IPC分类号:
B44C3/02 | B44F1/08 | G09F3/02 | G09F13/42
国民经济行业分类号:
C2438 | C2436 | C2435 | C2434 | C2433 | C2432 | C2431 | C3076 | C3075 | C2439
当前申请(专利权)人地址:
東京都江東区大島3丁目2番6号
发明人:
串田 秀男 | 木内 俊明 | 小杉 昭和
技术功效语段:
〕以上の説明から明らかなように、本考案は、容器等の基体の裏面に紫外線の照射により変色する化合物を含有する変色塗料によって印刷層を印刷したので、紫外線を照射した一定の条件のもとに於いて、奥行の深い視覚的な面白味が達成でき、しかも紫外線が照射されない限りこの印刷層が目立たず、更には、この印刷層の剥落を防止することができる等、多くの優れた効果を発揮するものである。
权利要求:
【請求項1】透明な基体(1)の裏面に、紫外線の照射により変色する変色塗料で印刷成形された印刷層(2)と、該印刷層(2)を含む前記基体(1)の裏面全域に、変色前の前記印刷層(2)と同色の塗料で塗布成形された上塗り層(3)と、を積層形成して成る装飾被膜。
【請求項2】印刷層(2)の変色後の色彩を、上記上塗り層(3)の色に対して補色として成る請求項1記載の装飾被膜。
【請求項3】印刷層(2)の変色後の色彩を、基体(1)の色に対して補色として成る請求項1記載の装飾被膜。
【請求項4】変色前の印刷層(2)の色および上塗り層(3)の色を、基体(1)と同色にして成る請求項1記載の装飾被膜。
技术领域:
本考案は、容器等に施される装飾用、説明用の表示を、紫外線が照射されることによって視認できるようにした装飾被膜に関するものである。
背景技术:
容器等には、意匠的な美観を目的として、或いは収納する物の説明用として、種々の表示が施される。
この表示の具体的な実現手段としては、例えば、所定の紙に印刷を施したラベルを、容器等の外表面に貼着するものであったり、或いは、外表面に直接印刷を施したりするものである。
发明内容:
装飾用、説明用の表示機能としては、上記の構成で充分であるが、更には、商品としての付加的価値を高めることに鑑みると、この表示を視覚的に面白味のあるものにすることも要求される。
そこで、この視覚的な面白味を満足させる表示形態として、一定の状況のもとでは視認できない表示が、この状況を変化させることにより視認できるようにすることが考えられるに至った。
次に、この状況の変化によって表示の可視、不可視を実現させる手段として、フォトクロミック化合物を注目した。このフォトクロミック化合物は、紫外線が照射されると発色若しくは変色する性質を有しており、従って、この化合物を混入した塗料で表示を施せば、一定の状況である紫外線の照射によって表示の視認が可能となり、視覚的な面白味を満足させるものとなる。
よって、本考案は、容器等の透明な基体の裏面に紫外線の照射により変色する化合物を含有する変色塗料によって印刷層を印刷して、視覚的な面白味を達成できるようにし、この印刷層の剥落を防止することを、その技術的課題とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案による手段は、透明な基体の裏面に、紫外線の照射により変色する変色塗料で印刷層を印刷成形すること、この印刷層を含む基体の裏面全域に、変色前の印刷層と同色の塗料で上塗り層を塗布成形すること、にある。
この上記手段に加えて、印刷層の変色後の色彩を、上塗り層の色に対して補色に設定すること、または印刷層の変色後の色彩を、基体の色に対して補色に設定すること、さらには変色前の印刷層の色および上塗り層の色を、基体と同色に設定することが望ましい。
〔作用〕
上記した構成にあって、基体の裏面に印刷された印刷層は、その変色塗料の含有する化合物が紫外線の照射を受けて変色するため、その場合のみ、透明な基体を通して外部から視認できることになり、この場合、印刷層が現出する模様は、基体を通して視覚されるために、基体が発揮する光学効果により立体感のある状態で観察されることになる。
また、紫外線の照射がない場合、この印刷層は、少なくとも上塗り層と同色であるために、その存在を視認することができない。
更に、上記した上塗り層は上塗り塗布されるものであるから、コーティング作用を果すことになり、印刷層の剥落を防止することになる。
そして、印刷層の変色後の色彩を、基体と上塗り層との一方または両方の色に対して補色としているので、紫外線の照射を受けた印刷層は、コントラストが強くなって際立ったものになる。
具体实施方式:
実施例について、図面を参照して説明する。
本考案は、透明な基体1の裏面に、紫外線の照射で他の色に変色する化合物を含有する変色塗料によって印刷層2を印刷し、更にこの印刷層2を含む基体1の裏面全域に、塗料による上塗り層3を塗布形成した装飾被覆である。
上記した基体1としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン等の合成樹脂で成形される容器、或いは、合成樹脂製のシートフィルムで構成する。また、基体1たる容器は、ボトル、コンパクト、キャップ、ケース、その他の製品が考えられる。
また、印刷層2の変色塗料に含有させる紫外線の照射によって変色する化合物としては、フォトクロミック化合物が挙げられる。
フォトクロミック化合物とは、光が照射されると変色し、熱や他の波長の光によって、可逆的に元の色彩状態に戻るものである。つまり、スピロオキサジン系のフォトクロミック化合物は、300〜400ナノメータ程度の波長の紫外線を照射すると、無色から発色または他の色の変化する。
容器等の基体1は、無色若しくは有色の透明体であって、着色する場合には、その色は、印刷層2の図柄や文字が発色した際に鮮やかになるように選択される。
従って、ここでの印刷層2の変色塗料の変色とは、狭義の変色と、発色の二種の意味をもち、印刷層2の色彩が基体1及び上塗り層3の色彩と同一であって、紫外線の照射によって視認できるような場合には、印刷層2が変色するものであり、印刷層2の色彩が無色である場合には、紫外線の照射を受けて発色する形態となる。
印刷層2の印刷厚味は、3μm以上程度が適当である。この値以下であると、フォトクロミック化合物の量が少なくなるため、発色が淡いものになってしまうからである。
また、上塗り層3は、基本的には、印刷層2の剥落を防止するものであるが、基体1が容器であるような場合には、当然化粧料等を収納することになるのであるから、耐内容物性に優れたものでなければならない。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案は、容器等の基体の裏面に紫外線の照射により変色する化合物を含有する変色塗料によって印刷層を印刷したので、紫外線を照射した一定の条件のもとに於いて、奥行の深い視覚的な面白味が達成でき、しかも紫外線が照射されない限りこの印刷層が目立たず、更には、この印刷層の剥落を防止することができる等、多くの優れた効果を発揮するものである。