IPC分类号:
B44C5/00 | B29C47/02 | B29C65/02 | B29C65/48 | B29L31/30 | B60R13/04 | C07C271/06
国民经济行业分类号:
C2438 | C2436 | C2435 | C2434 | C2433 | C2432 | C2431 | C3076 | C3075 | C2439
当前申请(专利权)人地址:
愛知県大府市長根町4丁目1番地
摘要:
【目的】 モールディングの本体は曲げ加工可能な軟質の合成樹脂とし、脚部はアイオノマー樹脂として脚部が強靱で適度な弾性を有するようにし、かつ装飾面の耐久性良好なモールディングを提供すること。
【構成】 表面に装飾面が設けられた軟質合成樹脂のモールディング本体と、クリップとなるアイオノマー樹脂の脚部とを接合してなるモールディングである。本体は接着剤層を介して合成樹脂フィルム層に接合され、合成樹脂フィルム層は金属蒸着層を介して脚部に熱溶融により接合された接合構造を有する。本体表面の装飾面は本体に塗着した着色層上に透明の接着剤層を介して透明のフッ素樹脂層が重合接着されてなる。
技术问题语段:
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記した従来のバンパーモールディング41は全体がアイオノマー樹脂で形成されるため、剛性があり過ぎて、装着の際、小さなコーナ部には追従し得ない問題があり、かつ全体をアイオノマー樹脂で作るため、高価となる問題があった。また、透明なアイオノマー樹脂(被覆樹脂層46)で覆った装飾面44は、アイオノマー樹脂自体が耐候性がないことより、長期の使用に耐えない問題があった。そこで本発明の課題は、モールディングの本体を曲げ加工可能な軟質の合成樹脂となし、脚部はアイオノマー樹脂よりなり、脚部が強靭で適度な弾性を有するようにし、材料費を安価になし得、かつ装飾面の耐久性良好なモールディングを提供することにある。
技术功效语段:
【0015】【発明の効果】本発明は本体を軟質樹脂とし、脚部をアイオノマー樹脂となしたので、本体は曲り形状のきつい部分に対しても装着でき、脚部は強靭でかつ弾性を有しクリップ作用をさせるに都合がよい。本体は接着剤層によりポリエステルなどの合成樹脂フィルム層に接着され、脚部は合成樹脂フィルム層の金属蒸着層に熱溶融接着されているので、本体と脚部との接合性は強固である。そして、本発明は脚部にアイオノマー樹脂を用いるので、本体及び脚部がアイオノマー樹脂にてなる従来のモールディングに較べ、アイオノマー樹脂量が少なくて安価になし得る。また、本発明の装飾面は、本体に塗着した着色層上に透明の接着剤層を介して透明のフッ素樹脂層を重合接着してなる構造としたので、着色層は透明のフッ素樹脂層を介して美しく、かつ耐候性大のフッ素樹脂層にて長期にわたり保護される。
权利要求:
【請求項1】 表面に装飾面が設けられた軟質合成樹脂のモールディング本体と、クリップとなるアイオノマー樹脂の脚部とを接合してなるモールディングであって、前記本体は接着剤層を介して合成樹脂フィルム層に接合され、該合成樹脂フィルム層は金属蒸着層を介して脚部に熱溶融接合された接合構造を有し、かつ前記本体表面の装飾面は本体に塗着した着色層上に透明の接着剤層を介して透明のフッ素樹脂層が重合接着されてなることを特徴としたモールディング。
技术领域:
この発明は、車両、船舶、建築用などに使用されるモールディングに関する。
【0002】
背景技术:
従来、例えば図10に示すように、バンパーモールディング41はモールディング本体42と、クリップとなる脚部43がアイオノマー樹脂で一体成形されている。そして、本体42の装飾面44は表面の取付け凹部に装飾フィルム45を配置し、該装飾フィルム45を透明アイオノマー樹脂よりなる被覆樹脂層46で被って形成されている。
【0003】
发明内容:
しかしながら、前記した従来のバンパーモールディング41は全体がアイオノマー樹脂で形成されるため、剛性があり過ぎて、装着の際、小さなコーナ部には追従し得ない問題があり、かつ全体をアイオノマー樹脂で作るため、高価となる問題があった。また、透明なアイオノマー樹脂(被覆樹脂層46)で覆った装飾面44は、アイオノマー樹脂自体が耐候性がないことより、長期の使用に耐えない問題があった。そこで本発明の課題は、モールディングの本体を曲げ加工可能な軟質の合成樹脂となし、脚部はアイオノマー樹脂よりなり、脚部が強靭で適度な弾性を有するようにし、材料費を安価になし得、かつ装飾面の耐久性良好なモールディングを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するための本発明の手段は、表面に装飾面が設けられた軟質合成樹脂のモールディング本体と、クリップとなるアイオノマー樹脂の脚部とを接合してなるモールディングであって、前記本体は接着剤層を介して合成樹脂フィルム層に接合され、該合成樹脂フィルム層は金属蒸着層を介して脚部に熱溶融により接合された接合構造を有し、かつ前記本体表面の装飾面は本体に塗着した着色層上に透明の接着剤層を介して透明のフッ素樹脂層が重合接着されてなるモールディングとされる。モールディングの形状は適用個所により所定形状に形成される。
【0005】
【作用】モールディングの本体は軟質であり、必要により曲げ得る。脚部はクリップとして好ましい強靭でかつ弾性を有する。本体は接着剤層により合成樹脂フィルム層の片面に接着され、脚部は合成樹脂フィルム層の他面に設けた金属蒸着層に接合される。アイオノマー樹脂はその分子構造中にカルボン酸基を有し、金属蒸着層の金属粒子と樹脂の熱溶融により接着させることができる。金属蒸着層は、アイオノマー樹脂の接着に役立つ。装飾面は着色層がフッ素樹脂層で被われていることより、着色層の耐候性は良好である。
【0006】
具体实施方式:
次に本発明の第1実施例を、図1〜図4に基づいて説明する。図4は自動車のバンパーに取付けられるバンパーモールディング1を示している。バンパーモールディング1はモールディング本体(単に本体ともいう。)2とクリップ作用をなす適数個所の脚部5を主体としている。図1に示すように、前記本体2はPVC(ポリ塩化ビニル)などの軟質合成樹脂にて形成され、外面側は装飾面3とするための加工処理がされている。装飾面3は図3に示すように、本体2の上面に塗装による着色層11が設けられ、該着色層11には透明の接着剤層12を介して透明のフッ素樹脂層13が重ねられて接着されてなる。なお、着色層11の色は周囲の外装色と同一、あるいは所定の異なる色にされる。表面のフッ素樹脂層13は耐候性良好であり、下部の着色層11を保護する。
【0007】前記脚部5はアイオノマー樹脂にて形成され、先端側がばね作用を有する広がった二つ割りとされ、その基部6は本体2の裏面4に少し埋め込んで接合されている。7は接合部である。図2に示すように、本体2と脚部5基部6との接合部7は片面に金属蒸着層9を設けた合成樹脂フィルム層8を介して設けられる。合成樹脂フィルム層8はポリエステルなどの合成樹脂のフィルムあるいはシートが用いられる。金属蒸着層9は、たとえばアルミニウムなどの金属を合成樹脂フィルム層8面に真空蒸着することにより設けられ、合成樹脂フィルム層8となす合成樹脂のフィルムあるいはシートに対して予め形成される。
【0008】本体2は接着剤層10を介して合成樹脂フィルム8の樹脂面に接着され、脚部5は該合成樹脂フィルム8の金属蒸着層8に加熱溶融にて接着される。脚部5はアイオノマー樹脂よりなるので基部6の加熱溶融により金属蒸着層9に化学的に接着する。本体2と脚部5は接合部7により強固に接合される。かくして形成されるバンパーモールディングは自動車バンパーの装着部位に脚部5〜5を介して装着される。
【0009】次いで本発明の第2実施例を、図5〜図9に基づいて説明する。この第2実施例は自動車のウインドモールディング21の場合であり、図5は本体22と脚部25の接合部27を含む断面を示している。本体22はPVCなどの軟質合成樹脂にて形成され、所定部位にはシール用のシール部材23,23が取付けられている。本体22の外面側は装飾面31とするための加工処理がされている。装飾面31は図7に示すように、本体22の上面に塗装による着色層32が設けられ、該着色層32には透明の接着剤層33を介して透明のフッ素樹脂層34が重ねられて接着されてなる。着色層32の色は周囲の外装色と同一、あるいは所定の異なる色にされる。
【0010】前記脚部25はアイオノマー樹脂にて形成され、先端側にはばね作用が付与され、その基部26は本体22の裏面24に少し埋め込んで接合されている。図6に示すように、本体22と脚部25、基部26との接合部27は片面に金属蒸着層29を設けた合成樹脂フィルム層28を介して設けられる。本体22は接着剤層30を介してポリエステルなどの合成樹脂フィルム層28の樹脂面に接着され、脚部25は該合成樹脂フィルム層28の金属蒸着層29に加熱溶融にて接着される。脚部25はアイオノマー樹脂であり、基部26の加熱溶融により金属蒸着層29に化学的結合し強固に接着する。
【0011】なお、ウインドモールディング21の成形の際は着色層32及び接合部27の各部分は接合する本体22あるいは脚部25と同材質のフィルム22A,25Aを予め重ねて接合した接合フィルムF1,F2となし、これを成形型に配置して本体22及び脚部25が形成される。すなわち、図8に示すように、着色層32は本体22と同じ軟質合成樹脂のフィルム22Aに接着層33及び透明のフッ素樹脂層34を重ね、これらの接合された接合フィルムF1となす。
【0012】一方、接着剤層30、合成樹脂フィルム層28及び金属蒸着層29よりなる接合部27は予めこの三層を重ね、さらに接着剤層30上には本体22と同じ軟質合成樹脂のフィルム22Aを重ね、かつ金属蒸着層29にはアイオノマー樹脂のフィルム25Aを重ね、これらの金属を接合させて接合フィルムF2となす。そして、成形型内に接合フィルムF1、及び接合フィルムF2を各々配置し(図8参照)、軟質合成樹脂のフィルム22A,22A側には本体22を押出し成形し、かつ接合フィルムF2のアイオノマー樹脂のフィルム25A側にはアイオノマー樹脂の脚部25を押出し成形することにより、接合フィルムF1が本体22に接合され、かつ接合フィルムF2を介して本体22と脚部25が接合されたウィンドモールディング21を得る。
【0013】接合フィルムF1と本体22はフィルム22Aを介して成形時に融着接合される。図7のM1は融着線を示す。接合フィルムF2と本体22はフィルム22Aを介して融着接合され、接合フィルムF2と脚部25はフィルム25Aを介して融着接合される。図6のM2,M3は各融着線を示す。かくして形成されるウインドモールディング21は自動車のウインドの装着部位に脚部25〜25を介して装着される。
【0014】第1実施例及び第2実施例の接合部において、本体は接着剤層を介して合成樹脂フィルム層に接合させたが、接着剤層は金属蒸着層となじみ易く、接合性の良いことより、たとえば図9に示す接合部37のように、両面に金属蒸着層29,29を設けたポリエステルの合成樹脂フィルム層28を使用して、本体22は接着剤層30と金属蒸着層29を介して合成樹脂フィルム層29に接合し、該合成樹脂フィルム層28は金属蒸着層29を介して脚部25に接合した構造としてもよい。 前記した実施例はバンパーモールディング1及びウインドモールディング21の場合について説明したが、本発明は自動車用のモールディングに限るものではなく、車両、船舶、建築用などのモールディング一般に適用される。
【0015】
【発明の効果】本発明は本体を軟質樹脂とし、脚部をアイオノマー樹脂となしたので、本体は曲り形状のきつい部分に対しても装着でき、脚部は強靭でかつ弾性を有しクリップ作用をさせるに都合がよい。本体は接着剤層によりポリエステルなどの合成樹脂フィルム層に接着され、脚部は合成樹脂フィルム層の金属蒸着層に熱溶融接着されているので、本体と脚部との接合性は強固である。そして、本発明は脚部にアイオノマー樹脂を用いるので、本体及び脚部がアイオノマー樹脂にてなる従来のモールディングに較べ、アイオノマー樹脂量が少なくて安価になし得る。また、本発明の装飾面は、本体に塗着した着色層上に透明の接着剤層を介して透明のフッ素