額縁として使用することもできる。 装飾をする場合は装飾片を別途製作し、円形、多角形に組み立てた架台枠 片に強力磁石を取り付け、円形及び、多角形に組み立てた架台枠片に装飾 片を装備することが可能である。 【0014】 また、架台枠片と装飾枠片を脱着する場合は脱着媒介にネオジム磁石等の 強力磁石を用い、磁石は丸型円筒状のものとし、NS極の方向性が定まっ たものを使用し、同極の相互反発性を利用することで保管中にそれぞれの 枠片間で相互吸着が発生しないよう考慮した構造とする。 【0015】 なお、本説明では架台枠片組立締付ベルトを架台枠片の内側、即ち、額縁 表面から見えない額縁裏側面に取り付けた場合の説明であり、架台枠片の 外側、即ち、額縁架台の表側面に取り付けることも可能で、裏側面に取り 付ける方法に比べて額縁架台の組立速度は速くなる等の効果があるが、バ ックルが装飾枠片と干渉し、美観を損ねる等のデメリットもあり、用途に 適合させて、バックルが装飾枠片に干渉する対策を施し、ベルトの取り付 け位置を表裏どちらにするか選択することによって、適正な使い分けがで きる特徴を得ることができる。 【0016】 また、額縁装飾部は枠片化したものにデザイン、形状、色彩、質量のそれ ぞれにバラエティを持たせ、額合わせ作業が速くできるようにし、更に保 管スペース、保管コスト、を小さくすることができる。 【0017】 一方、額縁の重要機能である落下防止、破損防止、傷損防止の安全対策の 手段として、額縁架台枠片に作品をベルトクランプ又は荷締めベルト、ロ ープクランプ等の締付部材で締め付け固定·一体化する。比較的大型の額 の場合はベルトクランプ、又は荷締めベルト、ロープクランプ等の締付部 材を使用、比較的小型額には網状ゴムバンド又はゴムベルト等の弾性体を 用いて架台枠片と一体化する。四角形の額縁の場合では四つの架台枠片の 内、二つのコーナリブ付架台枠片のベルト通し穴にベルトを通し、力棒付 架台枠片の力棒に荷締めベルトのベルトを半巻し、荷締めベルトのベルト をバックルに通し、ベルトを締め、作品の四隅の上から力を加えて締め付 け、四つの架台枠片に固定し、額縁と作品を一体化することができる。 【0018】 また、額縁の架台枠片を組み立てるためのベルト及び、作品を固定するた めに同じベルトを使うことにより、1本のベルトが外れた場合でも、もう 一本のベルトが健在であれば落下、分解等が発生しないため結果的に2重 の安全対策となり、組立式額縁全体の強度と安全性が保持できる。 【0019】 なお、ゴムバンド、ゴムベルト等の弾性体を使用して作品と架台枠片を一 体化させる比較的小型の額縁では、ベルト通し穴、力棒の代わりにフック 等を使用し、フックにゴムを引っかけて作品を押え固定することも可能で ある。 【発明の効果】 【0020】 本発明は組立式額縁を額縁架台枠片と額縁装飾枠片に分け、組立にベルト クランプ、ロープクランプ又は、荷締めベルト等を使用し、架台枠片の構 造材の一部として力棒を取り付ける。これらの技術を用いて、力棒付枠片 とコーナリブ付枠片を組み立て、ベルトを締めることによって、同時、同 方向、同じ大きさの力で道具を使用せず短時間で強固に、組み立てること ができる。この構造にすることにより、1.主催者側からの制約事項であ る額縁の寸法を満足し作品のイメージに合った額装が速くでき、2.額装 の労力を大幅に減じ、3.作品に掛かる傷損リスクを減じ、4.分解して 運搬できるため移動しやすく低コストで、5.使用後分解し、少ないスペ ースで保管でき、6.組立中、運搬中、展示中の安全性が格段に向上し、 7.短時間で組み立てることができ、8.組立道具が不要で、9.適正な 強度が確保でき、10.円形、多角形に合った適正な角度が確保できる等々 多くの懸案を一気に解決し、大きな効果をあげることができる。 【0021】 本発明は組立式額縁であり、作品の展示は作品のイメージを引き立てる額 縁を選定することが最も大切である。従って、作品の展示には作品に最も 適した造形·色彩·サイズ等に配慮し、額合わせ作業を行う必要があるが、 現状、額縁の選定には取り付ける、取り外す、の繰り返し作業が不可欠の ため選定労力は少なく、速く、容易に行えることが必要である。 その対策として本発明では作品を組み立てた架台枠片に作品固定締付ベル トを力棒に半巻掛けし、作品固定ベルト穴にベルトを通して作品を固定し、 強力磁石を用いた装飾枠片だけを取り換えることで最適な装飾枠片の選定 を短時間で容易に行うことができる。 【0022】 作品を架台枠片に固定する手段として、比較的大型の額はベルトクランプ、 又は荷締めベルト、ロープクランプ等を使用、比較的小型の額は網状ゴム バンド、ゴムベルト等の弾性体の締付部材を用い、ベルトを使用する場合 はベルト穴にベルトを通し、力棒にベルトを巻き、バックルに通し、ベル トの端を締めることによって作品の上から同時均等、同方向に締め付け、 額縁架台枠片に短時間で固定一体化できる。網状ゴムバンド、ゴムベルト 等を使用する場合は4ッつの架台枠片にフック等を取り付け、ゴムベルトを引っ掛けて作品を架台枠片と固定一体化できる。
具体实施方式:
【0024】 本実施例の組立式額縁は、図1作品を入れた組立後の組立式額縁表面全体図 によると、コーナリブ付架台枠片2、力棒付架台枠片4、コーナリブ付架台 枠片6、力棒付架台枠片8、装飾枠片1、装飾枠片3、装飾枠片5、装飾枠 片7を確認でき、組立式額縁の四辺枠を構成している。 【0025】 また、図2の作品を入れた組立後の組立式額縁裏面全体図及び、図3の作品 を外した組立後の組立式額縁裏面全体図によると、コーナリブ付架台枠片 2、力棒付架台枠片4、コーナリブ付架台枠片6、力棒付架台枠片8、の4 つの枠片と、架台枠片組立締付ベルト9及び、架台枠片組立締付ベルトバッ クル10が確認できる。組立はコーナリブ付架台枠片2、力棒付架台枠片4、 コーナリブ付架台枠片6、力棒付架台枠片8、の4つの架台枠片を四角に仮 置きし、先に枠片組立締付ベルト9を図7のコーナリブ付架台枠片図D-D断 面図2iへ、図8のE 部拡大図2aコーナベルト通し角溝に通し、その後、 2つの力棒付架台枠片それぞれに付けている図6の力棒付架台枠片図4b力 棒の先端四か所を、2つのコーナリブ付架台枠片のコーナリブが有するそれ ぞれの図7のコーナリブ付架台枠片図符号2d力棒挿入穴に挿入し、架台枠 片組立締付ベルト9を架台枠片組立締付ベルトバックル10に通し、締める ことにより行われ、各々の四つの枠片は強固に組み立てられ一体化される。 【0026】 これらの組立完了後の、額縁のコーナ部分は図12のコーナリブ付架台枠片 のコーナ部拡大図に示されている。本図において架台枠片組立締付ベルト9 が各々の枠片の内側であることがわかる。また、図13は外ベルト方式のコ ーナ部組立裏面図であり、架台枠片組立締付ベルト9が各々の枠片の外側の 場合であり、内側方式と基本的な考え方は同じであるがコーナリブとL型枠 片を接合する際の接合方法が本説明の方法ではコーナリブの側面に直接当 てて接合するが、図13の外ベルト方式のコーナ部組立裏面図ではコーナリ ブと符号2コーナリブ付架台枠片が接着剤とビス等で固定一体化され、リブ の隅に符号8力棒付架台枠片がはめ込まれ組み立てられる方法である。 【0027】 また、3Dプリンター等を使用した一括製作による方法では枠片とリブの接 合にビス、接着剤等々を使用する必要性が無く、容易に製作できる。 【0028】 一方、同図面2によると作品13を架台枠片に固定一体化するために作品固 定締付ベルト11及び、作品固定締付ベルトバックル12を使用するがベル トをセッティングする前に、枠状に組み立てられた架台枠片の裏面から先に 作品13をはめ込み、作品固定締付ベルト11のベルト先端を図6力棒付架 台枠片図符号4b力棒の下へくぐらせ力棒の上に出し、図5B-Bの断面図力 棒付枠片中間リブ符号4cの上部から更に力棒の下をくぐらせ、図7作品固 定ベルト通し穴D-D断面図符号2eに通し、更に作品固定締付ベルト11の ベルト先端を図6力棒付架台枠片図符号4b力棒の下へくぐらせ次に同力 棒の上に出し、図5B-Bの断面図力棒付枠片中間リブ符号4cの上部から同 力棒下をくぐらせ、図7のコーナリブ付架台枠片図D-D断面図符号2e作品 固定ベルト通し穴に通し、作品固定締付ベルトバックル12に通し、ベルト を締め付けることにより作品を固定し、架台枠片とも一体化する。 【0029】 尚、本実施例の説明では作品を枠片に固定する場合ベルトクランプ、荷締め ベルト、ロープクランプ等々を使用することとしているが、これは大型の額 縁を対象としており、比較的小型の額縁に作品を取り付ける場合、締付部材 以外では網状ゴムバンド、ゴムベルト、等々の弾性体を枠片の裏に取り付け たフック等に引っかけて、作品を押さえつけて使用することもできる。 【0030】 次に個々の枠片の説明であるが図6の力棒付架台枠片図によると、枠片本体 の断面はL字型をしており、力棒4bと力棒付枠片中間リブ4cが2か所及 び、強力磁石4dが2か所で構成されている。この構造は組立完了後、裏側 に取り付けられた同図4b力棒、各々のリブ類、及び作品、ベルト等々が表 面から見えない構造としており、また、ベルトで締め付けた場合、発生する 反力に対し、断面係数を大きくし強度を高めるため形状をL型としている。 一方、長手方向の形状は正面は角型、上下平面は台形型としており、45度 に角度の付いた先端は組立時、図8のE 部拡大図2bコーナリブの上部に 乗り、4b力棒の先端を組立時の位置決めに際し、図8のE部拡大図力棒挿 入穴2dに同時にはめ込むため、全体に材料の厚みも含めて45度の角度に している。 【0031】 また、力棒付枠片中間リブ4cの取り付け位置は、作品を展示する際に必要 な釣り紐を取り付ける位置であって縦展示、横展示、共にそれぞれの長辺、 短辺の約1/3の位置であり、これに合わせた位置に各枠片のそれぞれに2 か所以上取り付けて枠片の補強と兼用する。 【0032】 なお、本枠片全体の材料は木材、高分子材、金属、石材、紙材等々が考えら れ、これらの材料と製作方法、及び用途を合わせて適正に使い分ける。とり わけ力棒は軽量で必要な強度を確保できるアルミニウムパイプ、高分子材 等々が良い。 【0033】 また、一方、強力磁石4dの取り付け数は図6によると1枠片あたり2か所 であるが額縁のサイズによっては2か所以上必要になる。図9の強力磁石取 付図によれば、L型母材の装飾枠片取付面の適正な取付位置に、強力磁石が 枠片面から2mm程度出張る程度の深さで、磁石の外径より少し大きい凹丸 穴を座繰りする。そして磁石の反発性を利用するため磁石の吸着面極性を同 方向に揃え、木ねじ2h等を用い、座繰り穴に磁石を入れ取付母材にねじ込 んで固定する。また、必要に応じて、母材面と磁石下面に二液混合式の強力 接着剤等を塗布·併用し取付の強度を確保する。 【0034】 なお、1個当たりの強力磁石の必要吸着力は取付方法、磁石吸着面と鉄片の 吸着面面積、相互の取り付け精度による傾き、スキマ等々で変わるが安全性 を考慮し、試作実験から、メーカ提示の吸着力の概ね5倍の吸着力の磁石を 選定する必要ある。 【0035】 一方、図7のコーナ付架台枠片によると、図6の力棒付架台枠片と同様に、 本枠片本体の断面はL字型としており、両端はコーナリブ2bとコーナリブ 付枠片中間リブ2cが2か所と強力磁石2fの2か所で構成されている。こ の構造は組立完了後、裏側に取り付けられた同図4b力棒、各々のリブ類、 及び作品やベルト等々が表面から見えない構造にしている。また、ベルトで 締め付けた場合、発生する反力に対し、必要な強度を確保するため断面係数 が大きくなるような形状のL型にしている。 【0036】 一方、長手方向の投影形状は、図7の2bコーナリブが両端についているた め、正面、上下平面共に長方形となっている。角度の付いた先端は図6の力 棒付架台枠片の45度に角度を付けた先端部と図7のコーナリブ付架台枠 片2bのコーナリブ上で直角に相対し、組み立てる。 【0037】 なお、中間リブ取付位置·数量、枠片材質、強力磁石の選定·取付方法·数 量等々は図6の力棒付架台枠片と同様である。 【0038】 つぎに装飾枠片の全体投影形状は、図10装飾枠片図の正面図によると台 形、上平面では長方形となっており、同図G-G矢視図で側面投影形状は本 図1c装飾のデザインにより、まちまちの形状になるが、概ね、変形T型を している。装飾枠片は本図10装飾枠片の1a装飾枠片吸着用鉄片2か所、 1c装飾と1d装飾化粧版とで構成している。本枠片は架台枠片と同様の理 由で両先端に45度の角度がついている。図11額縁装飾枠片鉄片取付拡大 図によると1a装飾枠片吸着用鉄片は、母材面から1mm程度引っ込めて取 付る。鉄片を受ける窪みの形状は楕円もしくは長方形の凹穴である。更に鉄 片を取り外す時に強力磁石の磁力から逃れる必要があり、そのために強力磁 石の直径とほぼ等しい寸法、1eの取り外し空間を作る。鉄片は、強力磁石 と同様に木ねじと接着剤の併用で、取り付ける。また、枠片装飾部の材料は 装飾の方法、例えば彫刻をするか否か、木目を活かすか否か、金属光沢にす るか否か、大量生産をするか否か、装飾と装飾枠片を接合するか否か、額縁 コーナ飾りを付けるか否か、等々を考慮して決定するので1d装飾枠片化粧 版を除き、多種多様に製作することとなる。 【符号の説明】 【0039】 1 装飾枠片 1a 装飾枠片吸着用鉄片 1b 装飾枠片吸着用鉄片固定木ねじ 1c 装飾 1d 装飾枠片化粧版 1e 取り外し空間 2 コーナリブ付架台枠片 2a コーナリブベルト通し角溝 2b コーナリブ 2c コーナリブ付枠片中間リブ 2d 力棒挿入穴 2e 作品固定ベルト通し穴 2f 強力磁石 2g 作品固定コーナ切欠き 2h 強力磁石固定木ねじ 2i コーナリブ付枠片中間リブベルト通し角溝 3 装飾枠片 4 力棒付架台枠片 4a 力棒付枠片中間リブベルト通し角溝 4b 力棒 4c 力棒付枠片中間リブ 4d 強力磁石 5 装飾枠片 6 コーナリブ付架台枠片 7 装飾枠片 8 力棒付架台枠片 9 架台枠片組立締付ベルト 10 架台枠片組立締付ベルトバックル 11 作品固定締付ベルト 12 作品固定締付ベルトバックル 13 作
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