IPC分类号:
F21V8/00 | G02B6/00 | G02F1/1335 | G02F1/13357
国民经济行业分类号:
C4350 | C3874 | C4090 | C3879
当前申请(专利权)人地址:
京都府京都市山科区東野北井ノ上町5番地の22
摘要:
【目的】 放電管の低温時の始動性を改善する。
【構成】 反射フィルム7を備えた放電管4の外周部にヒーター11を設けた。
【効果】 放電管を加温することにより低温時の始動性が改善され、良好な点灯特性を得ることができる。
技术问题语段:
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような面発光装置2において、放電管4として用いられている蛍光管には通常管内に数Torrのアルゴンガスと水銀が封入されているが、温度変化に伴って水銀の蒸気圧が大きく変化するため点灯に要する始動電圧が変化する。特に低温ではアルゴンガスと水銀ガスの分子数の比率が変化し、水銀ガスへのエネルギートランスファー効果が少なくなって始動電圧が高くなるという特性がある。
このため、従来の面発光装置では放電管の低温時の始動性が良くないという問題が生じていた。
この考案はこの点に着目し、放電管の低温時の始動性を改善することを課題としてなされたものである。
技术功效语段:
【0009】【考案の効果】上述の実施例から明らかなように、この考案は、液晶表示用の面発光装置において反射フィルムを備えた放電管の外周部にヒーターを設けたものである。従って、ヒーターで放電管を加温することにより低温時でも始動電圧を低く保ち、低温時の始動性を改善して良好な点灯特性を得ることができるのであり、視認性のよいバックライト型の液晶表示装置の性能を一層向上することに効果がある。
权利要求:
【請求項1】 導光板の縁部に配置された放電管の光を該放電管に備えた反射フィルムにより導光板に導くと共に、液晶表示素子に向けて反射及び拡散させることによって液晶表示素子を背面から照射するように構成された液晶表示用面発光装置において、上記反射フィルムを備えた放電管の外周部にヒーターを設けたことを特徴とする液晶表示用面発光装置。
技术领域:
この考案は液晶表示素子を背面から照射する面発光装置の改良に関する。
【0002】
背景技术:
液晶表示装置には視認性を向上するために液晶表示素子を背面から照射するようにしたバックライト型のものがあり、例えばラップトップ型のような小型化された表示装置にはこのタイプのものが多く用いられている。
図5はこのようなバックライト型の液晶表示装置の概略側面図であり、1は液晶表示素子、2はバックライトとして用いられている面発光装置である。
【0003】
面発光装置2は、アクリル樹脂などからなる透明な板状のものに光を反射させる材料を印刷した印刷層を有する導光板3を設け、その片側または両側の縁部に冷陰極型蛍光管などの棒状の放電管4を配置し、導光板3の液晶表示素子側には拡散板5を、反対側には反射板6をそれぞれ配置した構造であり、放電管4の外側には光を導光板3に導くための反射フィルム7が設けられている。この面発光装置2は放電管4の光が導光板3内で反射及び拡散され、更に反射板6と拡散板5の作用も加わることによって面状の光源となるのであり、液晶表示素子1はこれにより背面から照射されることになる。
【0004】
发明内容:
上記のような面発光装置2において、放電管4として用いられている蛍光管には通常管内に数Torrのアルゴンガスと水銀が封入されているが、温度変化に伴って水銀の蒸気圧が大きく変化するため点灯に要する始動電圧が変化する。特に低温ではアルゴンガスと水銀ガスの分子数の比率が変化し、水銀ガスへのエネルギートランスファー効果が少なくなって始動電圧が高くなるという特性がある。
このため、従来の面発光装置では放電管の低温時の始動性が良くないという問題が生じていた。
この考案はこの点に着目し、放電管の低温時の始動性を改善することを課題としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、この考案では、上記のような液晶表示用の面発光装置、すなわち、導光板の縁部に配置された放電管の光を導光板に導き、液晶表示素子に向けて反射及び拡散させることにより液晶表示素子を背面から照射するように構成された面発光装置において、光を導光板に導くための反射フィルムを備えた放電管の外周部にヒーターを設けている。
【0006】
【作用】
ヒーターによって放電管が加温されるので低温時でも始動電圧が低くなり、始動性が改善されて良好な点灯特性が得られる。
【0007】
具体实施方式:
次に、図1乃至図4によりこの考案の一実施例について説明する。なお、上記の従来例と同じ部分は同じ符号で示してあり、異なる点を中心として述べる。
図において、11はこの考案によって設けられたヒーターであり、例えば2枚のシリコンラバーの間に所定のパターンで発熱抵抗線を配置し、加熱成形して全体をシート状に一体化した構造となっている。図2はその外観を例示したものであり、12はシリコンラバー、13は発熱抵抗線、14はリード線である。
図3はヒーター11の取り付け状態を示す破断斜視図であり、反射フィルム7の外側から冷陰極型蛍光管などの放電管4の外周にヒーター11を巻き付けてある。リード線14は適宜電源に接続される。なお、ヒーター11は図4の(a)のように放電管4のほぼ全長にわたって設けてもよく、あるいは(b)のように放電管4の電極部分を中心に両端に分けて設けてもよい。
【0008】
実施例は上述のような構成であって、低温時にはヒーター11を作動させて放電管4を反射フィルム7を通して加温することにより、放電管4の始動電圧の低下を防止して良好な始動性を維持することができるのである。
なお、ラップトップ型のような小型な液晶表示装置はバッテリ電源を用いたものが多く、装置を使用しない時に常時ヒーター11を作動させておくことはバッテリ電源を無駄に消耗させることになる。このため、例えば手動のヒータースイッチを設けて使用開始に先だってヒーター11を作動できるようにするなど、適切な機能が得られるように構成しておくことが望ましい。
【0009】
【考案の効果】
上述の実施例から明らかなように、この考案は、液晶表示用の面発光装置において反射フィルムを備えた放電管の外周部にヒーターを設けたものである。
従って、ヒーターで放電管を加温することにより低温時でも始動電圧を低く保ち、低温時の始動性を改善して良好な点灯特性を得ることができるのであり、視認性のよいバックライト型の液晶表示装置の性能を一層向上することに効果がある。